序:ジネットの凶行

 大ニホン帝国がヨーロッパ共和国に訪れて数日が経った。

 帝国軍の軍事的援助により、湾にあった軍艦三隻は軍港へと移動され、人目からその姿を消した。そのかわり、首都アステトの軍港近くに帝国軍の仮設駐屯所が設けられ、町並みに帝国軍の軍服を着ている人々の姿がチラホラと見えるようになった。

 少しずつ街の風景が変わっていく。

 それは嵐が起きる予兆のようだった。

 しかし、その予兆に気づく者はほんの一握りの人間だけ。平穏な日常を過ごす者達には、季節の変わり目程度にしか認識していない。

 暗雲を引き連れた嵐が、すぐ隣まで近づいているのにも気づかずに。


+++


「自然の摂理における四大元素は、周知のものでした。しかし近年になり、その元素は四つではないことが発見されています」

 教師アンナ=ストレームは、今日の授業に手応えを全く感じていなかった。

 授業の進行具合は悪くない。むしろ、順調すぎて今は自分の研究について話しているくらいだ。

 ならば、手応えを感じていない理由は何か。

 それは生徒達にあった。

 普段なら睡魔に襲われているはずの生徒達が、今日だけは誰一人として目を閉じていない。全員起きているのだ。

 順当に考えるならば、全員真剣に話を聞いているはずなのだが、

 ――片手の指を折る程度の生徒しか、話を聞いていないでしょうね。

「四大元素は火、水、土、空気の四つを差しますが、それとは他に五つ目の元素が存在すると思われています。この場では説明するのは避けますが、五つ目は異質な元素ということしか言いません。詳しく知りたいのでしたら、授業が終わった後に私に聞いてください。解る範囲でお答えします」

 説明の中で、生徒数名の雑談が混じ始める。

 雑談の内容は分かっていた。

 だからこそ、アンナは私語を咎めようとは思わなかった。たった二人の生徒を除いて。



 アンナの授業は、いつの間にか軌道が大きく外れていた。

 雑学レベルの話だと解釈した生徒達は、各々に共通の話題でヒソヒソ話を始める。

「みんな騒がしいね」

 そう言い出すのはルシア。

 彼女の両サイドには、マルティナとジネットが座っており、ルシアは左右交互に視線を送った。

「私語が多くて聞き取りづらいわ」

 マルティナは仏頂面で、辛辣な意見を言う。

 反対側のジネットは、教科書を立てて防護壁を作りつつ、菓子パンをかじっていた。

「あれっしょ? 一週間くらい前に、悪魔の生け贄が行われたんでしょ? みんな、今更になって騒ぎ始めるなんて遅いねぇ」

 ジネットが言っているのは、巷で噂になっている大量虐殺事件についてだった。

 迎賓館で何十人との人間が一度に殺された、というサディスティックな事件は、詳細が不明瞭なまま人々に広がっている。

「さも、情報通のように言ってるけど、みんなが騒いでいるのは別の話題よ」

 マルティナが視線をアンナに向けながら言い放った。

「違うの?」

 目を丸めるルシア。

 その反応が意外だったのか、マルティナは思わず、正面からルシアへと目を転じた。

「あなた達、魔女科の掲示板を見てないの?」

「あたしの自慢は一度も掲示板を見ないことさ」

 ジネットは食べかすを頬につけながら、自慢げに語る。

「だから、先生からの呼び出しに気づかないで怒られてるんだよね」

「……毎朝、掲示板を見る癖は付けておきなさい」

「嫌だね! 断るっ!」

 快活にジネットは否定した。

「そう。なら、勝手にしなさい。困るのは、私じゃないもの」

「困らせるのは、あたしだけどね」

 悪びれもない笑顔を振りまくジネットに、マルティナは深いため息をついた。

「それで、みんな何の話をしてるの?」

 ルシアが話を進めるように問いかけた。

「侍よ。侍が魔術学校の見学に来るのよ」

「へー、見学するんだ」

「何、他人事のように言ってるのよ」

「……どういう事?」

 状況を飲み込めないルシアは、小首を傾げる。

「だから、見学するの。私達の――飛行実習をね」

「ふぇ!?」「んなぁ!?」

 まるで寝耳に水とでも言うように、ルシアとジネットは素っ頓狂な声を上げた。

 その二人分の声が、頭一つ分だけ飛び出す事となり、アンナの目に留まってしまった。

 その後の展開は、いつも通りのアンナの叱責で授業を終える事になる。



 アンナの授業が終わり、気の重い授業が近づいてくる。

 飛行実習に向かう直前。ルシアは一時的にトイレに避難した。

 手洗い場にて、自分の顔を見る。

 ――可愛くない。

 何度見ても、自分の顔が好きになれない。マルティナやジネットのような美顔になれたら、どんなに良いか。

 羨ましく思う。顔だけでなく、彼女達の生き方そのものも。

「はあ~……」

 溜まりに溜まった深い吐息が漏れる。

 負の感情はまるで磁力のように、陰鬱な考えを引き寄せた。

 目先にある嫌な事――飛行実習。

 しかも、である。ただでさえ嫌いな授業であるのに、それを人に見られるとなると、泣きっ面に蜂と言えよう。

 この先に待ちかまえる未来を想像するルシア。

 次々に空を舞う魔女達の中でたった一人、飛ばない魔女がプールサイドでポツンと立ち尽くしている。

 海で溺れる魚は、さぞや滑稽だろう。

 まさしく、それが自分であるのだから笑えない。

「サボりたいなぁ……」

 本当にサボってしまおうかと思っていた。

 しかし、実行してしまうと後が怖い。マルティナや教師からの説教に耐えられる自信はなかった。

 更に気分が落下。気持ちはすでに現実を拒絶したがっている。

 そんなときだった。

 ルシアの肩を叩く同胞が現れた。

「あたしも同じ気持ちだよ……」

「ジネット……」

 彼女もまた実習の時間をこの世の終わりのように思っていた。

 理由は明白である。

 つい先日、ジネットは侍に喧嘩を売ったばかり。もしも見学に来る侍の中に、清六の姿があれば、ジネットの粗暴は学校側に露呈する。

 ルシアよりもサボりたい気持ちが強いだろうが、ジネットもまた実習に出れなければならない理由があった。

「サボりたいけど、サボったら……後がないんだよなぁ……うぅ~」

 背を丸めて、うなだれる。

 ジネットは単純に、出席日数が足りていないだけなのだ。

「どうしよっかなー。あのサムライと会うのだけは、避けたいんだよなぁ……」

 腕を組んで思案し始めるジネット。大体このポーズを取ると、良くない事が起こる。と言うか、ジネットが問題を起こす。

「う~ん…………」

 諦めようよ、とルシアが声をかけようとしたとき、

「そうだ!」

 ジネットが何かを閃いた。否、閃いてしまった。

 表情がコロリと変わる。

 三日間も悩まされていた便秘から、解放されたような爽快な顔。更に、そこから一変する。

「いひひひひ……大元を断てばいいんだ……」

 薄らと頬をゆがめる表情は、浅知恵を思いついた子供のようだった。

「ジネット? 何をするの?」

 不安に背中を押されたルシアは、問わずにはいられない。

「いひひっ……秘密だよ」

 カン!カン!カン!とルシアの防衛本能が警鐘を鳴らす。

「じ、ジネット! やっぱり、サボろうよ! ほら! 思想の問題で、異性に露出した姿を見せちゃいけないとか理由付けて! ね!?」

「ダイジョヴ、ダイジョヴ。あたしって天才だからさ。それに、ほら……いひひっ」

「気持ち悪いっ!」

 お構いなしにストレートな感想をぶちまけた。

 いくら頭の回転が遅いルシアでも、ジネットが何かを企んでいることくらいは長い付き合いから感じ取れる。

 ジネットを止めなければならない、と言う使命感が湧き出てくるものの、相対するように希望的観測が脳裏をよぎった。

 このままジネットの思い通りにすれば、実習をどうにかしてくれるかもしれない。

 甘い、甘い、誘惑。

 ルシアは口を閉じ、その誘惑を飲み込んだ。


+++


 授業が始まっているというのに、魔術学校の廊下には三つの陰があった。

 一つは、案内役を勤める教員アンナ=ストレーム。

 一つは、巨大な盾を背負った幼い大和撫子、蓬莱珠代。

 一つは、黒縁メガネに七三分けの軍人、御河辰之兵。

 本来なら他にも視察への人員を増やしたかったのだが、この魔術学校という施設には機密レベルの技術が溢れかえっているらしく、辰之兵しか入る事が許されなかった。それでも駆け引きを行い、護衛を二人ほど付ける事ができた。

 ……できたのだが。

「あの馬鹿め、どこに行きおった……」

 護衛の一人が欠けていた。もはや常習犯となっている蓬莱清六だ。

 つい数分前までは、大人しくしていたはずなのに、錬金術師の研究テーマに耳を傾けていた隙に、忽然と姿を消してしまっていた。

「困りましたね。学校内をうろつかれると、色々と問題になりますし……」

 アンナは困り顔で言う。

 彼女の口調は穏やかなのだが、辰之兵からすれば、目眩のするような大事である。

 今も全身の毛穴という毛穴から汗が吹き出て、胃は金切り声をあげていた。

「こんな事なら、首輪にリードを付けておけば良かった……」

「そりゃあいいな。リードは俺が持ちてぇぜ」

 のんきなことを言う珠代を睨みつけて、黙らせる。

 そんなとき、アンナが何かを閃くように口を開いた。

「そう言えば、いなくなる直前に“カワヤ”がどうとか言っていましたが、それはどういう意味でしょうか?」

 一瞬、アンナの不安定な発音から“カワヤ”という言葉の意味を辰之兵は理解できない。だが、何回か脳裏で反芻させる内に、母国の言葉に相当することに気づいた。

「“廁”か」

 つまりはトイレ。

 その旨をアンナに伝えると、彼女は安堵の笑みを浮かべた。

 しかし実際のところは、あの風来坊を見つけるまで安心などしていられないのだ。

 清六は方向音痴というわけではないのだが、目移りが非常に激しい。見知らぬ地では目に映る光景に好奇心をかき立てられて、フラフラとどこかに行ってしまう放浪癖がある。

 故に清六がトイレを無事に見つけたとしても、そこから先は辰之兵達と合流する事など忘れて、この校舎内をうろつく可能性が高かった。

 拭いきれない不安に、辰之兵は顔をしかめる。

「ストレーム先生」

 唐突に、老婆の声が聞こえてきた。

「っ!?」

 辰之兵は心底驚く。

 ――周囲に人の気配は感じなかった……!

 それはまだいい。油断をしていた、ということで説明が付く。

 しかし、だ。

 辰之兵は声が聞こえる現在も、人の気配を察知できなかった。声の主を捜しても老婆の姿どころか、人の姿さえ見えない。

 姿なき老婆の声が続く。

「例の少年を発見しました。言っていたとおりトイレから出てきましたよ」

「そうですか。ありがとうございます、スミス先生。それでは、彼はそのまま室内プールへと移動させてください」

 快諾する老婆。それっきり、声は聞こえなくなった。

 辰之兵は思わず珠代と目を合わせる。

 特異体質である珠代でさえも、この現象には目を丸めていた。

「ストレームさん、どういうことであるか? 今の声……まるで透明の人間がすぐ隣にいたようであったが……」

「すいませんでした。今のは空気の精霊による魔術でして……長距離通信と考えていただければ良いかと」

 アンナは苦笑混じりに答える。

「先ほどの会話も、同僚に流させていただきました」

「あぁ? 情報だだ漏れじゃねぇかよ」

「やめろ、珠代。仕方がない事だ」

 失礼な事であるが、文句は言えない。

 元々、過失はこちらにある。辰之兵達がとやかく言える筋合いではなかった。

 辰之兵はアンナに対する認識を改める。

 楽天家かと思うほどの悠長な振る舞いは、余裕の現れだったのだ。

 その上、互いの立場を示しつけるように魔術を使ってみせた。

 ――対等とはいかぬか。

 悔しくもアドバンテージは相手にある。

「我が輩の護衛が迷惑をかけた。以後、このようなことはないようにする」

 アンナは返事の代わりに微笑むだけだった。

「それでは、次期主要戦力となる魔空隊の実習を見に行きましょう」

 先導するアンナに、辰之兵と珠代がついていく。

 歩きながら、辰之兵は黙考する。

 蓬莱兄妹という問題児について。

 この兄妹とは、今回の仕事で知り合った仲で、それほど深い付き合いではない。だが、渡航の間だけでも兄妹のクセの強さはよく分かった。

 妹、珠代は豪気で短気。

 兄、清六は気楽で幼稚。

 どちらも手綱を取るには、相当な労力を必要とする。しかしそれでも、辰之兵は二人を護衛を任せた。

 理由は至極簡単な事である。

 命を守られるのに、この二人ほど頼りになる者はいない、と二人を評価しているからである。

 辰之兵も元は前線で戦っていた経験があった。だからこそ、選んだのだ。

 ――だが、それも考えようだな。

 リスクとリターンが釣り合っていない。命の保証があっても、これほどまでにトラブルを起こされては、解任は免れなかった。

 辰之兵が熟考している間に、校舎を出て渡り廊下を通過する。

 目の前に広がるのは、カマボコのような形をした巨大な施設。あの中で魔女達が壮絶な訓練を行っているのだろう。

 思考を切り替える。

 ――今は視察に集中すべきだ。

 アンナが両開きの戸を開くと、短い通路が見えてくる。

 通路とは言っても側溝のような形になっており、左側には辰之兵の身丈よりも高い段差がある。通路の突き当たりには、左側の段差へと上るための緩い階段。通路の右側には更衣室、ポンプ室などが並んでいた。

「あの階段を上るとプールサイドです。今、プールでは実習が行われてる最中です」

 説明しながらアンナが通路を歩む。

 追従する辰之兵は、ふと更衣室内の物音を耳にした。

「……?」

 足を止め、更衣室の扉に目を向ける。

「おい、変態」

 ジト目で珠代が吐き捨てた。

「ち、違う! 我が輩は――」

「あぁあぁ、いいよいいよ。テメェがそういう趣味なのは知ってんだよ。……けどな、俺を覗いたら殺すからな」

 軽蔑の眼差しを送った後、珠代は距離を置くように歩を速めた。

「貴様は、なぜこうも人の話を聞かぬのだ……!」

 ストレスを歯ぎしりで擦り潰しながら、辰之兵は珠代の横に並ぶ。

 階段を上がり――そこで辰之兵は予想だにしない光景を目の当たりにした。

 プールが見えない。

 見えるのは、水の壁。

「死ねい! サムライぃぃぃぃ!」

 水音に混じるのは、呪詛の声。

 もちろん、辰之兵にはその声が誰の者であるのかもわからない。

 大声と共に水の壁は巨大な津波となり、辰之兵に殺到してきた。

「ぬぎゃああああああああああああああああああ!?」

 圧倒的水量の津波が辰之兵を飲み込んだ。



 辰之兵が津波に襲われてから数分後。室内プールに、清六は訪れた。

 ここまで道案内をしてくれた老婆は、清六を送り届けた後、すぐに姿を消してしまった。

 残された清六は室内プールの扉を開き、更衣室などが並ぶ通路を進む。

「……ん?」

 何やらプールサイドが騒がしい。

 妙な不安を掻き立てられ、清六は急ごうとした――そのとき。

「ほらっ! 今の内よ!」

 更衣室から三人組の女子生徒が慌ただしく出てきた。

 黒いローブを羽織っていることから、魔術学校の生徒である事は清六にも分かる。そして、そのローブの襟元に刺繍された金色の模様から、つい先ほどまで話を聞いていた錬金術科だと察する事ができた。

 三人組で最もきらびやかな風貌をした銀髪の女子生徒が、前方を見ておらず、真っ正面にいた清六とぶつかる。

「きゃあ!」

 銀髪の少女は短い悲鳴を上げ、尻餅を付く。

「大丈夫でござるか?」

 清六は少女に手を差し伸べるが、その手は握られる事はなかった。

 少女の顔色が蒼白なものへと変わる。まるで「見られた」とでも言いたげな表情だ。

 銀髪の女子生徒は清六の手を取る事なく、自力で立ち上がり、他の二人と共に立ち去った。

「拙者、そんなに怖いでござるか……?」

 差し伸ばした手を引っ込ませて、清六は肩を落とす。その拍子に、足下に何かが落ちている事に気づいた。

 それは金の指輪だった。

 シンプルなデザインではあるものの、くすみのない金の輝きは神秘的なものを感じさせる。

 清六は指輪を拾おうとして、指輪と右手の人差し指が触れる。

 刹那。

 指先から静電気のような痛みが走り、視界が真っ白に焼き付いた。

 清六は何が起こったのか分からなかった。

 視界が白く塗り潰される。否、視覚だけではなかった。周囲の喧噪が遠のいていき、体の感覚が麻痺していくように薄れていく。

 指輪に触れた途端、まるで別の世界に吸い込まれるように五感が奪われた。

『――』

 使えなくなっていた耳が、一つの声を捉えた。

 それは幼き少女の声。切なく、悲しげな響きだった。

 懺悔をするように。

 許しを乞うように。

 助けを求めるように。

 誰かを責めるように。

 喜怒哀楽だけでは収まらない大量の感情が詰まっている。

『――』

 声は唄を奏でていた。

 ――これは……ルシア殿が歌っていた唄……?

 意識を集中して、唄を聞き取ろうとする。だが、それを拒絶するように視界が暗転した。

 スピーカーのスイッチをオンにしたかのように、プールサイドの賑わいが耳に入ってくる。

 視界を巡らす。

 いつの間にか、清六は指輪を握ったまま立ち尽くしていた。

「今のは……?」

 右手を開き、金の指輪に視線を落とす。

 不可思議な現象を体験したせいで、鳥肌が収まらない。

 今すぐにも指輪を捨てたい騒動に駆られるが、清六には気になる事があった。

 意識を持っていかれた時に聞こえた唄――これが何を意味しているのか。

 ひとまず、清六はプールサイドに向かった。しかし、そこでは、今さっきまで考えていた事を一瞬にして忘却するほどの理解し難い光景が広がっていた。

 気絶している辰之兵。

 説教をされているジネット。

 怒り狂うアンナ。

 退屈している珠代。

 一体、この室内プールで何が起こったのだろうか。

 ただただ、清六は首を傾げる事しかできなかった。


+++


 それから五分後。

 ジネット=ファビウスはプールサイドで簀巻きにされていた。

 理由は言わずもがな。

 アンナの後に続いてくる人影を見るや否や、本人確認もせずに清六だと決めつけ、辰之兵にプールの水をぶっ放した。

 すぐ近くにいたアンナや珠代には、一切の被害がない事だけが、唯一の救いだろう。

 しかしながら、ジネットがなぜこのような奇行に走ったのかは永遠の謎であった。


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