答えはでたな…ペンギンに直接、


聞いてみるか?


俺はペンギンと話せるのか…?








檻の隙間から中に入る、お客さんや飼育係に気付かれない様に、肉球をふんだんにつかって、忍び足で…。








岩の影に隠れ、ペンギンの様子をうかがう…。






バサッ…






『…おう?こんな所で、にゃんこが何をしているんだぁ。』


いきなり、目の前に人間の言葉を喋る一羽のペンギンが現れた…。


『にゃー。』こいつの目…同じだ!。








俺は、睨み返した。




『にゃー。』お前か?お客さんを眠らしているのは?






『なーんだぁ、そのことか…


で、にゃんこに関係あるのか?』


ペンギンはぐいぐいと俺に近づき、顔の目の前までよってきた。






『にゃー。』鰯の匂いがするな…、俺が言いたいのは、あんまり派手に何かすると、目をつけられるぜ…。






『んぁ?…目をつけられる…


ふん、なんだい俺より強い奴なんざ、この世にいねーぜぇ。』








『にゃー。』おいおい、最強の悪魔を目の前にして…強い奴がいないだと?!


よし、勝負だぁ。






俺は、居眠りの件をすっかり忘れ、


むきになって、


ペンギンと闘う事になった。

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