第8話

程なくパトカーが家の前に着き

運転席から降り

後部座席のドアを開け


「さあ着いたよ!

ご両親が心配して君の帰りを待って居るから

早く行って上げなさい!」


そう私しに話し掛けた。

私しが降り掛けた時


秋菜、秋菜と私しの名前を呼びながら

お父さんとお母さんが私しに駆け寄った。


秋菜、秋菜!

警察から電話があったけれど

秋子に何があったの?

ねえ秋菜!


そう言い取り乱して居た両親に


「秋菜さんは

ひどく疲れています。

今は少し休ませて上げて下さい!」


「ご愁傷様です。

こちらのお嬢さんは亡くなられました。

後ほど、ご遺体の確認をお願いする事に成りますが

その際にはお電話を差し上げますので、ご自宅に居て下さい!

では後ほどお迎えに上がります。」


そう言い深々と一礼をし玄関のドアを閉めた。





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