頂上決戦
◆(三人称)
「久しぶりだな、ジェネラル」
ジェネラルにとっては
「生きているという話は本当だったんだな。今の今までどこにいた」
「わかっているんだろ? 〈外の世界〉に行っていたんだよ」
「ここへ何しに来た。目的は何だ」
「持っている『
「何だと……!?」
ジェネラルは怒りよりも
「
ジェネラルは否定の言葉を期待した。しかし、
「落ちるところまで落ちたな、マーグ……、いや、
ジェネラルが怒りの感情をつめ込んだ言葉を
ターゲットを失ったゴーレムが、
ジェネラルは
マントをひるがえしながら、空中でゆったりとバク
針の穴を通すような
並の『電撃』を物ともしなかったゴーレムが、
「
「今のは〈
ゴーレムの上に舞いおりた
「お前――昔、俺と戦いたがっていたよな? 他の連中に
「安く見られたものだな。いいだろう。受けて立とうじゃないか」
見くびられたことでプライドは傷ついたが、ジェネラル本人としては願ってもない話。魔導士としての
「あそこなんかどうだ?」
「無理をしなくていい。すぐに戻ってくる」
ジェネラルはそばの魔導士に言い残し、
◆
本来なら多くの
『もしお前に勝ったら、俺をジェネラルにって話がどうしても出てくるだろ。俺は
ジェネラルとの試合をこばみ続けた
一度はついえた夢だった。自身を
ジェネラルの体はふるえていた。それは怒りではなく喜びだった。部隊の仲間達が、今もなお命がけで戦っている。
それにも
「ずいぶん、うれしそうじゃないか」
胸のうちを見すかされたジェネラルは気を引きしめ直す。
「言い忘れていたが、俺が勝ったら『
「念のため、『
「この国を夢から
「笑わせるな。ライオネル、目を
◆
周辺に『
当然、自身の魔法も影響を受けるが、払わなければならない
『電撃』の攻撃力は『
ジェネラルは小さな『氷柱』で
ただ、『吹雪』と『氷柱』を
それは相手が魔法を発動できないと
彼は一度伝説を作った。それはジェネラルを
『吹雪』と『氷柱』の
通常、魔法の発動は手元に近ければ近いほど
『防壁』の形成にかまけるジェネラルを見て、
ジェネラルは地面をころがるも、すぐさま起き上がり、『
「ジェネラル。お前、
認めざるを得なかった。
「これは試合ごっこじゃない。引き分けも
「お前も思い違いするな。おどしかければ、俺がおじ
ふとジェネラルは思い出す。この国が『
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