第6話:少女に恋しちゃダメですか?
肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核肺結核。
僕が1番嫌いな言葉が頭の中でループしてる。自由に操れる? それちょっと前に使いたかったな。
にしても雑すぎ! 肺結核で死んだから肺結核でって.....単純すぎて、ねぇ? なんだかなー
「それって強いんですか?」
「何を言っておる。極限の戦闘状態で医者が足りるはずがない。血みどろの戦闘は一瞬で終わるだろうよ」
「いやでもワクチンとか」
ハーーと大きく息を吐いて神様が僕を見てる。空気が凍りそう。
「いいかい。ゲンキ君が操るのは『肺結核』であって、『結核菌』ではないのだよ。ワクチンも薬も意味はまるでない」
チートだーー! いやチートだけど。地味じゃねぇこれ。「不老不死」とか、「魔法がどうたら」とか、いろいろあったろうに。よりにもよって「肺結核」とはなー。参っちゃうよ。はは。
これはチートじゃない。地味チートだ。
「不満そうだな。でも変えられないんだからしょうがない。君は肺結核のエキスパートなんだから」
そんなエキスパートがあってたまるか。いやいやないって。これはないって。
.....
「.....」
.....
「.....」
「あのーー。そろそろ『冗談でしたードッキリ大成功!!』って言ってもいいのでは?」
「何いってんの。さあ早く準備して。相方も待ってるから」
わーおマジかよ。びっくりして心の中で変なSE流れたわ。
天国ライフ満喫したい。イブさんと友達になりたい。サイッコーに体に悪いもん胃にぶち込みたい。全部...ダメ?
「もう行くんですか? そもそもサタンに肺結核は効くんですか?」
神様は大きくため息を吐かれた。僕の背筋が無意識にピンと張った。コツコツ歩く。いつからいたのだろう幼い女の子の手を引いて戻ってきた。
「それを今から試すのだ。この娘と一緒にな」
肺結核を自由に操れるのであなたにかけてもいいですか? いわしまいわし @iwashi_nitsuke
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