予選に向け①

例の一件が終わり、落ち着いた1ーE。

アシスは魔法理論に未だ四苦八苦しながらも何とか勉強している。

学園に少しずつ慣れていくある日。

学園掲示板にそれは貼られた。


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園内闘技祭学年別予選

開催期間 八の月中旬

参加資格 南園生徒部に所属していること


闘技祭内容

これは園内闘技祭本選の予選である。

また学園ランキングの選定も兼ねる。

学年別に予選が行われ十日をかけて行われる。

開催期間中全ての授業は予選となる。

参加者は同学年としか試合をすることが出来ない。

試合形式は演習と同様の物である。

参加者は一度試合をした相手と再度試合することは出来ない。

各自に十の校章が配られる。

試合時に双方一つの校章をかけて試合をする。

勝者は敗者の校章を入手出来る。

校章を故意に奪うことは禁止とする。

学園内に監視員もとい審判を配備するので審判に従うこと、審判側に明らかな不正が見受けられた場合は生徒に摘発の権利が与えられる。

校章を五十、入手した状態で審判に申請すると予選突破となる。

予選突破者は各学年16名である。

所持校章が無くなった場合は予選敗退とする。


以上


南園が公式に開催する予選であることを認める


南学園総帥


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学園内最大の闘技祭が始まろうとしていた。

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