第36話 プロ見習いは戦場に臨む
《RISE》1日目。土曜日。
ノース・アリーナのロビーに入るなり、全身に視線が突き刺さった。
「……ジンケだ……」
「やっぱり出るのか……」
EPSに所属していることを公表してからは、あちこちのアリーナを転々とするのをやめて、ハウスから一番近いこのノース・アリーナを根城にしていた。だから、常連の連中にはもうかなり顔を覚えられているのだった。
「……リリィさんだ……」
「相変わらずすっげえおっぱい……」
「羨ましすぎて泣きそう……」
そして当然、いつも行動を共にしている銀髪メイドも。
こいつはとにかく人に見せつけるのが大好きなので、ロビーを通るときはわざわざオレの腕をぎゅっと抱き締めるのだった。
おかげで余計な恨みを買っている気がしてならないが、オレもオレで気分がいいので文句は言わない。ガハハハ!!
……なんだかんだ似たもの同士なのかもしれねーな。
「あ、あのっ……!」
ロビーはさっさと通り抜けてしまうつもりだったが、遠慮がちながらも強い声が、オレたちを呼び止めた。
振り返ってみると、そこにいたのは見覚えのある女の子だった。
「あれ? あんた……」
「えっと……は、初めまして……で、いいんですかね?」
困ったように笑ったのは、長い黒髪が印象的な、大人しそうな女の子。
オレはその子の名前を知っている。
「なんか……不思議だな」
オレも苦笑を返した。
「確かに初めましてなんだが、全然そんな気がしねーっていうか……だけどまあ、初めまして、プラム。オレがジンケだ」
「あっ……は、はいっ! 初めましてっ! プラムです!」
右手を差し出すと、プラムは慌てたようにそれを両手で握った。
先月、ランクマッチであれだけやり合って、最後には互いに考えてることが手に取るようにわかったくらいだったのに、ほぼ初対面なんだよな。
不思議だぜ、まったく。
「あんたもノースが縄張りなのか? あんまり見かけたことないんだが……」
「あ、いえ……あたしは普段、ウエストの方にいることが多くて……今日は、もしかしたらジンケさんに会えるかも、って……」
「むむ」
オレの左腕を抱くリリィが手の力を強めた。
どうした?
「え、えっと……」
プラムは戸惑った顔で、オレの左腕にへばりついている銀髪メイドを見る。
「あの……その方は……?」
「ああ。こいつはウチのチームのバイト――」
「――をしながら、ジンケに寵愛されてます。以後よろしく」
「ちょうあっ……!?」
ピースしながら言い放ったリリィの言葉に、プラムが顔を真っ赤にした。
「ち、寵愛って……そ、そういうご関係ですか……?」
「おはようからおやすみまでのご関係」
「おやすみまで……!?」
「たまにおやすみも言わせてくれない」
「ひゃあーっ……!」
オレはリリィにデコピンした。
「あう。いたい」
「嘘はやめろ、嘘は。無表情のまんま際限なく調子に乗ってんな、お前」
「そのうち嘘から出た真になるから大丈夫」
どういう理屈だよ。
「えっと……結局、どういうご関係なんですか……?」
困惑顔のプラムに、オレは苦笑いして言う。
「まあ、オレの彼女的なもの」
「的なものです」
謎のVサインをするリリィ。何のピースだ、それは。
「はあ……てきなもの……」
プラムは腑に落ちてなさそうな様子だったが、これ以上の説明は難しかった。
「それより、あんたも《RISE》に出るのか?」
「あっ、はいっ!」
プラムはぱっと眉を上げる。
「あたしなんか、たぶん予選で負けちゃうとは思うんですけど、せっかくなので……」
「先月2位がなに言ってんだよ。勝てるだろ、予選くらい」
「えー。でも、参加人数もすごく多いし……リーグ戦だし……」
今回の《RISE》MAO部門の参加人数は、総勢256人らしい。
それを128人ずつのグループAとBに分けて、この土日でいわゆるスイスドロー方式のリーグ戦をやる。
その結果の各リーグ上位16名――合計で32人が、後日、東京の会場で行われるオフライン本戦に進むことができるのだ。
大会運営がすげー大変そうだが、そこはノウハウってやつがあったればこそだろう。
「何日目に出るんだ?」
「えっと、その……」
プラムは言いにくそうにまごついたのち、チラッとオレの顔を見上げながら言った。
「グループA……今日です」
「ああ……」
なぜ言いにくそうにしたのか、すぐに得心する。
「オレと一緒じゃん」
「……はい」
オレがここにいる理由だ。
試合のない明日は、ハウスで観戦に徹する予定だった。
「じゃあ、当たるかもな、もしかしたら」
「気が重いです……」
「ホントに?」
訊き返すと、プラムは少しだけ口元を和らげる。
「ちょっとだけ、楽しみです」
だろうな。
こいつが闘った時に感じた通りの奴なら、きっとそう言うと思っていた。
「あ、そうだ……」
プラムは不意にそう呟くと、きょろきょろ周囲の様子を窺った。
「どうした?」
「いえ、あの……大会の後でいいんですけど……よければ、相談に乗っていただきたいことが……」
「相談? オレで役に立てるようなことなのか?」
「むしろジンケさんでないと……」
「むむむ」
リリィがくいくいとオレの腕を引っ張った。
「気を付けて、ジンケ。女が言う『相談に乗ってほしい』は『あなたのことを口説きます』と同義」
「えっ」
「ちっ、違いますよおっ!」
プラムは顔を赤くしてわたわたと手を振る。
ち、違うのか。びっくりした……。
「リリィお前、あんまり混乱させること言うなよ」
「本人にそのつもりがなくても無意識にっていうこともある」
きゅーっと、リリィはオレの腕を掴む力を強めた。
平坦な声は、今ばかりは拗ねたようにも聞こえる。
「わかったわかった。気を付けるから」
頭を撫でてやると、刺々しくなっていた雰囲気が柔らかに凪いでいった。猫みたいな奴だ。
「悪い、プラム。相談ってのはなんなんだ? 触りだけでもいいから聞かせてくれねーか」
「あ、はい」
その方がリリィも落ち着けるだろう。
依然、プラムは周囲を気にしながら、ひそめた声で言った。
「あの、ですね……あたし、実は……EPSの方からお誘いを受けてまして……」
「え? チーム入りのか?」
「はい」
ははあ……。
コノメタの愉快そうな笑顔が頭に浮かぶ。
「なるほどな。それでオレに相談か」
「はい……。あたしだけだと、どう判断したらいいのか……」
「オレだって、まだ仮契約なんだけどな」
プロゲーマーほど先行きのわからない道もない。
学校の先生に訊いたってわかりゃしねーだろうし、ネットがどれだけ万能でもこればかりは教えてくれない。
その道の先人に訊くしかないってことだ。
そして、プラムには、相談できるような先輩がオレくらいしか思いつかなかったんだろう。
「んー……そうだな……。それならさ、明日ハウスに来いよ」
「えっ? ハウスって……VRゲーミングハウスですか? EPSの?」
「ああ。そこで明日のグループBの予選を、他のメンバーと観戦する予定だから。その時に、オレ以外の奴にもいろいろ相談してみりゃいいんじゃねーかな」
「で、でも……いいんでしょうか? まだメンバーじゃないあたしが……」
「話は通しとく。どうせお前をスカウトしたのって、あいつだろ? 腰に刀ぶら下げた辻斬りみたいな女」
「あ、はい! そうです! ……辻斬りみたいかどうかはわかりませんけど」
クスッと笑うプラム。
「オレをスカウトしたのもあいつだよ。たぶん大丈夫だろ。事情を説明すれば入れてくれると思う」
「あ、ありがとうございますっ……!」
「じゃあそういうことで。今日はお互い頑張ろうぜ」
「はい!」
プラムはぺこりと頭を下げて、そのまま去っていくかと思ったが、
「え、えっと……」
頭を上げ損ねたような、中途半端な中腰の姿勢から、窺うような上目遣いでオレを見上げた。
「……ジンケ……先輩?」
―――先輩。
先輩。
センパイ!
「あっ……!? す、すみませんすみません! 気が早いですよねっ? でも、あの、その、えーっとぉ…………失礼しますっ!!」
ひとしきりわたわたと慌てた後、再び勢いよく頭を下げて、プラムはぴゅーっと走り去っていった。
……先輩。
先輩か。
ほほう。
「………………ジンケ」
「うぎょっ」
脇腹をつねられた。
痛みはないがビックリした。
「な、なんだよ」
「鼻の下が伸びてた」
「え゛っ」
リリィの無感情な瞳が、じーっとオレの顔を見上げる。
「どうしようかな」
「な、何を……?」
「浮気判定のラインをどこからにするか」
寛大な! 寛大なご処置を!
「他の女と二人きりでお茶したところからか。他の女に『先輩』って呼ばれて喜んだところからか」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
そういうつもりはないんです。本当なんです。
平謝りしていると、唐突にリリィの視線がオレから外れる。
「………………ジンケは」
漏れたのは弱々しい呟き。
「束縛の強い彼女は……いや?」
オレの腕を掴む力が、まるで遠慮するように、ほんの少しだけ緩くなる。
声は変わらない。
顔もいつも通りだ。
なのに、こんなに雄弁に、リリィは心の内を語る。
……やれやれ。
妙に自信満々なときもあれば、不意に不安がるときもある。
表情に出さないのも含めて、げに難しい奴だ。
ちゃんと言葉にしてくれるのは、自分が面倒な人間であることに自覚があるからだろう。
オレに誤解されたくないと、思ってくれている証なのだ。
そういうところが――――
「嫌じゃないって」
オレは俯きがちになったリリィのおでこをつんとつついた。
リリィの顔が上がる。
「むしろもっと束縛してくれ。その方が、愛されてるって感じがして気持ちいい」
「ジンケ……」
ほんのわずかに揺れる瞳でオレを見上げ、リリィはいつも通りの声音で言った。
「……できるだけ頑張るけど、わたし、SMはちょっと……」
「そういう意味じゃねーから!!」
◆◆◆―――――――◆◆◆―――――――◆◆◆
「じゃ、ここで」
対戦室の前まで来て、オレはリリィに言った。
「やっぱりわたしも入っちゃダメ?」
「ダメ。さすがに集中したいんだ」
「わたしがいると集中乱れる?」
「乱れる」
「どうして?」
「…………言わせんなよ」
ふいっと顔を背けると、リリィは少しだけ嬉しそうな声で、
「わかった。頑張って、ジンケ」
そう言って、オレを対戦室へと送り出してくれた。
ひとり対戦室に入ったオレは、大モニターの前に置かれたソファーに腰掛け、息をつく。
「……ふう」
静かだ。
対戦室には誰かしらと一緒に入ることが多かったから、余計にそう感じる。
コノメタやニゲラは、チームメイトとして練習に付き合ってくれた。
リリィもマネージャーとして、仲間として、……そして恋人として、オレを支えてくれた。
しかし今。
ここにいるのはオレ一人。
ここからは、たった一人での闘いになるのだ。
ホロ端末を操作して、正面の大モニターを点ける。
と、そこに映ったのは、《RISE》の中継配信だった。
見覚えのある女性キャスターと、初めて見る男プレイヤーとが並んでいる。
『配信をご覧の皆さん、こんにちは! こちらからは《RISE》マギックエイジ・オンライン部門オンライン予選、DAY1の模様をお送りします! 実況はわたくし、eスポーツキャスター星空るる! 解説は――』
『――《
渋い声で名乗ったのは、これまた渋い着流しを着た男だった。固そうな黒い髪を雑に頭の上で結っている。
「サムライだ……」
それ以外の印象が湧いてこなかった。ジャパニーズ・サムライ……。
『《RISE》はご存じの通り、賞金総額3000万円を超える、国内最大級のeスポーツイベントです! マギックエイジ・オンライン部門では、優勝者には100万円、準優勝者には50万円の賞金が与えられます! これは魅力的ですねえ、ホコノさん!』
『金に目の眩んだ者に真理は見通せぬ。本質は刃を打ち合わせる刹那にこそ見える』
『そうですね! 賞金ばかりに囚われず、選手たちには楽しんでプレイしていただきたいです!』
すげえ。
あの女性キャスター、当たり前のように翻訳した。
っていうか、あのサムライが解説で大丈夫なのか、本当に。
『現在、予選の準備が進んでおります。試合が始まり次第、こちらでランダムに試合を選び、実況解説を致します。残念ながらすべての試合を配信することはできませんが、ぜひ最後までご覧いただければと思います!
というところで、ホコノさん。本大会にはプロも何人か出場していらっしゃいますが、ホコノさんはなぜ出場を見送られたのでしょうか?』
『知れたこと。あの女が出ていない』
『あの女? って、皆さんご存じだと思いますけど(笑)』
『我が刀はあの女――コノメタの血を求めている』
コノメタ?
って……あのコノメタ?
『コノメタよ。もし見ているのならば、首を洗っておくがいい。《選手権》にて、貴様を我が刀の錆としてくれよう』
『コノメタ選手ーっ! 見てますかーっ!? いい加減ラブコールに応えてあげてくださーいっ!!』
なんだこれ。
コノメタの奴、あのサムライに付きまとわれてんの?
「なんて名前だっけ。ホコノ? ホコノねえ……。―――ん?」
ホコノ。
なんだ?
その名前、聞き覚えが……。
確かどっかで―――
「あっ」
思い出した。
ホコノって、そうか。あいつ……!
「《名古屋のホコノ》……! 《第六天魔王》!」
懐かしい異名を、オレは口にする。
遡ること3年ほど前――オフラインVR格闘ゲーム全盛期に、日本中を馳せた名前の一つだ。
当時、決してメジャーとは言えなかった刀使いのキャラを使って、名古屋のゲームセンターで頭角を現し、全国大会でも華々しく活躍してみせたプレイヤー。
名古屋という立地と、刀使いというキャラクターから《第六天魔王》の異名を取った猛者!
《名古屋のホコノ》。
ゲームセンターから生まれた現代の侍。
ニゲラ風に言えば、ワンダリング・ビーストの一人……!
そうか……プロゲーマーになってたのか。
そっち方面の情報は意図的に遮断してたから、全然知らなかった……。
ちなみに、第六天魔王ってのは織田信長の自称で、織田信長は今で言う名古屋城で生まれたらしい。
「コノメタの奴……ホコノとどういう関係なんだ?」
口に出してみると、コノメタとホコノで名前もなんとなく似てるし。ますます謎だな、あいつ……。
と、首を捻っていたところで、メッセージの着信があった。
大モニターに映した配信で、キャスターの星空るるも言う。
『では、お約束の流れも終わったところで、間もなく1回戦が開始される模様です!』
着信したメッセージは、1回戦の対戦相手の名前とIDを報せるものだった。
「やるか……!」
オレはソファーから立ち上がり、奥の扉に向かう。
いつも入るランクマッチ・ルームではなく、右にあるプライベートマッチ・ルームへ。
予選リーグは全7回戦。
その中でより勝利した16人が、本戦への切符を手にする。
128人中の16人だ、さほど狭き門ってほどでもない。1度や2度の敗北は許容されるだろう。
しかし、当然ながら。
負けるつもりで闘いに臨む奴が、プロゲーマーなんて名乗れるはずもない。
勝った奴は勝った奴と、負けた奴は負けた奴と組み合わされるのが、このリーグ戦だ。
勝ち続けている奴は勝ち続けている奴と当たる。
そしてそのたびに片方が負けて、全勝ではなくなってしまう。
1回戦終わるたびに、全勝者は半分になり――
――7回戦が終わった時には、たった一人になっているのだ。
たった一人の全勝者。
無傷の予選1位。
目指すさ、当然。
285回勝つのに比べれば、7連勝なんて楽勝だろ?
◆◆◆―――――――◆◆◆―――――――◆◆◆
EPSのVRゲーミングハウス。
ニゲラがそのリビングのソファーに座り、モニターに映したRISE配信を眺めていると、銀髪のメイドが帰ってきた。
「あら。おかえり、メイド。アイツを送ってきたのかしら?」
リリィはこくりとうなずいて、リビングを見回した。
「コノメタさんは?」
「逃げちゃったのだわ。見たくないものが画面に映ったとかで」
にやにや笑いながら、ニゲラは配信に映ったサムライ風の男を見る。
いつも飄々としてつかみ所のないコノメタにも、弱点はあるということだ。
「シルも今日が予選だし、今いるのはアタシだけ。座る?」
「その前にお茶淹れる」
「ありがと。気が利くわね」
ジンケへの入れ込みぶりを除けばリリィの仕事ぶりは大したものだ。
見た目通りのメイド仕事だけではなく、ジンケやニゲラなど一部選手のスケジューリングまで担当している。
「ホンット、人目はばからずイチャつくのだけどうにかなればねえ……」
「何か言った?」
「なーんにもー?」
リリィが紅茶と茶菓子を持ってきて、ニゲラの隣に座る。
紅茶の本場たる英国育ちのニゲラには、MAOの紅茶はかなり物足りない。
大抵が、MAOの公式スポンサーになっている企業の商品を再現したもの――つまり出来合いのものばかりだからだ。
だが、どんなトリックを使ったのやら、リリィが淹れた紅茶だけは彼女の口にも合うのだった。
「こういうのって、アナタ、どこかで経験があるの?」
紅茶で唇を濡らしてから、ニゲラは隣のリリィに訊いた。
リリィは首を横に振る。
「家事は自分でしてるけど。こういうのは、最近覚えた」
「覚えた? 物覚えがいいのね」
「うん。よく言われた」
自分で用意した茶菓子を、リリィは遠慮なくもぐもぐ食べる。
(よく言われ……た?)
どうして過去形なのだろう――と一瞬よぎった疑問は、それ以上の興味によって押し流された。
「アナタもやってみたらいいんじゃない、対人戦? 確か、アイツをMAOに誘ったのはアナタなのよね? 案外、アイツより強くなっちゃうかもしれないわよ?」
けしかけるように言ってみると、リリィは不思議そうに首を傾げる。
「それは、ない」
「……ない?」
「有り得ない」
断言だった。
1+1は2だと言うかのような、予断の余地のない断言だった。
「アナタ……」
何事もなかったかのように再びもぐもぐとやり始めたリリィに、ニゲラは違和感を覚えたが、
「あ、始まった」
モニターの中で、対戦が始まった。
リリィの視線が上がり――
対戦者の名前を確認するなり、すぐにお菓子に目を戻す。
配信に映ったのは、ジンケの対戦ではなかった。
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