第7話 転生トラックではなくトラックを転生させようとして失敗した

 異世界転生や転移モノでよく言われる転生トラック。簡単に言うと主人公がトラックにはねられて転移もしくは生まれ変わるという導入のテンプレの一つ。


 私が初めて『小説家になろう』で書き始めたころ既にかなり定着していたわけですが、実は後になって転移ものあるあるのようなネタを見るまで、類型テンプレになるほどのよくある導入だと知りませんでした。


 事故にあって転移するとなると、そのトラックの運転手はどうなるの? と思ってしまうのと、トラックも可哀想! などと疑問と憤慨が増えるめんどくさい奴ですごめんなさい。



 さて、タイトルについては、そのような転生トラックならぬトラック転生を考えるというツイートがあったのを見て一度考えようとしたときの話です。


 まず、トラックを転生させるには、トラックに詳しくなければなりません。せめて、最低限の構造が分かる必要があります。外見で具体的な車種と行かなくともある程度こんなものだと読者が想像できる程度に表現できる必要がありますよね。


 朝宮は、車のナンバープレートの色で軽乗用車と乗用車を見分けることがつい三年くらい前にできるようになった程度の車音痴で、具体的には例えばワゴンとかセダンタイプとかバンとかそういうのがわかんないんです。

 なお、免許は持っていますが車がないので運転してません。身分証兼、自動車マナー&交通規則勉強会受付カードになってます。現物を見るまで、三菱のマークとメルセデス・ベンツのマークの区別がつかないんじゃないかと思っていました(現物を見たら意外とだいじょぶだったです)。


 そんなおばちゃんが、今から車の仕組みを勉強してうんたらかんたらして、それを生かすようなエピソード案考えてそれを散りばめつつストーリー作って、

……とかやってられないのでボツになりました。どなたかトラックを転生させるお話をお書きでしたら読みに行くのでコメントください。

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