8. 転移と召喚について
しばらくお休みしておりました。ネタ切れです。
さて、前々から言っていた異世界「召喚」と「転移」の違いについてです。
まずは定義。
「召喚」とは、人に呼び出されること。
「転移」とは、人や物が移動すること。
ざっくり言うとこう言うことらしいです。
つまり、異世界召喚物は何らかの理由でその世界に呼び出された訳で、まあ異界の勇者とか言われたりしますよね。納得。
転移って言うのは、なんだろう..神隠しとか? 何らかの事故で世界を渡ってしまった、ってとこでしょうか。
さて、召喚と転移について、言葉の違いも明確になった所で。次にその他の違いについて確認していきましょう。
大抵日本人の主人公が異世界に行くことが多いので、そのケースを例に挙げます。
ケース1.召喚の場合
・主人公は勇者として、世界を救う為に神様に呼ばれた。
・世界を救う為に、召喚儀式で異世界に召喚される。
うん、別に魔王として召喚されても何でもいいのですが。一応セオリーに乗っ取ると、このケースが多いかな、と思います。
このケースだと、主人公が特殊能力を持っていても不思議ではないですし、むしろ持っていない方が不自然です。
では、次のケースはどうでしょうか。
ケース2.転移の場合
・崖から落ちたら異世界だった。
・トラックに轢かれて気づいたら異世界だった。
転移物って「気付いたら」系が多いんですね。他には神隠しがケースとしてはありそうですね。森の中で迷子になって、たどり着いた先は異世界の村だった、みたいな。
これって、主人公は特殊能力持ってたら駄目じゃないですか?
勿論、現実世界と異世界の差で怪力とか、知識とか、そっちなら納得です。でも、膨大な魔力とか、持ってたら駄目じゃないですか?
だって、現実に魔力なんてないですから。持ってる訳ないですよ。
この召喚と転移を同じ作品に入れ込んで上手く使い分けている作品もあります。
十二国記は、主人公は召喚されたから言葉も通じる、けど危険もある。一般人は流されてやってきた異邦人だから、言葉も通じない。
これだけでも主人公の特別感がわかるかと思います。
では、転移物はチートできないのか。そこの所を次回考察したいと思います。
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