SFチックな話かと思って読んでみればまさかの甘酸っぱい話でした。読み進めていてとても心躍りました。ラブコメって、素敵ですね。ライトノベルにしては固めな言葉を使うなと感じました。
「タイムマシンがあったら、どうしたい?」このよくある質問に「未来が知りたい」と答えたら、「それって十年後? 一年後?」と返される。言葉と言葉の空白に、投げ込まれた何気ない質問。 主人公は女性に、何と答えればいいのか悩む。 不便な屋外で、本物の星空の下で、質問を重ねる女性。 この質問の最適解とは? 主人公は結局「十秒後が知りたい」と答える。 果たして、その十秒に隠された意味とは? 素敵なハッピーエンドに癒される、主人公と女性の関係性だった。 是非、御一読ください。
爽やかで可愛らしいやり取り。不格好だったり理不尽だったりするコミュニケーション。それでも、これから先は?取り留めもなく揺らめく感情と2人の時間を想わせる描写が軽快に展開します。読んだらあなたも星に願いを呟きたくなるかも?