第2話「あれが普通の犬なら可愛かったのに……」


「――――い。お――さい」


 誰かが、眠っている青年に声を掛けている。

 だが、心地良い眠りについている今、その声はただの安眠妨害でしかなかった。

 再度夢へと飛び込もうと、青年は声の主に背中を向ける。


「んん……あと、ちょっと……」

「分かった。一生寝ていたいのね」

「起きます!!」


 特に何かをするとは言っていないのだが、言葉に不穏なものを感じ取って飛び起きる。そして、今、自分がいる場所が何処なのか分からないことに気づいた。


「あれ……? ここ、何処だ?」


 知らない場所だった。

 周囲は真っ白な靄に包まれ、自分が座っている地面も、本当に地面なのかと疑いたくなるほどに白い。

 ただ、おかしな点は場所だけではなかった。

 記憶を探っても、何も浮かんでこないのだ。


「……俺、何してたんだっけ?」


 気を失う前、何処で何をしていたのか、自分が行っていた事をまったく思い出せない。

 両手で顔や体を触って異常がないか確認し、辺りを見渡してから一つの結論に至った。


「もしかして、これが『異世界転移』ってやつ……?」

「はぁ? 死んだだけよ」

「えっ」


 記憶に薄らと残る架空世界の話を思い出して呟けば、即座に冷たい言葉が飛んできた。それも、とんでもない発言を交えて。

 そちらへと目をやった青年は、冷たい発言をしたと思われる少女を見て固まった。


「き、みは……?」

「私? あなたをここに連れてきた『グリムリーパー』よ」


 腰ほどまである銀髪に、やや大きめのエメラルドグリーンの瞳。身に纏う黒いドレスは白い肌を強調するようだ。

 現実離れした美しい少女の姿と、彼女が口にした言葉から、否定された答えに戻った。


「じゃあ、やっぱり、ここって異世界――」

「『冥界』よ」

「冥、界……」


 被せ気味に言われた単語を繰り返すも、元の世界と一致しない気がした。最も、元の世界の名前など覚えていないのだが、違うとは何となくだが分かる。

 「元の世界と違う世界」イコール「異世界」ではないのかと、眉間に皺が寄るのを感じつつ少女に訊ねた。


「それって異世界じゃないの?」

「年齢の割に消えた記憶多すぎない? それとも馬鹿なの?」

「初対面相手に容赦ないな……っていうか、記憶消したのか!?」

「まぁ、邪魔だしね」

「人の記憶を何だと……」


 邪魔と言われるような記憶を持っていた覚えはない。消えていて分からないが。

 さっぱりとした少女は、可憐な見た目の割に言葉に容赦がない。

 失礼なことを言う彼女にもう少し強く怒ってもいいのかと思った矢先、彼女が告げた言葉で思考が停止した。


「さっきも言ったでしょ? あなた、もう死んでるの」

「…………何かの漫画で似た台詞を聞いた気がする」

「それは覚えてるのね。でも、残念ながら事実よ」

「……マジか」


 怒りなど何処かに消えてしまった。

 少女は呆れを隠すことなく、腕を組みながら座り込んだままの青年を見下ろした。


「『冥界』って聞いたら、あなたくらいの人なら大体、死んだことを受け入れてくれるんだけど、まさかその判断もできないまま『異世界転移した』とか思い続けるのあなたが初めてよ」

「うっ。褒められているのか貶されているのか……」

「貶しているのよ」

「そこ、嘘でもいいから褒めたことにしてくれない?」


 彼女の辞書に「容赦」と「フォロー」という言葉はないようだ。

 ただ、彼女の言うように青年が死んだとして、何故、ここにいるのか分からない。

 すると、少女が持っていた大鎌が、刃から広がった青い炎に包まれて形を変えた。先端は緩やかに曲がり、正二十面体のランタンがぶら下がる。

 ランタンには青い炎が灯っており、それを見ると心が落ち着いていく気がした。


「さて、お喋りはここまででいいかしら? 『次』が詰まってるの」

「つ、次?」


 何が待っているのか。そして、自分はこれからどうなるのか。

 いくつもの疑問が浮かぶ中、白い靄の向こうから小さな黒い影が近づいてきた。人間の子供よりもずっと小さく、何かの動物のようだ。


『はぁ……。やっとランタンに収まって帰って来たってのに、ここで出くわすのがテメェかよ』


 少年にしては低く、成人男性にしてはやや高めの声が聞こえた。

 疲労が滲む声音に、少女も溜め息を吐いてから「それはこっちの台詞よ」と返す。

 やがて、靄の向こうから現れたのは、一匹の黒猫だった。

 首もとにはガラスでできたような鈴がついているが、中身はないのか音はしない。代わりに、ぼんやりと中心が青く光っている。


『もたついてんじゃねーよ。早くしろ、“クソババア”』

「あらぁ、お口が悪くてよ、“クソネコ”」

『ああ? テメェもだぞ』


 黒猫は人語を操れるのが当然であるかのように普通に喋っている。

 少女もそれを自然として受け入れており、悪態を吐く黒猫に言い返した。

 人間と猫の罵り合いという、恐らく、消えた記憶の中にもないであろう珍しい光景に開いた口が塞がらない。

 じろりと睨み上げてきた黒猫を、少女は蔑むように見下ろして笑った。


「ごめんなさい。“クロネコ”だったわねぇ」

『殺す』

「グリムリーパーに殺すって何よ。笑っちゃう」

「あ、あの、喧嘩は……」


 放置されている人の身にもなってほしい。

 どうすればいいか分からずに困惑していると、少女は青年を一瞥するなりランタンがついた杖で地面を突いた。

 その瞬間、周囲の靄が少しだけ引いていく。見えてきたのは、靄に隠れていた巨大な漆黒の門だ。

 細やかな装飾が施されている門は、ほぼ真上を見て漸く頂点が見えるほど高く、その頂点も靄が薄らと掛かっている。

 何処かに繋がっているのか、両開きの扉はぴったりと閉じられており、取っ手のような物はない。最も、あったとしても人一人の力では開けられそうにもない重厚感があるが。

 唖然と見上げていると、少女は青年に向き直って淡々と説明した。


「あれが『転生の門』。私達、グリムリーパーが現世から死者の魂……『ストレイ』を回収してきたら、この門をくぐらせて転生してもらうの。勿論、あなたもね」

『まぁ、実際に現世に転生するのは、門をくぐってからずっと先の話らしいけどな』


 少女の説明に補足した黒猫は、退屈そうに欠伸をして後ろ足で耳の後ろを掻く。

 ここまでくれば、もう死んだことを受け入れなければならないのだろう。

 先ほどから何かが引っ掛かるが、それが何かが分からない。


「……俺も、これをくぐるのか?」

「そう言ってるじゃない。それに、早くしないと二度と転生のできない、討伐対象の『グラッジ』になるわよ」

『お前らの言葉で言うと、記憶にあるかは知らないが「悪霊」ってやつだな』

「う、薄ら覚えてる」


 存在するかしないかはともかく、生きている者に害をなしたり、土地に悪影響を与えたりと、あまり良い印象はない。

 しかも、二度と転生できないということは、正真正銘の死を意味する。

 未知の恐怖に背筋がぞっとした。

 少女は再度、催促するように杖で地面を叩く。


「さぁ、くぐりなさい」

『なぁに、踏み入れたらあとは自然と吸い込まれる。最初の一歩が怖いなら、付き添ってやってもいいぜ? 俺達は転生が許されてないから手前までだけどな』

「大丈夫。私が押してあげるから。二人纏めて」

『おい』


 怯む青年の足もとに黒猫が擦り寄る。

 緊張を解すためか冗談っぽく言った黒猫だったが、少女の冗談には聞こえない言葉でさっと青年から離れた。

 何にせよ、青年には門をくぐる以外の選択肢がない。逃げきれたとしても、ずっとこのままさ迷い続けるだけだ。


「……わ、分かった」


 二人から門へと視線を移し、ごくりと固唾を飲み込んだ。

 ゆっくりと一歩を踏み出せば、少女と黒猫も喧嘩が嘘のように口を閉ざして見守る。


 このときは、まだ誰も予想していなかった。


 青年が、転生の門に拒絶されることを。



   ◇◆◇◆◇



「――しんっっっじらんない!!」


 門をくぐってすぐ間の抜けたブザーが鳴った後、青年は門の奥から現れた三つ首の巨大な犬に追われて逆戻りした。

 だが、少女が振り下ろした大鎌によって意識が飛び、再び目を覚ました青年に掛けられた第一声がそれだ。

 憤慨する少女の隣では、黒髪の青年がお腹を抱えて笑っている。


「ははははっ! 初めて聞いたぜあんな音! 噂には聞いてたけど、まさか……ふふっ。生で聞けるとは……ぶはっ!」

「そのまま笑い死んじゃえばいいのに」

「ああ!?」

「わあああ! 喧嘩はやめよう!」


 爆笑する青年を一蹴すれば、いつしか見たやり取りが始まりそうだった。

 目を覚ましたとき、黒猫の姿は何処にもなかった。代わりにいたのは、艶のある短い黒髪に金色の目をした青年だ。

 青年は右の前髪が顎のラインより少し下までと長く、左は後ろに流してピンで留めている。切れ長の目は相手にキツい印象を与えるが、笑っている顔は無邪気な青年のそれだ。胸元では、黒猫が着けていた鈴を小さくしたようなペンダントが揺れている。


「とりあえず、俺はどうしたらいいんだ? 門はくぐれそうにないんだけど」

「『ケルベロス』があんな状態だし、暫くは門に近づけないでしょうね」

「ケルベロスって……」


 少女がやや投げやりになっている気はするが、出てきた名称は微かに記憶に残っている。空想上の動物として。

 ちら、と門を見れば、門の陰から三つの顔がこっそりとこちらの様子を窺っていた。

 その目は遊び相手を待っている大型犬のようにも思えたが、近づけば先ほどの二の舞だろう。

 黒髪の青年がガンを飛ばせば、三つ首の犬――ケルベロスはさっと門の奥へと頭を引っ込めた。体の大きさの割に気は弱いのかもしれない。


(ちょっと可愛いかも……)


 生前は犬好きだったのかは分からないが、少なくとも嫌いではなかったのだろう。先ほど、吠え立てられたのが嘘のように大人しい姿に胸が高鳴った。

 だが、少女がそれを打ち消す言葉を放つ。


「あれは冥界の番犬。普段は門の奥にいたり、冥界をうろうろしてたりするけど、転生に相応しくないストレイが門をくぐろうとすれば、即座にここに移動してきて排除するの」

「もし、くぐったら?」

「三つの首のどれから齧られたい?」

「くっ、くぐりません!」


 三つの首のどれに、という話ではないことに悪寒が走った。

 齧られる程度で済めばいいが、自身の体ほどもある頭に齧られれば一瞬で体がバラバラになりそうだ。死んでいるのだから痛みはないのかもしれないが、千切られる恐怖はあるだろう。

 門の奥からまたケルベロスが顔を覗かせていたが、もう目は合わせなかった。

 一方、少女は口元に片手を当てて考え込んでいた。


「回収したストレイがグラッジ化なんて前代未聞だし、このままじゃグリムリーパーの恥よ」

「いいんじゃねーの? 俺じゃないし」

「あんたも見てたんだから同罪よ」

「俺は回収してねーから、コイツの精神状態がどうかなんて知らねーし!」


 揉めるくらいなら解決方法を話し合ってもらいたいのだが、横から口を挟む隙はなさそうだ。

 ふと、どうせ悪霊となってただ消されるくらいなら、あのケルベロスに食べられたほうが栄養になっていいのかと思った。ケルベロスに餌がいるのかはともかく。

 門を見れば、ケルベロスが舌を出してこちらを見ている。

 吸い寄せられるように足が再び門へと向かいかけたとき、首もとに細い何かを当てられる感触がした。


「痛っ」

「その痛みで収まって良かったわね」


 踏み出した足はすぐに止められず、一歩踏み出したと同時に細いものが首に食い込み、鋭い痛みが走った。

 次いで後ろから冷えた声が聞こえて振り向けば、黒髪の青年と口論していたはずの少女が大鎌を向けてきていた。先ほどの痛みは、大鎌が首の皮を薄く斬ったからのようだ。

 ただ、死んでいるならば痛みもないのでは? と首もとに触れながら首を傾げた。指先には滲み出た血がついている。


「なんで痛いんだ? それに、血が出てる」

「冥界で生きているからよ。ここにいる者は何であれ、ここに溢れる力を吸って血肉を得る。門をくぐればそれが薄れていくけど」

「感覚も生前とほぼ一緒。でも、死んではいるから、食われれば魂が消えるまで痛みに悶え苦しむことになるぜ」

「っ!」


 再び、四肢が千切られるのを想像してぞっとした。

 生きているときは、激痛のあまり失神するか死んでしまうだろう。しかし、もう死んでいる以上、「死」という逃げ道はない。


「こっちにあなたの名前があったってことは、私達が回収しても問題はないはずなの。今の精神状態を見てもね」

「そう、なんだ……」

「たまに手違いで混じるときもあるけどな」


 最も、手違いで混ざった場合はケルベロスがもっとしつこいし、そういった意味でも大丈夫だろうけど。

 そう付け足した黒髪の青年は、またケルベロスを見やる。そして、ケルベロスもすぐに頭を引っ込めた。

 深い溜め息を吐いた少女は、大鎌を青い炎で包む。それが小さくなっていくと、少女の胸元に飛んでいって弾けた。その中から現れたのは、ランタンを小さくしたようなペンダントだ。


「ここでうだうだ悩んだってしょうがないし、『アンダーテイカー』に戻りましょうか」

「だな。『オルクス』なら何か知ってそうだし」

「アンダーテイカー? オルクス?」


 ここにきて漸く意見が合致した二人は、白い靄に向かって歩き出す。

 置いて行かれまいとその後に続きながら問えば、少女が簡単に説明してくれた。


「『葬儀屋アンダーテイカー』は、グリムリーパーの統轄機関。『オルクス』はグリムリーパーの長よ」


 靄に進入すると、ひやりとした湿気を多く含む空気が肌を撫でた。

 少し歩けば靄の向こうが明るくなってくる。

 段々と薄れていき、やがて靄を抜けた先に広がっていたのは、現実とは思えないほど幻想的な風景だった。


「……!」


 全身に鳥肌が立ち、言葉を失った。

 真っ白な雲の上に、無数の島が浮いている。空は薄雲が掛かったかのようなぼんやりとした青だが、太陽と大きな月が対極の位置にあるのが見えた。

 大小様々な浮島はそれぞれが違った自然環境を備えている。草原だけの島やなだらかな山と美しい湖のある島。険しい山がある島ではそこから滝が流れ落ちて虹を形成していたり、遠くの島には氷山らしきものも見えた。また、生えている木や花も島によって微妙に異なっているようだ。


「ここって所謂、死後の世界、だよな?」

「表現的にはそうなるかしら。グリムリーパーはここで過ごし、回収の仕事があれば現世に向かうの」

「へぇ、いいな。こんな綺麗な所で過ごせるなんて」


 死後の世界がこんなにも美しいなら悪くはない。最も、青年はグリムリーパーではないため、長くは過ごせないのだろうが。

 本心から羨ましいと思って言ったのだが、少女は何処か不服そうに視線を落とした。


「そうかしら」

「え?」


 何か不満でもあるのだろうか。

 しかし、それを訊くより先に黒髪の青年が話を変えたため、理由は分からずじまいになった。


「そういや、まだ名乗ってなかったな。俺は『クロ』。さっきの黒猫だ」

「猫!?」

「おう。一応、動物のストレイの回収をしてる。人間の姿になれるのは、動物のままだと『デスサイズ』……あの大鎌が使えないからだ」


 グリムリーパーにもいろいろと種類がいるようだ。

 まさか猫が人になるとは思わず、まじまじと青年、クロを見てしまう。

 だが、クロが説明してくれた人間になれる理由も納得はできる。シルキーが手にしていた大鎌……デスサイズと呼ぶそれは、確かに猫の手では使えない代物だ。

 クロは好奇心に満ちた青年の視線を気にすることなく、少女を一瞥して嫌そうに顔を顰めた。


「コイツは……名前言わなくていいか」

「『シルキー』よ。あんたに呼ばれるくらいなら自分で言うわ」

「ああ!?」

(仲悪いのかな……)


 先ほどから些細なことで口論に発展している。ただ、本当に仲が悪いならそもそも話さないし近づかないだろうが。

 これが二人なりのコミュニケーションの取り方なのだろうと、短い時間で察した。

 シルキーは喧嘩腰のクロを無視して、今いる場所の縁まで歩いていく。後ろにまだある靄のカーテンから端まであまり距離はない。

 そこで漸く、足もとが白い地面から草の生える地面に変わっていると気づいた。


「今から行くのは『あそこ』」

「あそこ……? ……げっ」


 下を見るシルキーに倣って、彼女の隣で覗き込む。そして、激しく後悔した。

 風が高い音を立てて吹き上げてくる。

 ほぼ真下にあったのは、かなり大きな島だ。飴色の洋風の城が建ち、城壁のように周囲を館が四角く囲っている。


「か、階段とかあるの?」

「ないな」

「えっ。じゃあ、どうやって下りるんだ?」

「こうやって行く」


 階段がないならば下りようがない。いくら死んでいるとはいえ、地面に叩きつけられれば一溜まりもないだろう。

 しかし、クロは得意気に笑みを浮かべると全身を青い炎で包み込み、それが小さくなっていくと中から一匹の黒猫が飛び出した。先ほどまでいた猫だ。

 黒猫となったクロは迷わずに地面を蹴って宙に舞った。

 後を追うように下を見れば、クロの姿はどんどん小さくなっていく。

 すると、青年の隣で同じくそれを見下ろしていたシルキーが淡々と言った。


「ああやって行くのよ」

「……『逝く』の間違いじゃ――」

「死んでるんだからもう死なないわよ。……多分」

「多分!?」


 絶対ではないのか。

 そう意味を込めて声を上げれば、シルキーは渋面を作りながら「ストレイがあそこに行くのは初めてなの。良かったわね、第一号になれて」と言う始末。

 せめて安全の保障はしてほしいのだが、と思った矢先、シルキーは青年を押した。むしろ蹴った。


「えっ」

「ほら、さっさと行きなさい」


 身構えていなかったこともあり、青年の体は簡単に落ちた。

 一瞬、何が起こったか分からなかったが、急速に落下していく感覚に、漸く落ちているのだと気づいて叫んだ。


「うわあああぁぁぁ!」


 後ろへと景色が高速で流れる。

 地面がどんどん近づく。


(あれ? これ、前にも何処かで)


 落ちる時間がそれなりにあったせいか、ふと、記憶の片隅に浮かんだ景色と重なった。

 しかし、それが何の景色だったのか思い出す前に、見えない柔らかい『何か』に包まれた。




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