ヲタク、さっそくカッコイイ所を見せたいようです
前回のあらすじ!
能力がなんとなーく分かってきたオタクは天国(比喩)へとたどり着くのであった
天使に心配された
これだけでテンパってしまったオタクを責めることはできない
しかも天然で、本気でオタクを心配してくれてるからこそ更に点が高い(演技という可能性も捨てきれないが演技ならばもっと良い男を選ぶ筈である)
…それがしまた誹謗中傷を受けた気がするであります
そしてほんの少しの時間がたつ
なんとかオタクは返答をすることができた
「ぐっ…具合は大丈夫であります。それよりもそれがし無一文なのでありますが働ける場所はあるでありますか?」
おお無駄に環境適用スキルは高いみたいだ!
「それならそこの役場まで案内しますよ?」
「たっ…たすかるであります!」
またもや言葉に詰まってしまったがこれは良い傾向だ
美少女とちゃんと交流でき、仕事も得られそうだ
流石にオタクと言えど無一文は辛い
等価交換だ!とか言えそうだが
→それがし、能力を使って直にお金を作り出すような無粋な真似はしないであります!
らしいです
そして役場に到着
ふとオタクは美少女の名前を聞いてないことに気付く
「あっ…あのっ」
「なに?」
うん、天使だ
今はどうでもいい(ごめんなさい嘘つきました)が
「お名前を教えてもらえないでありますか?」
「ああ、ごめんなさい。私の名前はアリスよ。あなたは?」
「それがしは…」
……名前はどうしよう
山尾宅間という本名はこの世界においてかなり不思議な名前だろう
既に見た目がおかしいのは置いておいて…
ふと呼び名を思い付く
「それがしはオタクと申すであります!」
「オタク」だった
かの世界でオタクが呼ばれていたあだ名でヲタクであるが故にピッタリだ
→それがしはまだヲタクとは程遠いであります!
さいですか
「よろしくね!オタクさん」
「よろしくであります!」
よしっ!恋愛ゲームなら初対面の対応は完璧であります
ということを考えていたコイツの脳は一回潰しておくべきだろう
その後、アリスの仲介もありアリスの所属するキャラバン
(各地を旅し商いをする集団のこと、アリスは目的地があるらしく一時的に所属しているらしい)
の名目上傭兵として雇われることになった。
「よう!俺がこのキャラバンの頭のバダラだ!お前が新入りの傭兵か?なよなよしてそうだが本当に傭兵なんて出来んのか?─」
さっそく挨拶をしに来たのだが頭であるバダラという男のマシンガントークに押されるオタクであった
くっそおー!五月蝿いんでありますよ!←おい!のせてもらうのにその態度は…
「さっそく出発するが…まあこの辺は賊はでねえから基本的には雑用をしてもらう」
…雑用はいいけどフラグ建てんなやコノヤロー!
そして出発するキャラバン
約一時間後のことだった
「賊だぁー!」
見事に即行フラグ回収してんじゃねえか!!
「積み荷を全部おいていきな!」
「命を助けるとは言わないがなハハハ!」
だがこんなときのための能力、そして傭兵の仕事である
「傭兵の皆さん!頼みます!」
「…しかし、数が多すぎます!」
バダラは傭兵を頼るが傭兵は賊の数に太刀打ちは難しいと答える
…あれ?オタクは?
「バダラさん!オタクさんが居ません!」
「何ィ!逃げやがったな!」
逃げやがったな!アノヤロウ!(便乗)
→ふっ…そんなことないでありますよ
─
……コイツなにを再現しやがった?
何かがキャラバンと賊との間に空中から割り込む
そこには黒の外套を羽織った剣士が立っていた
右手の黒い剣を地面に突き立てている
「悪いがここは…通行止めだ」
…まさかっ
これは!!
─転生再現─黒○剣士─
コイツさっそくSA○パクリやがったぁ!!!!
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