第4話「はしのうえのせるりあん」

 前回。

 かばん、サーバル、シマウマ、トムソンガゼル、カバが歩いていると、ロイヤルと遭遇。橋の方にセルリアンが居ると言う。

 それを聞き討没に入った、サーバル、シマウマ、トムソンガゼル、カバだが……。


 1


「作戦開始よ!」

 と言い、カバが野生解放した。

 続いて。

「ジャパリパークを脅かすなんて、許さないんだからね!」

 と、トムソンガゼルも野生解放。

「が、頑張るです!」

 シマウマも野生解放した。

「かばんちゃん、ロイヤルちゃんは下がってて!」

 最後に、サーバルも野生解放。

「は、はい!」

「分かりみゃしたよ。」

 と言い、かばんとロイヤルはそれぞれバラバラに草むらの中へ隠れた。


 2


「みゃ!? なんで!? 石がないよ!」

 と、サーバルが言った。

「本当ですわね。どうしましょう。」

「ど、どどど、どどどど、どうしたら。」

「どうしたらいいのよ!」

 と、そこに。

「皆さん! 後ろ! 後ろです!」

 とかばんが言った。

「あっ!」

「ほんとです!」

「あったわね!」

「ありましたわね!」

 皆が気付いた。

 そしてカバがこう言った。

「サーバル! あなた、おとりになりなさい!」

「ええ!? なんで!? 食べられちゃうかも知れないよ! 怖いよ!」

「やりなさい!」

 とカバが脅迫した。

「でもー! ……分かったよ! やるよ!」

 そしてサーバルはセルリアンに近付いた。


 3


「いや~! 捕まっちゃったよ!」

 サーバルが触手のような部分に締め上げられた。

「サーバルちゃん!」

 かばんが叫ぶ。

「あんたわざと捕まったでしょ!」

「わざとじゃないよ! 助けてよ!」

「もう! サーバルは本当しょうがないわね! みんな! 行くわよ!」

「「はい!」」

「せーのっ!」

「「「くらえ~~~~~っ!」」」

 そして、トムソンガゼル、シマウマ、カバが一斉にセルリアンに飛び掛かった。

「え!?」

「あ。」「私達も捕まっちゃった!」

「ええっ!?」

 かばんが驚く。そして何かを折り始めた。

 そして、その何かを投げた。

 その何かは……紙飛行機だった。

「きゃあっ!」

 その紙飛行機に集中したセルリアンが、捕まえていた皆を落とした。

「あたたたたた……。」

「皆さん! 今の内に!」

「あ! そうね!」

「みゃみゃあっ! みゃみゃみゃみゃみゃあっ! みゃみゃみゃあっ!」

 サーバルが木を登った。

「うーっ!みゃみゃあっ!」

 そしてサーバルは、石を叩いた。


 4


「今回の活躍は、サーバルだったわね。」

「まあ。少しは成長したんじゃない? 知らないけど。」

「す、凄かったです!」

 皆が次々にサーバルを褒める。

「へへっ。皆にそんなこと言われるの初めてだよ。まさか言われる日が来るなんて。嬉しいな!」

 サーバルは笑いながらそう言った。

「さあ。皆さん。いよいよジャングル地方ですよ。」

「どんなフレンズがいるか楽しみね!」

「え!? みんなじゃんぐるちほー行ったことないの? 私は行ったことあるよ!」

「でも、そろそろ夜も近いわね。今日はこのあたりで寝ましょう。」

「「「「「はーい!」」」」」


 そしてフレンズたちの夕食(=かばん)が終わった頃。


「はあ、はあ。……!?皆さん、何か来ましたよ!」

「「「「「え!?」」」」」


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