そだねー、銃って複雑だねー

 今回は銃について。ようやく近代的なネタが出てきた。長かった……。


 先に言います。抜粋パートに出てくる銃は、近代のものじゃないです。火縄銃が登場して少し経った頃、火縄銃が改良されて新しいタイプの銃が出てきた頃、みたいな感じですね。あんま参考にならないかもですが。


 要らないかもだけど抜粋パートの説明も。海亞かいあとテミンは味方。二人はほかの味方と一緒に部屋に集まっていて、そこに敵が押しかけてきた感じです。


☆抜粋パート

 海亞はテミンの方を見つつも、扉の向かい側にある窓を警戒。外からの襲撃にも備える。テミンが戦い始めてから五分、海亞の体感時間では一時間が経過した頃。突如、銃声が書斎に響き渡った。音は書斎の入口付近から聞こえた。銃弾が窓側の壁に埋まっている。


 聞き慣れない、パンという大きな破裂音にその場にいたほとんどの者が動きを止める。書斎入口から漂う硝煙の匂いに、武芸者の群れが揃って咳込んだ。敵陣の中でただ一人、テミンだけが咄嗟に左腕で口を抑えていたため、まともに動ける。


「テミン。これは新しい武器なのでしょう?」

「ああ。少なくとも、これは……俺の、販売した……武器じゃ、ねぇ!」


 銃発射の音と匂いに慣れていない武芸者達が皆、混乱して動けなくなっている。この好機を逃すわけにはいかなかった。


(「15-3 裏切り者は三階に」より抜粋)



【解説】

今回の解説はあくまで銃の特徴、長所短所に特化しようと思います。銃の種類とか銃弾の種類とかは、ごめんなさいってことで。


①銃声

銃と言えばまずこれ! サプレッサーとかでいかに軽減しても、多少は音が残ってしまいます。銃を撃つとなれば、銃声がもれなくセットでついてくるんです!

銃声は銃などが発射された際に生じる爆発音のこと。発射する銃によって銃声は異なります。これは、銃が好きな方なら聞き分けとか出来るのかな。少なくとも私にはわからない世界です。

あと銃声とは別に音に、銃を操作した時のカチャリという動作音もあります。マニアックな人なら、銃に弾を込める動作とかを入れるのもいいかもしれませんね。



②武器としての長所

狙いがつけやすい、とされています。

また、男女問わず力を発揮出来る武器になります。体格差や筋力差などがあまり反映されないので、狙いを外さなければヒロインでもそれなりに戦うことが出来ます。

よく弓と比較されますが、弓よりも威力が高く、速いです。また、弾が尽きなければ、連射も容易いとされています。このため、銃がある程度広まった世界になると、戦場では弓矢より銃が使われるようになってきます



③銃の欠点

最初に挙げましたが、やはり音を完全には消せないのが欠点でしょう。曲射ができないため、障害物や味方ごしの攻撃も不得意です。



④銃弾の匂い

せっかくなのでこれも書いておこう。

抜粋パートの世界では「黒色火薬」が使用されていたため、発射に伴って硝煙の匂いがしています。ですがこれ、時代によって変わるんです。

近代の銃弾だと、昔ほどは硝煙の匂いがしないんだとか。これは銃弾の主成分が違うから、なんだそうです。多少の火薬の匂いは残るかもですが、銃が登場したばかりの頃に比べると匂いのキツさとかが軽減されてるらしいのです。だから抜粋パートほどキツい硝煙の匂いは、近代が舞台だとありえないんじゃないかなぁ。




 銃は速い、威力高い、男女問わず威力が発揮出来るという代物です。もちろん、狙いを定めるっていう技術は必要だと思うし、的を逸れた弾が変なところに飛ぶ可能性はある。障害物越しに攻撃は出来ないから、そこら辺も注意かな。さすがにね、コンクリート越しに撃ったって相手には届かないもんね。


以上だよー

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