キャラ論(自主企画参加用回答)
質問
Q1.あなたの作品の中で、作者自身が気に入っているキャラを教えてください(複数可)
A1.お気に入りは数多くおりますが、今回はここで書きそびれていた『ダンジョンダイバーズvsドグマ』の主人公と仲間の三人、コリナスに、ダグ、バニングさん、ケイとゲストの骨面について書いてこうと思います。
Q2.その気に入ってるキャラはどのようにして性格付けや肉付けをしていったのか、教えてください
A2.最初にストーリーとしてダンジョン攻略をやることは決まってました。その上で各階層のページ数も決めて書いたのが始まりです。
主人公として、狭いダンジョン内で自由に戦える接近戦の戦士、ということでコリナスを、蛙の亜人の刀使いを選びました。
元々コリナスは別作品で使う予定でしたが、使う技が溢れすぎて持て余していたため、急遽のゲスト参加、必要ならばスピンオフ扱いにしてしまおうと考えてました。
性格は変温動物爬虫類ほどではないけれど冷たくはある両生類、クールだけども人の心もちゃんとある、だけど侍として負けず嫌い。心の中で愚痴りながら言葉に出さずに尻拭いをしていく。一人称視点の関係で様々な知識があり、それを身に着ける場所として戦場帰りの元兵士となりました。
剣技が先に来たキャラなのでそのことを誇りに思い、心の中で必殺技を叫びながら真っ先に切りかかる、真っ当な剣士となったと思います。
ダンジョンを攻略するなら回復薬が必要とデザインされたのがダグです。ただ、ストーリー上、真っ当な人材が呼ばれてない設定なので、真っ当な外科医内科医は出せず、せいぜいがスポーツ医学だろうと、そこから野球大すきになりました。武器やセリフ回しはまんまメジャーリーグの選手を勝手なイメージで、エルフにしたのは外国人としてのイメージでした。
ダンジョンについてリアリティが必要と考え、だったらぶち当たるものに灯りの問題がありました。
その解決をするため、以前読んでいた何かしらのTRPGのルールブックに書かれていた妖精の鬼火『ウィルオウィスプ』を召喚する魔法が必要と考えました。
それだけを扱う灯りのスペシャリスト、何物にも縛られない自由な職業、ならば服装も自由だろうとパンクとなりました。胸を膨らませたのは依然にリアルな友人から『女子大生ぐらいの巨乳を出せ』と言われてたからにすぎません。性格はアメリカドラマに出てくるノリのいいハッカーなイメージでした。
次の物語をけん引する黒幕と言えば黒幕、パーティーに着いてきて見張りをする公務員としてケイが作られました。
安全な場所で指示だけ出してみんなの足手まといになりながらもいないと肝心なことができない、絶対防御、攻撃力皆無、ということでドラム缶になりました。
中身については周囲では勝手にロリキャラにされてますので、もうそれでいいです。
最後に骨面、出征の秘密はダンジョンを作った時から、性格に関しては、産まれてからずっと閉鎖されてた危険なダンジョンで生きてきた逞しい野生児、を元に肉付けしていきました。ない面が出てくるのが後半に少しだったのが惜しかったな、と反省してます。
Q3.こういうキャラが必要になった! というとき、どういった設定から決め始めますか?
A3.私の場合、大方のストーリーの流れは決まっていて、それを動かすために必要なピースとしてキャラを追加することが多々あります。
ダンジョンダイバーズの場合は追加したのが敵ばかりで、前後と被らないとかダンジョンギミックとか考えるだけであまり参考にはならないと思います。
それを含めてですが、基本は必要となる理由、何をしなくてはならないか、を骨組みに、そのために必要となる能力と、それを得られる過去、外見や性格はそこには縛られずに他と被らない程度に散らして、それから全く関係ない設定をぶち込んでめちゃくちゃになるのが常です。
Q4.ライバル(敵)がライバルたりえる者としての振る舞いをさせたい……どのようにして作っていきますか?
A4.ダンジョンダイバーズでは主人公と骨面とが同じ剣士ということでライバルみたいな関係となります。
そもそもライバルとなりえるのは、同じ目的に向かって、違うアプローチで向かうものだと考えてます。
二人の場合は剣の流派が異なり、加えてそこには馴れているものにしかわからない細かなこだわりが見え隠れし、時には否定し、時には嫉妬し、だけど最後には自分が上だと、だったら証明しようとなるのがライバルだとやってきたつもりです。
Q5.モブキャラのセリフや振る舞いについて、どのようなことを意識して書かれていますか?
A5.モブキャラの場合、わたしの悪い癖で、変に遊ぶことが多いです。
例えば有名な台詞を
Q6.本編中で出番は少ないけど、こだわって作ったんだよ! そんなあなたのキャラ、好きなだけ紹介してください。
A6.ダンジョン内を徘徊している雑魚キャラであるゴーレムたちは、それぞれ存在する理由や設定がありまして、本来これは~~用に用いられる予定だった、みたいなのは多いです。
そういう駆けなかった設定書くのは嫌いじゃないですが、他で使いまわしするかも知れないので止めときます。
Q7.「こういうキャラの作り方がイマイチ分からない」というキャラ、教えてください。
A7.ぶっちゃけ女性全般です。
特に普通の、変わってない、どこにでもいるような、ステレオタイプなザ・女性が苦手です。
これまで書いてきた女性キャラクターは女? 人間? みたいなのが多く、設定で女性と書いて無ければ男だろってのばかりです。男は馬鹿なので馬鹿にすればいいだけなのですが、まだまだ修行が足りないです。
Q8.他の方の「Q7」をご覧になって、「こう作るといいよ!」という一言をどうぞ!(任意・敬称不要)
A8.特定の方へ向けたものではないですが、書き忘れがあったにで追加します。
私の小説はほとんど一人称視点なのですが、その際、内心を表す部分に特定の言い回しやキーワードを設定していることが多いです。
今回のコリナスの場合、はその思想は必殺技と状況分析に多く割り振られ、キーワードとしては『問題』を用いてます。
現状において何が問題で、何が問題じゃないのか、自問しながらも答えを見出してからはひたすら必殺技をぶっぱする、そんな感じになれたと思います。
それと、これは裏技なのですが、やはり特定のモデル、実際の人物でなくてもドラマなどのキャラクターをイメージして作るといい感じになってしまいます。
そのまんまやればパクリですが、独自の設定を三つくらい加えて外見をガラリと変えると案外バレないものです。
だいたいこんな感じでしょうか、質問があれば追加でお答えします。
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