第漆人『頭痛持ちの殺人鬼』
「『
「そーそ、あの二人はあぁしてないとはぐれるからちょうどいいし。」
「え"、あの二人って方向音痴かなんかですか?」
「『
「『
道中ずっと喧嘩してましたけど、あの二人…。
とは思うもののやっぱり言わないでおく。
『
なるほど、『
『
俺の視線に気付いたのか『
「『
「あんな毒々しい液体飲めるとか……大人の考える事は理解不能です。俺には無理です。」
「あら、飲んでみたら美味しいかもしれないのに。『
「あと二年ほど年が越せば大人の仲間入りですがね?」
『
『
「『
「酔拳を扱えるくらいになるくらいお酒が好きな訳では無いのよねぇ…。だから柘榴ジュースで十分なの。」
『え、基準そこなんですか?』と言いそうになった。
殺人鬼なだけあって感覚がズレているらしい。納得しかけた俺が怖くなってきたじゃないか…。
何もうこの人たち、ツッコミどころしかない。ツッコミが追いつかない……。
パエリアを口にしながら『
『
「やぁ、今日も地獄的な人生の
笑顔で片手を上げて彼は言った。
『
「全くだね、もうとっくにくたばったのかと思っていたよ、『
「全くだよ、痛過ぎて仕事が捗って仕方ないよ。」
「
「流石、
「作って君を実験台にして良いのなら幾らでも作るのけどなぁ? あ、眼球は勿論貰う前提だけれどね。」
「どちらもお断りしたいね、君は本当に容赦が無いから。おや、此方の青年は?」
彼──『
片目が眼帯で隠れていて有無を言わさない圧力がある為、
「この仔は『
「よ、宜しくお願いします…?」
「ふむ。
今まで見てきた中で一番この人が強面だ…。と思いながら、俺は新たな出遭いを果たしたらしい。
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