第23話 勝者は...?
「...後攻で」
「かしこまりました」
楠さんがピシッとした!!(失礼)
「小町、今失礼なこと考えたな?」
「な...!」
んでわかるの!顔に出てた!?
「バレバレだっつーの」
ふっ、って笑った!ひどい!
「なんで楠の方が小町ちゃんと仲良しみたいにしてんの?は?」
真奈斗先輩がなにか言ってる...?
「では、僭越ながら私から披露させていただきます。」
わぁぁ!執事モードの楠さん、かっこいい!///
「こちら、ローズヒップティーでございます。」
色が赤色でかわいい!
「ローズヒップティーは、その名のとおり、薔薇の実から作られています。美肌効果や、ストレス解消などの効果が期待されています。...どうぞ。」
んっ!おいしい。でも、ちょっと酸味が強いかも...。
「ふふ、すみません、意地悪をしました。ローズヒップティーは、そのまま飲むと酸味が強いですよね。蜂蜜を入れてみてください。」
「執事さんなのに意地悪しないでください...!!」
わ!蜂蜜の甘さでとっても飲みやすくなった!おいしい~!
「他にもハイビスカスティーとブレンドして飲むと、甘酸っぱい味になりますよ。」
へぇ~、そうなんだ!
「楠さん!私も飲みたい!!」
「皆さんの分もご用意しております。」
すごい!いつの間に!?
「小町様、おかわりはいかがでしょうか?」
「あっ、もう大丈夫です。おいしかったです、ありがとうございます。」
「ありがたきお言葉でございます。」
やっぱり楠さんってすごいんだなぁ。さすが執事さんだ!
「小町ちゃん、次俺のターンだから!俺を見て!」
なんで私に喋るんですか?ここはお姉ちゃんにアピールするところですよ!!
「俺はね、シンプルな紅茶で勝負します。」
わぁ!真奈斗先輩もすっごくかっこいい!!
「はい、どうぞ。」
「いただきます。」
んー!おいしい~。
「どうですか?お嬢様。」
「おじょ...!」
「ん?今の俺は執事だよ?...じゃなくて、小町お嬢様の執事ですよ?」
っ!///勘違いしちゃいそう...というか、ノリノリですね、先輩。
「紅茶、おいしいです。実はわたし、ストレートティーってあんまり飲めなかったんですけど、これすっごく飲みやすいです!」
「実はね少しジャムを混ぜてあるんだよ。じゃなかった、ですよ。」
「ねえ、私たちのはないの?」
お姉ちゃんたら...
「少しお待ちくださいね」
先輩かっこいい!
「どうぞ。ほら、兄さんも。」
「お、やったねー!」
おいしいし、ほっこりしちゃう。
「さて、じゃあ両者とも終わったね?」
「はい。」「うん。」
「さぁ、小町ちゃん、執事か、弟、どっちの紅茶が美味しかったかな?」
へ?
「小町」「小町ちゃん」
「もちろん、俺を選ぶよね?(よな?)」
ぼ、冒頭へもどる!...です。
姉が完璧過ぎたので私には何の取り柄もなかったはずなのになぜか学校一のイケメンが隣にいます。 薊 @Carry
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。姉が完璧過ぎたので私には何の取り柄もなかったはずなのになぜか学校一のイケメンが隣にいます。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます