第3話

第一章 姉の死  


姉の秋菜を抱きかかえ

私はこの時、気が動転して居て


助けを求めたのは

渋谷中央署の鈴木刑事だった。


鈴木刑事は私が以前に何度か暴力沙汰を起こした時に何度となくお世話に成って居て

私の良き相談者でもあったからだ。


鈴木刑事がこの場所に来た時

私はお姉ちゃんの体を抱きしめ

但、泣いていた。


鈴木刑事は

そんな私を見て死んだのは本当に姉の秋菜なのかと何度も何度も私に聞いた。


その後、警察官やら鑑識の車輌が沢山駆けつけ

此所は立ち入り禁止と成り


私を、お姉ちゃんの体から引き離し

第一発見者として鈴木刑事から事情聴取される事に成り


鈴木刑事はお姉ちゃんの最後の言葉を知る事と成ったが


私の話しを聞き、暫く沈黙し何かを考えて居るようだった。


そんな鈴木刑事は私にとんでもない事を言い始めた。

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