第11話

お姉ちゃんの目覚まし時計は

夜の9時を少し過ぎて居た。


下から私しの名前を呼ぶ

お母さんの声が聞こえた。


秋菜!秋菜!

早く下へ降りて来なさい!


叫ぶような声で私しを呼んでいたが


あの、ついさっき見た光景が怖くて下に降りられずに居ると


階段を上って来る音がし母が部屋のドアを開け


今さっき警察から電話が来て

秋子かどうか確認しに来て下さいって!

迎えの車が来るんだって!


あなたもジャージじゃ無く他のちゃんとした物を着なさい!


そう言いドアを閉め父親の居る

階下へと戻った。


まだ一度も開けた事の無いお姉ちゃんの洋服タンスを開け

着て行く洋服を選び

それに着替え私しも下へ降りた。


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