5-6
教会の重い鉄扉が閉じると、外の音はほぼ聞こえなくなった。死んだように静まり返る空間がただ奥へ向かって続いている。
開け放たれていた前室を抜けると、内陣へ向かうアーケードにはずらっと背の高い列柱が立っていた。ポインティッドアーチで繋がれた側廊の屋根の上、明かりを取り込むための身廊の壁部分に開けられたステンドグラスからは、燃える街の赤が差し込んでいる。それでもなお暗い堂内を照らすのは無数の蝋燭だ。やわらかな橙色が心許なく揺らめき、整然と並ぶ無数の長椅子の影を作り出している。
奥を見やる。一段高い内陣の中央に設えられた豪奢な祭壇。
クロードによればその両脇から奥へ向かう周歩廊の先。さらに一段高い位置にある、天上世界と神の威光を彫り込んだ大理石の装飾が美しいチャペルに、聖杯が置かれているらしい。
そして――
チャペル上方の雲のレリーフ越しに覗くステンドグラスを背に、祭壇の前に一人の男が立っていた。白いシャツに革のパンツを着用し、黒いコートに身を包んでいる。
「あれが、ヴァン・ヘルシングか……?」
横目でノエルを窺うと、小刻みに体を震わせながら前方を鋭く見据えていた。どうやらヘルシングで合っているらしい。
ノエルと同じ金髪、不死化しているため赤い瞳。蓄え整えられた髭、不敵に笑む口元は余裕すら感じさせる。
「よく来たな、ノエル。元気にしていたか?」
バリトンボイスが静けさを渡る。銀の拳銃を玩びながら、ヘルシングは笑いジワを深めて狡猾な笑みを口元に刻む。その手つきはまるで女体を愛撫するような厭らしさだった。
ゆっくりと静かに歩を進め身廊を進むノエル。アッシュは今にも暴発しそうな危うい感情に揺れる、彼女の横に並び歩く。コツ、コツと規則正しくブーツが廊下を叩く二人分の足音は、押し固めたような静寂にヒビを入れんばかりに響いた。
その音は中央交差部で立ち止まったことで突如鳴り止む。
両脇に伸びる袖廊から、六体ずつ計十二体の使徒像が事の成り行きを見守っていた。
「おじい様、……いえ、ヴァン・ヘルシング! 私はあなたを殺しに来ました」
「半端な吸血鬼の眷属となってまで為そうとする、その復讐心は誉めてやろう。だが、お前の腕でわしを殺せるのか?」
「そのためにここへ来たんです。お父様とお母様、そして――ヴィンセントさんの仇ッ!」
赤い瞳で鋭く見咎め、今にも発砲しようと銃を抜き構えたノエルを、アッシュは咄嗟にバレルを握って制止した。
「アッシュ、止めないで」
「まず落ち着け、」
そう口にして驚いた。今まで殺したくてしょうがなかった仇敵が目の前にいるというのに、冷静でいる自分に。けれど落ち着かざるを得ない気がかりがあったのだ。
「……ヘルシング、ベリアさんはどこだ」
ぱっと見渡してもその姿が見当たらない。人質交換を反故にするほどの外道なのか。
問いかけると急にヘルシングは無言のまま歩き出した。その動向に注視しながらも、警戒は怠らない。
すると男は祭壇の裏に回る。台に手をついてなにやら腕を伸ばすと、引っ張るような動作をした。ややあって、ずるずると何かを引きずる音が聞こえてくる。
祭壇を迂回したヘルシングは、信じられないことにベリアの髪を掴んで戻ってきた。乱暴に放り投げると、金で装飾された祭壇前面にべリアの背が打ち付けられる。
「ベリアさん!」
その体は血塗れで、着ている黒いドレスもぼろぼろで。普段の明るくお茶目な姿が幻と霞むような、痛々しい格好を晒していた。
「真祖の血はもう十分だ。ドラクロアが供してくれたからな。おかげでずいぶんと研究も進んだ」
「なにを言ってる……」
ヘルシングはつまらなそうに「ふん」と鼻であしらうと、荒い呼吸を繰り返すべリアを見下ろした。
「アッシュと言ったか。貴様は真祖の殺し方を知っているか?」
「別に知りたくもないッ」
「そうか? そう言えばカインの血を覚醒させたんだったな。その力があればなんでも殺せるだろう。興味深いが、実に忌まわしい力だな」
言いながら、ヘルシングは屈みベリアに顔を近づけた。すでに瀕死に近いのか、身じろぎ一つしない女王。男はそんな無抵抗の彼女の豊かな胸を強く掴む。ぐにゅうと乳肉がやわらかく変形し、指が沈みこんだ。かすかにベリアが呻く。
「――ベリアさんに、汚い手で触れるな……」
脳内が焼き切れそうなほどの怒りが浸潤していく。そんな自分を嘲るように口角を上げると、ヘルシングはあろうことか彼女の頬に舌を這わせた。
「ヘルシングッ!! 」
アッシュは嫌悪と憎悪を込めて叫んだ。反射的にクロスボウを向け、トリガーを躊躇いなく引く。シリンダーが回転し、高圧ガスに後押しされたボルトが吐き出された。しかしたったの三本だった。教会広場でかなり消費してしまったようだ。
予備の矢筒はない。照準も合っていなかったのか、なけなしのボルトはヘルシングの頭上を霞め、ガガガッと音を立てて大理石の祭壇に刺さる。
ガスは残っていても、もう放つ矢がない。シリンダーは空回りし、カタカタと虚しく音を立てた。
「しかしいい女だな。吸血鬼にしておくのがもったいないほどだ。殺すのも惜しい」
なおも続けられる辱めに、アッシュは激情の赴くままに疾駆する。
ボウガンを引っ提げたまま床板を踏み抜く勢いでアーケードを二足飛びに駆け抜けて、ヘルシングの頭上めがけ弓部の刃を振りかぶった。
直撃の瞬間、ヘルシングはまるで掻き消えるような驚くべき素早さでその場から離脱する。アッシュの攻撃は空振りに終わり、石の祭壇を叩きつけた。
パラパラと破片が落ち、欠片が床を叩いたその時――背後から心臓を握り潰されるかのような殺気。
直後、振り返る間もなく後頭部付近から撃鉄を起こす音がする。ゾクリと背筋を冷たい感覚がなでた。
――撃たれるッ!? そう覚悟したまさにその時、
「ヘルシングッ!」
ノエルの激昂する声がした。刹那、火薬の爆発音が鳴り渡る。堂内を響いた銃声は奥へ奥へと反響する。
背後にあった男の気配が瞬く間に消えると、銃弾はチャペルの彫刻を穿った。
「なかなか腕を上げたな、ノエル。わしは嬉しいぞ」
声に目を向けると、いつの間にやら男はチャペル上部のパイプオルガンのある、バルコニーの手すりに足をかけて立っていた。
「アッ、シュ…………」
蚊の泣くような小さな声がする。視線を落とすと、ベリアが苦悶に顔を歪めてこちらを見上げていた。
「ベリアさん、もう大丈夫ですから!」
「……ごめん、なさい、足手、まといになっちゃって」
「喋っちゃダメです! いま血を――」
アッシュは手首を噛み切ろうとして、ふと気付く。いま自分は人間同然だった。手首を切ったら死んでしまうかもしれない。
逡巡し悩んでいるところに。
「アッシュ!」
突然交差部の高いドーム型天井が崩落すると同時に、天から声が降ってくる。
ガラガラと音を立てて床に落下する、装飾されていたモザイクタイルや屋根材の瓦礫。散乱するそれらに混じって、蒼い髪の少年が着地した。
「クロード!」
「ベリア様は任せて、君はヘルシングを」
「頼んだ!」
ベリアを抱えて再び天井から外へ離脱するクロードを見送り、アッシュはヘルシングに向き直る。
これで憂慮すべきことはなくなった。
「ヘルシング、お前だけはぜったいに殺すッ」
「その自信はカインの血を覚醒させたからか? 青二才が。なぜわしが新月を選んだか分かるか? 貴様の力を発現させないためだ」
不愉快な嘲笑を浮かべ、「ハハハハ!」と哄笑するヘルシング。
耳障りなことこの上ない。
「だまれ」アッシュは刺すように睨み付け、「…………行くぞノエル!」
声をかけると、まるで待っていたようなタイミングで銃声が響く。
一発、二発と音が連続し、初弾は牽制、男の側にあった燭台を破壊した。次弾は避ける方向を予測しての、かなり正確に照準しての射撃だった。移動距離とスピードを考慮した上で銃口は確実に心臓を捉えていた。が――
しかし、それすらも予想していたのか。ヘルシングは心臓へ向かう弾を体を捩って紙一重でかわす。
その空隙を埋めるようにアッシュは飛び出した。祭壇に飛び乗って思いっきり蹴りだし、降りてくるヘルシングへクロスボウの弓部を振りかぶる。横薙ぎにした刃は寸でのところで弓床を押さえられ、軌道を逸らされたどころか手すりにされ、跳ね上がったヘルシングから強かな蹴りの一撃をもらってしまった。
咄嗟に体を捩っていなかったら、内臓破裂は免れないほどの衝撃にふっ飛ばされ、床に背を打ち付ける。
「ガッ――ゴホゴホ! ――くそッ! なんで当たらない!」
休んでいる暇などない。むせ込む呼吸を無理やり押し殺し、再び床を蹴った。
地上に降りたヘルシングに隙を与えないように連続して攻撃するが、一向に当たる気配すらない。
聖堂内で位置を変え、場所を変え、整然と並ぶ長椅子を切り刻みながらも刃を振り続ける。
合間合間に響くノエルの銃声。それすらもことごとく回避された。
結局、有効打も与えられないままに振り抜いた渾身の一撃は、やはり空を切るだけだった。耳障りな嘲笑を上げながら、ヘルシングは距離を取る。
吸血鬼の力が、カインの血が使えないもどかしさに、アッシュは一人苛立ちを募らせる。
「アッシュ!」
そんな時、ノエルが切迫した様子で駆け寄ってきて耳元に口を寄せてきた。
「聖霊銀が、あと二発しかないわ」
小声で囁かれた言葉にいよいよもって危機感を覚える。
どうやらスピードローダーの実包も使い切っているらしい。付けている意味のなくなった革のポーチを、おもむろに外して床に捨てた。
つまり、あと二発で倒せなければ殺す手段がほぼなくなるということだ。
ここまできて、復讐も遂げられないのか。アッシュは心の中で自身の情けなさを呪う。
――何か手はないのか!
冷静さを失いかけた頭に、ふと先ほど聖霊銀に触れた時のことが思い出された。そして、ヘルシングほどの男が先ほどから銃による攻撃を一切仕掛けてこないこと。
もしかしたら……。そんな憶測が鎌首をもたげる。
「ノエル、聞いてくれ――」
アッシュは声を潜め、作戦を簡潔に伝えた。それは彼女を危険に晒すことだ。下手をすれば死ぬかもしれない。けれど、ヘルシングを確実に殺すにはそれに賭けてみるしかない。
しかしノエルは、一か八かのその危険な賭けに、納得し頷いてくれたのだ。
「アッシュ、あなたを信じるわ」
「必ず守る」
そう改めて口にすると、彼女は笑顔を返してくれた。
ヘルシングへ揃って殺意を向ける。異体同心、その想いは互いに等しい。
「私たちは、必ず復讐を遂げます。あなたをここで殺して!」
挑発するようにノエルは口上した。それは堂々としていて、過去を捨てその全てと決別し、未来へ希望を繋ぐための強い意思表示だった。
「我が孫ながら愚かだな。その程度の腕でわしを殺せるとでも思っているのか?」
ゆっくりと歩いてくるヘルシング。祭壇を離れ、身廊と袖廊の交わる中央交差部で足を止めた。
相対する距離およそ二十メートル。
破壊された椅子の残骸が散乱する身廊中央に出て、ノエルは静かに拳銃をホルスターへ収納する。
するとヘルシングも同じように収めた。
――ヤツが挑発に乗った、想像通りだ。
双方共に銃はシングルアクション。これから行われるのは目にも止まらぬ早撃ちだろう。
ノエルの傍らで、アッシュは生唾を飲み込んだ。賭けとはいえ、瞬きの間で全てが決まる。あとは自分次第なのだ。
緊迫した状況に、緊張から生唾を飲み込む。自然、手に汗握る。
聖堂内はヒヤリとした清冽な空気に包まれた。いつの間にか外界からの物音も止み、静まり返っている。
銃の抜き時を計りかねているのだろう。しばらく沈黙の時間が続いていた。
が――
さきほどクロードがぶち抜いた天井から破片が落ちてきて、聖堂の床にカツンと落ちた。
それを合図に、一瞬で殺気が膨れ上がる。
互いに銃を引き抜くと同時に――アッシュも飛び出し――、……そして、二つの銃声が重なり合う。
クイックドロウは見事だと言わざるを得なかった。
ほんのわずかにノエルの方が早かったのだろう。おかげで計画通りに事が運びそうだ。
「ぐ、う」
口中に広がる金臭さ。
アッシュは自身のシャツの右胸に広がる血を見て、にやりと口元を歪めた。
「なにッ!? 」ヘルシングから驚愕する声が上がる。
「やっぱり、な……」
口端から血を垂らし、勝ち誇った笑みを浮かべた。
アッシュは自分の霊体に変化が起きているのを感じていた。精神世界の樹に刺さったロンギヌス。光を固めたような穂先が柄に重なると、輝きを増しそれが徐々に引き抜かれていくイメージが脳裏に浮かんでくる。
「お前は、知らないだろうな。ノエルの体には、もうロンギヌスはないん、だよッ」
苦悶に顔を歪めながらも笑って吐き捨てる。すると、胸元が急に淡い輝きを放った。徐々に光が伸びてきて、それは三メートルほどの槍状に姿を現す。
アッシュが手を伸ばし、それを握り締めた瞬間――光が拡散するようにして弾け、手の中には、青白い燐光を放つ美しい槍が握られていた。
「馬鹿な……それは、ロンギヌスッ!」
ヘルシングが目を瞠ったその時、銃声が鳴り響く。寸秒遅れて、男のシャツの左胸からじんわりと鮮血が滲みだした。
ノエルが隙をつき、ヘルシングの死角から発砲したのだ。
「な、に……」
「油断したな、ヘルシングッ。いくら完全な不死者といえ、心臓を射抜かれたら、再生にしばらく時間はかかるはず……」
「まさか、このために誘ったのか。わしを――」
二発でヤツを倒すには、これしか方法がなかったのだ。ノエルはこの土壇場で実力を発揮し、算段通りに動いてくれた。
それを無駄にしないためにも、アッシュは力の入りきらない腕に全身全霊を込める。
「くたばれっ、ヘルシング――ッ!」
心臓に手を宛がいよろめく男へ向けて思いっきり腕を振り抜き、聖槍を投げ放った。
ビュンと空を切るロンギヌスは、眩い燐光を螺旋に纏う。高周波のような甲高い怪音を置き去りにし、仰向けに倒れ込む男の鳩尾を見事貫くと聖堂の床に縫いとめた。
「グハッ――」血を吐き零すヘルシング。
その足元から徐々に肉が削げ落ち、それはやがて灰となる。革パンツの裾からは白骨が露見していた。
「なぜだ……、なぜ貴様はロンギヌスに触れられる……吸血鬼じゃないのか」
男は目だけでこちらを向いて、問いかけてきた。
「吸血鬼さ。でも、俺は混血だ。聖霊銀に触れて分かったんだ。新月は、俺の吸血鬼としての力がなくなる。人間同然だから、触れたんだってな。それで思いついた。吸血鬼はロンギヌスに触れることすら出来ない。でも、人間なら持つことが出来るんじゃないかって」
自身のアドバンテージに絶対の自信を持っていたであろうヘルシングの銃には、一発しか弾が込められていないのではないか。そしてそれにはロンギヌスの穂先が霊子化されて込められている。危険な賭けだったが、推測した通りだった。
「ふっ、なるほど……わしは策に溺れたわけか……」
「お前は自分で、墓穴を掘ったんだよ。朔の夜を指定したのが、お前の敗因だッ」
血のこぼれる胸を押さえ、アッシュは冷酷な眼差しで男を見下ろす。
復讐を遂げたというのに、なぜだか嬉しさよりも虚しさが胸中を満たしていく。
あれだけ殺したい相手だったのに、父を殺したほどの相手だったのに。最後はこんなにもあっけないのかと。
「……ノエル……、」首元まで灰に変わっているヘルシングが、不意に彼女の名を呼んで「――強くなったな」
笑いジワを深めて口元に湛えたその微笑は、次の瞬間灰となって消える。
最期にそれだけを言い残し、ヴァン・ヘルシングは崩れたドームの真下で、灰の海に骨を浮かべて逝った。
「やっと、終わったね」
淡々と、そう告げたノエル。振り向いて見た彼女の瞳は、怒りでも悲しみでもない。ただじっと、無感情に骨と灰を見つめていた。
「ああ、」呟いた瞬間、床に突き立っていたロンギヌスの穂先が折れ、撒き散らされていた燐光もぱあっと輝き、光の粒子となって消えてしまう。
聖槍は折れた穂先と長い柄が分割され、ヘルシングの灰を散らした。
それを見届けた瞬間に、急に目の前が暗くなって――アッシュの意識は遠のいていった。
「アッシュ!」
ノエルは、前のめって倒れそうになった彼を慌てて抱きとめる。
まさか死――、優しく床に横たえながら、不安を表情に刻んだ。心臓ではないとはいえ、右の肺を撃たれたのだ。いまは人間同然の身、無事では済まないかもしれない。
泣き出しそうな顔をしながら顔を覗き込む。
と、静かな吐息が耳に届いた。
「――よかった。生きてる」
ほっと安堵しぺたんと座り込んで、その寝顔を改めて覗き込んだ。
かつては敵対し、憎悪の対象として狩るつもりだった彼。いまはその眷属となり、一緒に復讐を遂げた仲間で。そして彼は、自分を家族だと言ってくれた。
親を失ってから十五年。ただひたすら任務をこなして技術を磨き、執行者の頭領として頑張ってきた日々。祖父に頼り、仲間と共に駆け抜けてきた人生。
ようやく一つのけじめと共に、それを捨てることが出来る。
――これからは、アッシュの傍で…………
ノエルは心の中でそれを誓い、着慣れた黒いコートを脱ぎ捨てる。
祖父の灰にそれをかぶせると、
「アッシュ、ありがとう」
囁きそっと彼に顔を寄せて、その唇に口付けた――。
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