大門前攻防戦
◆(三人称)
ウォルターは大門の
ゴーレムの
「あいつらはいない?」
「
ウォルターは
大門はかたく
陸では馬をかった
ウォルターが今回の作戦で
『
そのため、ゴーレムとの
とはいえ、能力者の敵は複数いる。大門の内側で
そこで、『扮装』を見やぶれるコートニーに
スコットは敵と
「午前十時に
下で
敵は夜明けを待った。ゴーレムは
「いったん、下に戻りましょう」
ウォルターとクレアは大門から下り、下で待っていたコートニー達と
「どうだった?」
「外にはいなかった」
「もう
「ちょっと街のほうを見てくる」
その場を離れようとしたウォルターを、スコットが「ウォルター」と呼び止めた。
そして、ネイサンから受けついだ
「チーフのかたきを
ウォルターは
◆
トランスポーターとネクロの二人は数百メートル先にいた。〈
「このまま門が開かなかったら、どうするつもりだい?」
「そうなったら、他の街へ遊びに行くまでです」
「ゴーレムは遊び
「みんなで遊びに行く必要はありません。そのために、これだけ用意したんです。でも、門は開きますから、ご安心ください。彼らが開かなくとも、きっと開きます」
「……ああ、そういうことか」
トランスポーターは
「トリックスターは来ていますか?」
「さっき、あのデカい門の上に人影があった。たぶん、あれじゃないか」
「インビジブルのほうは無事ですか?」
「たぶん。今は建物の中にいるみたいだ。たまに窓から外の様子を見ている」
〈
ただし、音声は
「トリックスターの相手があるから、いつまでも君に付きそっていられないけど、大丈夫か?」
「それなら、ゴーレムが
◆
午前十時。
いっせいに
しかし、内側の
そこに、
行き止まりとわかると、外へ戻っていく
それもそのはず、ネクロがゴーレムに
それを格子門ごしに確認した魔導士が、ジェネラルへ報告に向かう。
「やはり、攻撃へ
「わかった。よし、作戦通りに行くぞ」
それぞれの
「「「
かけ声がひとたび上がると、それを
大門の外側でいっせいに攻撃が始まった。大門脇の
さらに、向こう岸に展開した騎兵達も
ガラガラと
おとり役の魔導士は、ゴーレムの視界から
そこからの
ジェネラル達の作戦も愚直だった。ただし、今回はあらかじめ
ロープをより
ゴーレムを
二体、三体と入ってきた時の
ロープをくくりつけてからもぬかりはない。前回の戦闘で、馬の引く力と
それには『風』で
「来たぞ! 攻撃開始!」
そのタッグがルートや水路付近に何組も
そこからは
前日に
◆
一体、また一体と
ジェネラルはひた走った。水路へ敵を落とした後は、
「ジェネラル、がんばれ!」
「ジェネラル、少し
「いや、まだまだ」
倒したゴーレムはまだ八体。敵の
「よし、次行くぞ!」
ジェネラルが
そんな時だった。確かな
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