第15話

但、今の私しの唯一の救いに成って居たのは

お姉ちゃんの

あの酷たらしい殺され方をした姿を両親が見ていなかった事だけだった。


お姉ちゃんは殴る蹴るのリンチだけでは無く

まだ男性を知ら無い体を 

もてあそばれレイプされ


お姉ちゃんの傷付いた全裸の体の至る所に複数人の物と思われる精液が掛けられ

更にオシッコも掛けられた酷たらしい状態だった。


あの様子は私しの脳裏から一生消える事がないだろう。


鈴木刑事さんが言って居た言葉


「もしかするとリンチの途中で秋子では無くお姉さんの秋菜だと気付いた奴が居るかも知れない!

急いで探し出し口を塞がなければ成らない!」


もしも、その誰かが死んだのは私しじゃ無く秋菜だと誰かに言って居たとしたなら

全ては水の泡に成って終う。


犯人が捕まる迄の間、ビクビクと怯えながら暮らす事に成って終う。

そんな恐怖心が私しを襲っていた。


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