5 ココロ捜査《前篇》

美咲「ささ。入って入って。」                   美織「はいってくださぁーい。」                  小春「じゃーあ。お言葉に甘えて、はいりまーす。」         湊(あれ?なんか小春、美織に対して感じいいな。なんでだろ。)    湊「小春。なんでそんなに美織に対しt……」            小春「あれ?言ってなかったっけ。私が6歳のときお母さんが妊娠して、お姉さんになる気まんまんだったんだけど、流産しちゃって。」    湊「へぇぇーー。それはお気の毒に。」               そんな会話を小声でしながら、2人は美咲の部屋へ案内された。    美咲「じゃ美織。このお兄さんたちと話終わるまで出ててね。」    美織「りょーかーい」                       美織はそういうと、静かにドアを閉めた。              小春「よし、じゃあ話を始めよっか」                湊「それにしても、部屋きたn………グフゥウ!!!」        美咲「湊くん。またおなか痛いの?」                湊「うん…だいじょぶ」                      小春「お前、またおんなじようなこと言ったら一日中舌打ちし続けるからな??」                             小春は、ギロリと湊をにらみつけてそう言った。           小春「じゃ気を取り直しまして始めます」              さっき湊に向けた目つきとは、対照的にほんわかした口調で言った。

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