第9話

お母さんは私の両肩を掴み揺する様にして

尚も秋子に何があったのかと問い詰め続けた


警察官から秋子が死んだ事を聞かされた

お父さんはソファーにどかっと腰を下ろし

両手で顔を覆い隠し泣いていたし…


何も言おうとしない私の両肩から両手を離し

始めて私しの制服に血が付き汚れて居る事に気が付くと

制服を脱がせ


それらをゴミ袋に押し込み

二階の秋菜の部屋から着替えを持って来て


秋菜!

早く是れを着なさい!

そう言い私に着替えのジャージを押し付ける様に持たせ

ソファーに座り声を上げ泣き続けた。


私しは

そんな場所に、とても辛くて

いられなくてジャージを持ったまま、二階へ駆け上がり私しの部屋へ入り


ベットに体を投げ出し声を上げ泣き続けた。


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