第12話

既に両親は着替えを終え

私しを待って居る状態だった。


秋菜!大丈夫?

そう母が私しを抱き締め泣いた

父は相変わらずソファーに座り込み泣いて居た。


玄関先に車の音がし

玄関のインターホンが鳴り


「お迎えに上がりました!」

と私しを送ってくれた警察官の声がし父が玄関を開けた。


「夜分、ご足労をお掛けします!

私しがご案内します!」


そう言い後部座席を開けてくれ私達は三人並ぶ様に座った。


私達を迎えに来てくれた車はパトカーでは無く

普通乗用車だった事がとても有り難かったが


車の中では誰一人として言葉を話さない重い空気だった事は言うまでも無い事だった。

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