ローファンタジー考察
11.ファンタジーと主人公の関わり方
すみませんまた日が空いてしまいました。
カクヨムコンテストが始まったのでがっつりラブコメ等を読んでファンタジーからちょっと頭が離れています。
自分の創作物もありますから、そろそろ頭を戻していきたいと思います。
さて、予告通りに現代ファンタジー。
なんだか私自身の頭の中には「ファンタジー=バトル(魔法・異能力)」という図式が成り立っているのですが、別にそんなことはないですよね。
漫画で、「亜人ちゃんは語りたい」という漫画があります。これは「亜人」が住む日本で人間と亜人が交流する、ような物語です。どちらかというとほんわかコメディのような雰囲気で、途中までしか読んでいませんがバトルとは無縁そうな雰囲気です。
そう。別に存在がファンタジーなものが出てくれば、一応現代ファンタジーとして物語は成り立つのです。
例えば吸血鬼の末裔が主人公のラブコメとか、輪廻転生を題材としたミステリーとか、全部言ってしまえばファンタジーです。
もちろんそこにバトルがあってもかまいません。と、いうか。少年漫画的な熱さを求める作品では、そこにバトルは必須ですよね、なんて偏見も混ぜつつ。
ここで問題なのは、そのファンタジーな存在と主人公のかかわり方についてです。
よくある設定でたとえ話をした方が伝わるかと思いますので、一例として吸血鬼一族の末裔の女の子を登場人物として挙げておきましょう。
主人公の立ち位置は、どこに置くかによって物語の趣旨は180度変わっていきます。
1)女の子と幼馴染
2)赤の他人
3)生き別れの兄弟
4)クラスメイト
ざっと4つほど挙げてみました。一つずつ見ていきましょう。
1. 幼馴染の場合
幼馴染の場合、さらに2つのケースにわかれます。
一つめは、幼馴染が末裔だと知っているケース。一般人だけれどもそんな秘密を知っているよ、でもいいですし、対立する牧師で見張ってる、なんて設定でもいいかと思います。
とにかく、他人には知られてはいけないファンタジーな秘密を共有する二人ですから、異性にして恋愛ものでもいいですし、同性の友情ものやコメディなんかでもいいでしょう。
ここで大切なのは幼馴染が末裔であることを生かした物語にしなければならないことです。その設定を生かせなければ、わざわざファンタジーな存在がいる意味がなくなります。
もうひとつのケースは、末裔だと知らないケースです。本人も知らない場合もあれば、本人は知っていて主人公にばれないようにする、なんて言う場合もあります。
これもまた様々なジャンルに応用がきくかと思います。
長くなってしまいましたので、続きは後日。
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