21.キャラクターについて その3 仲間とは
忘れたころに更新していますどうもお久しぶりです。
自分の連載も筆が止まってしまっていてどうしようもない頃にこちらに逃げているような気がしますがそれはさておき。
キャラクターについてもようやっと最後になりました。
ですが、多種多様すぎて一言ではまとめきれません。
仲間といっても様々な役割がありますので、まずはその役割の羅列からしていきましょう。
まずはじめに、主人公やヒロインにとっての『競争相手』、いわゆるライバルですね。ヒロインと一緒に主人公を取り合ってもいいし、主人公と同じような能力を持っていてもいい(もちろん真逆の能力も面白いですよね)。
ライバルに関しては物語の起伏をつけるという点においても非常に重要な役割ですから、昨今の恋愛ドラマであっても存在しない、という物は少ないかと思います。
次に、主人公たちに教えを授けるお母さん役ポジションといいますか、先生役。このポジションはあまり注目されないような気がしますが、実は大変重要な役割を持っています。
最近はやりの転生・転移物であっても、主人公がチート級に強くとも、それ以上に強大な正体不明の敵が現れて苦戦をする、なんてことも多々あります。そんなとき、正体不明のはずの敵の正体を知っている、もしくは効果的な攻撃を知っている、そんなキャラクターが現れることもあります。
転移物ならなおさら、転移先の世界について教えてくれる先生がいないとだめでしょう。もっとも、転移物に関してはヒロインがそのポジションを兼ねることも多いです。ですが、世界観に対しての先生と、能力に関しての先生は基本的に別人なことも多いです。
それになにより、王道の主人公については「成長」が必要だと以前お伝えしていました。その「成長」のためには、やはり「先生役」というのはどのような形であっても必須なのだと思います。
次は「裏切者」。何らかの理由で敵陣営から主人公陣営に寝返ったキャラクターです。こちらはライバルと混同されがちですが、ライバルとは異なります。
ライバルはあくまでも「競争相手」であり、敵ではないのです。ですが、寝返った理由はさておき、裏切者は敵陣営の事情を詳しく知る人物となります。なので、主人公の能力とまったく関係のない能力であっても問題ないのです。そもそも戦えないキャラクターで、頭脳労働担当の裏切者だっています。
主人公と何度も剣を交わした相手が敵を裏切り味方に付く、とても胸熱くなる展開ですし、その際に裏切者がライバルの役割を兼ねているケースももちろんあります。その際には、おそらくライバルの代わりとなるサブキャラクターが主人公のそばにいることも多いでしょう。このケースの場合、最も注意するべきはライバルキャラクターが別にいる場合です。裏切者が主人公陣営に移った後で、ライバルキャラクターの影が薄くなる、ということも多々あります。そのため、性格や能力などは主人公、ライバル、裏切者と三者三様の個性を出していかなければいけません。
そして、「主人公信者」というキャラクターもいます。主人公に救われたり憧れたり、何らかの理由で主人公を信頼しているキャラクターです。これは別に仲間だけではなく、サブキャラクターにいることも多いですね。仲間の場合は、「舎弟」や「子分」的な役割を持っていることが多いでしょうか。
このキャラクターは、他の役割を兼ねているケースもあります。先生役の場合は、大体一般教養がない主人公に対しての先生、一般常識を伝える仲間になります。また、敵に従っていたけれども主人公に感銘を受けて裏切者となった、となるとライバルとキャラクターがぶつかることもありませんし、裏切者としての役割を全うすることもできます。
もちろん、このほかにも数多のキャラクターがいます。
けれども、『王道』を紐解いていくとこのあたりのキャラクターを押さえておくといいのではないでしょうか。
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