―幕間―
【キャラクター紹介など その2】
飛ばしても大丈夫な部分です。
興味のある方だけどうぞ
キャラクター紹介
◆Qatia(カティーア)
Chapter3で両親の馴初めと死に様を見た人。
大きな狼の父親となにやら力のありそうな母親から生まれていたことや、魔法院の前身組織の偉い人に両親が殺されたことが判明。
ジュジと隠居ライフを楽しんだり、新居探しをしようとしていたけどそうもいかなくなってきた。
ジェミトのことは話も出来るし、仕事も出来る良いヤツと思っているが、シャンテとフィルのことは手間のかかる子供だと認識している。
ジュジが同年代の友人が出来て喜んでいるのであまり邪険にしないで面倒を見ている程度の認識。
真名がアルマであることを父親の親友であり名付け親であるコダルトの記憶から知り、ジュジに教えた。
大所帯になり、転移魔法も使いにくいのでどうにかしたいと思っている。
◆Jiuji(ジュジ)
嫉妬したり、不安になったりする18歳。
カティーアのせいで金銭感覚が麻痺していることに自覚的になり、少し焦った。
背が伸びているけれど自覚はない。
シャンテやフィルなどの同年代が身近に増えて少しだけうれしく思っている。
元々面倒見が良い性格なので、シャンテやフィルに少しずつ文字を教えたり本を読み聞かせたりしている。
フィルの姉と同化したからか、自分がこうなっていたかもしれないという意識があるのかフィルに対してかなり甘い。
よく髪の手入れをしてあげたり、肌の手入れを一緒にしているが、フィル的にはあまり乗り気ではない様子。
◆Gemito(ジェミト)
20代後半のお兄さん。身長はカティーアよりも頭一つ分ちょっと高い。
彼の一族だけみんな肌が褐色で筋肉質。それにがたいも良い。
所謂ツーブロの髪型で地毛はプラチナブロンド。髪の毛を染めてアッシュっぽい紫にしてる。
辺鄙なところにある過酷な環境にある村で暮らしている。一応領主の跡継ぎだったが、色々あって村から旅立った。
神様に選ばれて
すぐに女の人に手を出すのは、村の文化的なものも関係しているけどその中でもチャラい。
ケトム・ショーラの領主はより良い跡継ぎを残すためにたくさん子を残すようにという教えもあるので仕方ない。彼の兄弟のほとんどは異母兄弟。
領主とはいえ、他の地域と違って使用人などはいない。村を守るための自警団を取り仕切ったり、商隊との貨幣取引をする代表という感じ。
暑いのは苦手。ジュジがかつての恋人に似ていたので少しだけ気になっていたし、もし師匠とやらが現れなかったら数年待ってから妻の一人にしようかなとくらいには思っていた。
昔、森に住む精霊と恋仲に落ちたけど、お兄さんも同じ精霊とそういう関係だった。跡目を継いでしまった負い目から精霊との恋を諦めた。
シャンテは兄の子供だが、実の弟と同じように大切に思っている。
◆Chanter(シャンテ)
精霊が変化した木の瘤から生まれた。
厳密に言えば人間ではなく、ほぼ人間と同じ材質で造り出された自我と魂を持つし、加齢もする人間のような人形。
元々は森の精霊が愛するヒトと共に人里で暮らすために体を作ろうと集めていた材料だったが、力を失い自分は人里へ行けないことを悟り、自分と愛する人たちから集めた素材で子供を模した人形を作りジェミトへ託した。
魔法を使うことはできないが、言葉とある程度の生活の知識、そして傷を癒やす唄を母から受け継いだ。
精霊が作り出したものだからか、周囲の魔素を整える性質を持ち合わせている。
生まれたときに既に見た目が小さな幼児程度だったので実年齢と見た目の年齢に差がある。
生まれてから6年くらい経過しているが、一応16~17歳という認識だし、周囲にもそう言っている。
緑ががかった金色の髪に、真っ白な肌。華奢な体躯でよく見なければ女性だと思われることもある。身長はジュジと同じ位で、カティーアより少し小さい。
妖精の国の歌を一つだけ覚えていて、それで病やよほどの重傷以外は癒やすことが出来る。手足がちぎれたりすると無理だけどお腹を剣で貫かれるとかなら癒やせる。
生意気で口が悪い。領主の家で兄弟たちと一緒に勉強もする機会があったけどやる気が無かったので字はほとんど読めない。
村では毛長鹿や馬の世話をしていたので動物の世話は得意。狩りもしていたので弓矢を扱うのも得意だけど、剣や斧を持つのは苦手。
ジュジには親しみを感じているが、フィルに対しては恋心のようなものを感じている。
◆Fill(フィル)
元の名前はファミン。姉から新しい名前を贈り物としてもらったのでフィルと名乗るようになった16歳。
青と緑が入り交じって見る角度によって虹彩の色が変わって見える不思議な瞳が特徴。母親からは魔女の目と罵倒されていた。
綺麗な明るいブロンドの髪で肌も白い。出会ったときこそみすぼらしい見た目をしていたが、ジュジの入念なお手入れによりサラサラの髪とつやつやの肌を手に入れ、見た目は美しい女性である。行動は野猿とかクソガキ。
この世界の女性にしては背が高く、カティーアと同じ位の身長で、見た目だけはほぼ大人の女性。
盗みと売春で稼ぎを得ていたので手癖が悪く、行儀も悪い。最近手でものを食べることをやめるようになった。
姉の魂が宿っていた
ジュジのことは、姉が乗り移ったことや世話をしてくれることから、姉ほどではないにしてもかなり好ましい相手だと思っているが、カティーアのことは苦手。
シャンテは舎弟くらいには思っている。
体格も良く、ジュジの次くらいに面倒を見てくれたり食べ物をくれるのでジェミトにも懐いている。
◆Kagachi(カガチ)
カティーアの両親を殺した魔法院の前身組織に所属していた人。
紅い瞳と真っ黒な長い髪の毛をした女性で、青白い肌はうっすら鱗に覆われている。
自分で作った氷の人形へ魂を宿らせて肉体がなくても動くことが出来る上に、非常に強い氷の魔法を扱える。
自分の器として使っていた人形を破壊するだけで周囲一帯をかなり長期間絶対零度の土地へ変えてしまう迷惑な存在。
今は行方不明。
◆miedo(ミエド)
フィルの村を滅ぼした元凶。
青白い肌とつり上がった切れ長の目。青みがかったボブヘアーの華奢な男性。
妖精を加工したり、ヤバい宝石を渡したり、フィルのお母さんを誑かしたりと迷惑な人。
カティーアが不死だということを知っていたり、氷の魔法を使えるようだけど極力戦闘をしたがらない。
何かの実験をしているように見えるけれど、思惑はまだ不明。
※※※
◆
一番古い人種。旧き神と繋がることで魔法を使えたヒト族から信仰を取り上げ、魔法を使えないが魔力は高い種族になるように調整して繁殖させた。
妖精や魔物をおびき寄せる性質が僅かにある。神の御子とも呼ばれていた。
今では失われた異世界から持ち込まれた技術で魂や体を操作されている。
白い壁に囲まれた管理区で、魔法院の決まりを守り生活をしている。
アルパガス討伐の際に、その場で使う魔力補給機として使われたため、個体数は0になった。
◆
戦争の最中に生み出されたので、フムスと違い魔法を扱えるような繁殖計画や実験を行われた世代。
今では失われた異世界から持ち込まれた技術で魂や体を操作されている。
カティーアの魔法実験も盛んだったことから
原則的に子供を二人残した雄の個体と、子供二人の内一人が成人した雌の個体はカティーアへ捧げられる。
アルパガスを倒した後、魔法を使える個体が出る危険性があるとしてほとんどの個体は廃棄された。
◆
ルトゥムの中でも魔力の保有量が多い個体たちを掛け合わせて作り出された一族。
今では失われた異世界から持ち込まれた技術で魂や体を操作されている。
魔物をおびき寄せやすい上に、魔法の能力を発現させたものは今までに0である。
アルパガスを討伐した際に解放をされたが、魔物をおびき寄せる体質のためほとんどの個体が魔法院による保護を求めた。
どこかへ逃げた個体も、魔物をおびき寄せる力が強い場合は保護を申し出てきたり、集落が莫大な報酬目当てに
かつては体を加工され、持ち運びしやすい魔力補給用の道具として扱われていたが、最近は老齢になり寿命間近のものが秘密裏に加工され、
若い個体は、魔法院や魔法研究施設へ送られ、雑務をしながら無自覚の内に設備へ使う魔力を補う生きた電池として利用されている。
また、男女別に成人まで管理され、雇用先で自由恋愛に見せかけた同族との繁殖を行っている。
子供は魔法院が乳離れをしてから預かることになっており、子供を手放す際に報償が与えられる仕組みになっている。
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