首を狙うのって、実は難しい
今回はちょっと物騒な内容です。正確には、私が最も苦手とするジャンルです。書ける範囲で書きます。
首って狙いやすく、多くの方が手っ取り早い殺し方として書くんじゃないかなと思います。実際はまぁ……て感じですね。
まず初めに、首はそう簡単に折れたりしません。急所ではありますが、そう簡単に動脈が切れたりしませんし、首絞めだって……。というわけで、今回はそんな「首」に特化した内容をお送りします
☆抜粋パート
アルウィスが男性の右耳に口を寄せてヒソヒソと声をかける。男性が反抗的な言葉を言った瞬間、アルウィスの右手が男性の
本気で首の骨を折るつもりなのだ。すでに男性の顔は強制的に捻られてかなり辛そうである。首の骨がミシミシと音を立てているのは気のせいではない。アルウィスに手を緩める様子はなかった。
【解説】
まず、首に関する攻撃などには大きく三種類あります。首折り、首絞め、首切り、ですね。そんなわけでざっくりと紹介
①首の骨を折る
タイトルからして物騒ですね。よいこは真似しないように。抜粋パートでアルウィスがやってるやり方、です。
顎を掴み、顎の先端を耳の方に持っていくような……瞬間的に捻りあげることが大切です。これは即死前提の方法で、イメージとしては「首を引き抜きながら曲げる」といったところでしょう。
ちなみに失敗すると頚椎損傷になります。頚椎損傷でも結構重傷ですが。後遺症としては、損傷部位にもよりますが……全身麻痺、植物状態、呼吸障害、などなど。
②首を絞める
私が一番大嫌いで書きたくないものです。今回は手、紐など、全て含んでのざっくりとした説明を。
文字通り手や紐などで首を絞める方法で、窒息死などの原因とも言われてますね。最近事件やミステリーでよく使われる手法でもありますが。
「楽に死ねる」とか言われてますが、とんでもない。苦しいですよ。首元を襲う異物感、なんとも形容しがたい気持ち悪さ、息苦しさ……。余談ですが、指の跡や紐の跡、首絞めに失敗した場合は時間の経過に伴って消えていきます(力加減などにもよりますが、痣になったとしてもいつかは消えます)。
③首切断
よく刀やギロチンで切断ってありますよね。戦闘描写としてはこれが一番書かれるんじゃないかな。今回は刀を例として説明。
実は首を切る場合って、狙う場所は骨じゃないんです。「骨と骨の間」を皮膚の上から見極めて、そこに十分な速度で正確に刀を振るのです。
で、場所が少しでもズレたり速度が足りなかったりすると……切られた側は血まみれになって苦しむことになります。それでも、大量出血で死ぬとは思いますが……見てて痛々しいでしょうね。
余談ですが、刀の切れ味が良ければ切れます。でも、刀の切れ味が悪いと、この「骨と骨の間」を狙っても切れないことがあるんだとか……。
こんなところかな。書いてて私の方が気分悪くなってきたので、ここまでにします。
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