ヲタク、チュートリアルを受けるらしいです
前回までの出来事
なんやかんやあってオタクは異世界転生を果たし異能力(転生再現)を使えるようになった
オタクはまず初めに目先の問題解決に勤しむことにした
まずは安全な場所への移動
力を手にいれた後、使い方を教わった
その通りに試してみる
右手をフレミング右手の法則でやる形にする
その形のまま右手を顔にあてる
…厨二病の御手本だった
ダッッッサッ!
「それがし何かしらの誹謗中傷を受けた気がするでありますがこの程度でへこたれるという選択肢などそれがしには無い!!」
一切気にしてないようだ
ゴメン嘘ついたみたい
一筋の涙が見える
結構傷ついてるらしい(笑)
─
おい、ちょっと待て
…それ異能力か?
ド○ちゃんの道具じゃね?
確かにかの世界では本来存在しない道具である。
なら…異能力なの…か?(無いです)
正直一切納得していないのだが果たして結果は
ジャカジャン!←おい!(逆に問おう、これだけで分かる人いる?)
「うっほぉぉぉい!」
オタクは中に浮いた
「それがし一度空を飛びたかったのでありますよ」
( ; ゜Д゜)
何……だとっ!?
絶対別の方法があっただろ!!
…認めたく無い
───説明しよう!
お前もブルータスか!!!(かなり違う)
───
うん分からん
要するにアレか?
ド○ちゃんの道具はかの世界には無かったから再現出来たってこと?
………
チートが増えただけじゃねえか!!
そこは能力制限だろ!!
「隊長!!町が見えましたァァ!」
ここにはオタクしか居ないよ…
私が考察(?)をしている間に着いてしまったそうだ
オタクは転生再現のチュートリアルを無事に終えることが出来たみたいだった
「…あ………」
一体どうしたというのか
かの世界に未練が残っているのか(残っていて当たり前である)
「お金…持ってない」
…由々しき事態だ
更に
「字…読めない」
そりゃそうだ
「言葉…通じない」
確かに…
「あの……」
「!?」
オタクは全力で振り返る
異世界転生あるある
言葉だけは何故か通じるが見事発動したというのか!?
何という偶然!!
「何かお困りですか?」
美少女だった
見た目の年齢は高校生位だろうか
金の御髪はサラサラで肩まである
眼は碧眼
身長はかの世界での高校生より少し小さめだろう
二次元イラストでしか見たこと無いような女の子がこのオタクに話しかけている
「え…」
人間とコミュニケーションをとるのはオタクにとって難しい訳ではない
逆にヲタク仲間との交流で得意としている
だが美少女と話す機会など滅多に無い
訂正
少なくともこのヲタクは交流したことが無い
返答に詰まるオタクは何とかしてまともな返答をしようと努力するが頭が真っ白になってしまい正常な思考が出来ない
「…具合でも悪いんですか?」
こんな天使に心配されるとか
ここマジ天国だわ
そんなことを考えることが出来たオタクだった
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