残念ながら自分では良く分かりません。絶賛検証中です。

が、よそ様のお宅を見ていると、「観葉植物を部屋の中にたくさん飾っていて、しかもどれも生き生きとしている（枯れてたり、枯れかけの観葉植物がない）お宅は裕福な家が多い」気がします。

これは思うに、「家の雑事だけではなく、植物にそれだけ目配り気配りしてあげる人」はそれだけ細かい事に気付きやすい＝何か異変があったらすぐ対処ができる＝被害を最小限におさえられる＝大難を小難でおさえられる＝運がいい人、となるのではないでしょうか。

また、観葉植物をきちんと世話している人の家は、家の中も整理整頓されていたり、こまめに掃除されていたりして綺麗です。「こまめに掃除・整理整頓すると運が良くなる」事は前出の話で書きましたが、それもあるのではないかと思います。

また、「部屋に悪い気があると植物が枯れる」説もありますが、実体験で言えば半分本当で半分疑わしい、と言う所でしょうか。

現在の私の部屋にはライム（ポトスの種類）が一鉢あります。今では大変生き生きとして弦はぐんぐん伸び、新芽もつけて放っておくと繁茂しすぎるので時々切らなければいけないほどです。

ですが、これに落ち着くまではたくさん枯らしました。元々部屋に観葉植物を置こうと思ったきっかけが、クリスマスに見たポインセチアに一目ぼれした事です。あの真っ赤な葉が華やかで好きな方も多いと思います。が、初めて買ったポインセチアはあっという間に枯れました。翌年のクリスマスもめげずに買いましたがこれまた速攻で枯れました。別の植物にしようと、次はアイビーを置き、ポインセチアより長生きしましたがこれもやがて枯れました。奥ゆかしさに惹かれて買った桔梗（鉢付き）もあまり長生きしてくれませんでした。次はパキラです。ここから植物が長持ちし始めます。これは何年か持ってくれました。そして手入れが簡単と聞いてポトスにしたら本当に長く持ったので、同じポトスの別品種ライムにして現在に至ります。これはもう何年持っているか忘れたほど長生きしてくれ、また栄養剤はやっていないのに水だけで大変元気でいてくれています。

ここまで書いて、植物に詳しい方なら分かると思います。私が植物の育て方が上手くなったのではなく、単に「丈夫で手入れが楽な植物」に段々と変えていっただけなんです。ポインセチアは寒さに弱くて結構温度管理に気をつけないといけないようなのですが、初心者が買うには難しすぎたと思います。また、初心者あるあるで、観葉植物は窓辺に置くと映えるので、つい置いてしまうんですよね。最初のうちはよくこれをやっていました。窓辺に置きっぱなしにすると、昼と夜の寒暖の差が大きすぎて、すぐに枯れてしまいます。また、最初のうちは水やりを気にしすぎて水を上げ過ぎていた事も枯れた一因だと思っています。現在のライムは棚の上に置き、本当に基本はほったらかしです。枯れた葉があればまめに取るくらいで、後は葉に色つやが少なくなったと思えば、天気の良い日に外に出して霧吹きで葉に水をやり、同時にしばらく日光浴をさせてあげるくらいです。

と言う訳で、「部屋に悪い気があると植物が枯れる」説は疑わしいのですが、植物や花が部屋にあると、部屋がぱっと明るい雰囲気にはなるんですよ。それは確実です。自分の部屋に戻ると毎日ライムのまぶしい黄緑色であったり、花の鮮やかな色が出迎えてくれる。眺めると無自覚で目元が優しくなってたりします。その「知らず知らずの蓄積が人間のメンタルに良い影響を与えている」のではないか、と言われれば、否定できないですね。

そんな御託はどうでもいい。要は、運気が上がるのかどうなのか知りたいという短気な江戸っ子の方。お名前を忘れたのですが、ある中堅女流作家の本人談でこんな話があります。

精神的に落ち込み当時していた仕事も何もできなくなった時、観葉植物を買った。植物の世話はなんとかできたので、一鉢、一鉢と増えていき結果何十鉢となった。彼女はそれを全て丹念に世話する事でいつの間にか心が癒され、小説を書くようになり、デビューでき、小説家になったと。

植物で運気が上がると言えばこれほどのサクセスストーリーはないかと思います。ちなみに彼女は日本の作家で、私は雑誌でその話を知ったのですが、確かに作家の部屋は3分の１くらいを占めるものすごい数の観葉植物が置かれていました。ただ、どれも綺麗に手入れされていたので乱雑な印象は受けませんでした。

また、花を飾る事についてですが、私の友人の知り合いが、「結婚できる事を夢見て、毎日部屋に花を欠かさないようにしていた」そうです。安い花でもいいので、とにかく必ず毎日花を欠かさなかった、と。すると本当に結婚できたそうです。

この、「花を飾ると結婚運が上がる」理屈は分かる気がします。

観葉植物は選べばお手頃な物はいくらでもありますし、大事に育てれば、トータルのコストパフォーマンスは抜群にいいです。ですが、切り花はその保ち具合を考えれば、コスパはものすごく悪いわけですよ。一番長持ちする冬に買っても1ヶ月持ってくれるわけじゃありませんし。

だから私はお財布の都合もあり、滅多に切り花は買えません。同じ境遇の方は多いのではないでしょうか。

ですが、だからこそたまに買うと、部屋に彩りがあって明るく感じるんですよね。また、せっかく綺麗な花を飾っているのだからと整理整頓もして、掃除もまめにしようと思えます。結果、部屋も綺麗になり、花は美しいし、こんな綺麗な部屋を保っている自分は偉い！となって自己肯定につながります。それが結婚運上昇につながっていくのではないか、つまり、「花を飾ると結婚運が上がる」はあながち間違ってはいないんじゃないかと思います。これは性別関係なく良い事ですので、ぜひ男性にもトライして頂きたいです。今時、花瓶は100均でもガラス製のおしゃれなものが手に入ります。

と、言う訳で「花・植物を飾ると運気が上がるってほんと？」ですが、運気が上がるかどうかは分かりません。が、自分のメンタルには確実に良い効果が得られる、という事は自信をもって言えます。お試しあれ※

※飾りたい観葉植物や花は、自分が部屋に置いてみたいと思う物がベストだとは思います。ただそれが分からないと言う方、自分が置きたい植物は初心者には難しくて却ってストレスになりそうだ、と言う方にはポトスやライムをお勧めします。見た目も緑や黄緑色が鮮やかで華やかになりますし、なんと言っても手入れが楽。窓辺には置かない、土がカラカラに乾いてから水をやる、という二点を守るだけで驚くほどよく育つはずです。

花の場合は、百合など香りがきつかったり、花があまりに大きいと切ったり水を替えたりする事がストレスになる恐れがあるので、初心者はチューリップあたりでどうでしょう。棘が少ない物を選んだり、ミニブーケの物を買えば、バラも楽しみやすいと思います。