第14話

部屋から出ると鈴木刑事さんが

私しの方を向き

うなずいた。


私しには、そのうなずきが

秋子ちゃん!

そう、それで良いんだよ!と言ってくれて居た様に思えた。


それにしても私しはお姉ちゃんや

お母さん、お父さんに

こんなにも愛された居たとは

その事に全然、気が付かなくて

気付くのが遅すぎた。


とんでもない事をして終った。

そう思った時

急に目まいがし床にへたり込んで終った。


直ぐさま鈴木刑事が駆け寄り


「君、大丈夫か?」


その声がとても大きく聞こえ

その声はしっかりしなさい!


そう言い私しを叱って居る様にも聞こえ

大丈夫です!


そう、しっかりした声で答え立ち上がった。


鈴木刑事さんは署の玄関先まで送ると


「お疲れさまでした!」


と言い深々と頭を下げ私達を見送ってくれて居た。



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