お父さん1
「グラン~ 明日はお父さんがお家に帰って来ますよ~」
お母さんは上機嫌で俺に言って来た。
やっとかよ!
一年も家に居ないの?
そんなにステータスに書いてあった三位議監って忙しいの??
てか三男だったのかよ。
今、気づいたわ!
もう一人は何処に居るんだろ?
お父さんと一緒なのかな??
そして今日はみんな忙しそうだった。
レミとレイ、普段俺に付いてるベルまで念入りに家の掃除をしてる。
お母さんはお姉ちゃんに魔法を教えている。
お姉ちゃんも今日は嬉しそうだった。
お姉ちゃんはお父さんに会った事あるのかな?
そしてお兄ちゃんは目が死んでいた・・・
なんでだろ?
いつもなら本を読んでるのにね。
俺も本、読みたいな・・・
魔法の本もこの家、ありそうだしね。
もしかして父さんって怖いのかな?
そして次の日
俺は、母さん達と共に家の門で待っていた。
そこで俺は初めて家を外から見た。
レンガと石、木で出来ている。
家で良いのかな?
屋敷じゃね??
3階建ての建物で、庭はとてつもなく広かった。
そして騎士が庭を巡回し、門を守っていた。
お姉ちゃんがお母さんと魔法の練習をしていた庭は、裏庭だったようだ。
金持ちなんだね。
三位議監って貴族みたいな感じかな?
騎士も初めて見たわ。あんなフルプレートアーマー着てちゃんと動けるのかな?
街道は石で出来ていて、馬車も走っている。町の家もレンガと石、木で出来ていた。
地球だと中世って感じの街並み。
でもこの家が一番でかい。
「「「領主様~」」」
いきなり町が騒がしくなった。
そしてこっちに馬車と騎士団?が近づいて来る。騎士団はお揃いのフルプレートアーマーを着て、馬車を囲んでいる。
でもさ、隊列組んでないんだけど、普通組むんじゃ無いの?
そして俺達の前で、騎士団は横にずれて馬車が俺達の目の前で止まった。
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