『静寂』

君の隣に居るッて思ってた。

それは単なる気の所為。

気が付いたら目の前は真っ暗。

気付いてしまったらゲームアウト。

終わりなんてやってこないさ。

なんて冗談みたいに笑う、君の隣には居なかった。

何時から?

ただただ言葉が虚空を刺す。

揺れる僕を気付く人は居ない。

手を伸ばしても届かない奈落の底。

たった独りで堕ちて。

『あぁやっぱりいいや。』

ッて探す事すら諦めた。

笑えないなら笑わないや。

着飾った僕のコトバなんて望んでいやしないや。

笑う事に意味がある。

ッて子供みたいに無邪気に信じてた。

それは孤独者が見る孤独な夢だったりした。

面倒臭い自分に終わりを告げて。

『バイバイさよなら。』

ッて言ったって。

君は諦めずに来たとしても。

その先にあるのはぽっかり空いた空白の闇。

揺れる影のような僕に会えるなんて、思わないや。

あーぁ。

やっぱりこの世界は空白の静寂だらけ。

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