悪いニュースや記事は見ない方がいいってほんと?

本当ではないでしょうか。そう思える出来事がほんのつい最近ありました。それを書く前に、なぜ今回のお題がこれなのか説明しましょう。


「あなたの夢を叶えよう」系の自己啓発本を読むと、どの本もよく「ネットを見る時間を減らして、その分を勉強などに充てた方があなたの夢は早く叶うよ」という事が書かれています。大変納得できるんですが、それが難しいんだよねと私は変わらずダラダラとしたネットサーフィンをしていました。皆さんも結構そういう事はあるのではないでしょうか。

ところがある時、「本気でネットに触れる時間を減らそうかな」と思う本に出会いました。

引き寄せの法則という、どちらかと言うとスピリチュアル系の本なんですが「普段から良い気分でいる事を増やすと良い事が増える、つまり逆に悪い気分でいると悪い出来事を引き寄せてしまうと言う事になるので、TVなどを見る時は漫然と見るのではなく、話題を厳選した方がいい」と要約するとそういう事が書かれていました。勉強のために見るならいいが、そうでないなら見ない方が良い、と。


つまり著者が言いたい事は、例えば特殊詐欺に引っ掛からない為、詐欺の傾向と対策を教えてくれるTV番組を見るならOKだが、「犯罪特集」などでこういう事件がありました、とワイドショー的に報道するだけで見て不快にしかならない番組なら見ない方が良い、と言う事でしょう。

他、芸能人のスキャンダルや、一般人でも家族間の遺産相続の揉め事など「その芸能人のファンで何でも知る事が生きがいとか、他人のトラブルも勉強として割り切って見られる人なら見てもいいが、気分が悪くなるなら見ない方がいいよ」と言う事でしょう。

例外的だと思うのが、戦争に関する報道やドラマ等ではないでしょうか。あえて残酷であったり悲惨な場面を見る事で戦争は二度としてはならないと脳に刻み付けておかないといけないとは思います。学校等で一度は学習済みであり、見るとしばらく落ち込んでしまうという場合は、もう見なくてもいいとは思うのですが。


ところで不快にしかならないもの(例えば芸能人の不倫騒動など)をつい見てしまう時の人間心理ですが、


・暇な時で

・自分の現在の状態がフラット(幸せでも不幸でもない)で色んな意味で精神的に余裕がある


という時についつい見てしまうんだと思います。ただ、これはすごくもったいない事だと思うんです。


まず、

①ずばり時間の無駄 

時間を浪費している。TVやネットを見ている・記事や週刊誌等を読んでいる時間は最低30分とするとちょっと横になってくつろぐ事もできる


②災害や防犯などの必要な情報ではないから役に立たない


③楽しい話題や動画を見ているわけではないからストレス解消にもならない


私もついつまらない記事を読む事があります。これが曲者で、明らかにショッキングな記事であったり、不快指数が滅茶苦茶高い記事なら見出しでそれ以上は読まないんですよ。そこまではいかない「読んでみたらちょっと不快だった記事」を、その時は大丈夫だと思い、実際気分に変調はなく、いくつも読んで行くと、じわじわと後で悪い方に精神に効いてくるんです。

具体的には、読んだ後にすぐ影響が出て来るわけではなく、


その日にちょっと気分が下がる

→翌日にはなぜだかかなり気分が落ち込んでせっかくの休日に1日寝ているだけで終わってしまった

→せっかくの休日を1日無駄にした気がして自分を責める

→次に気分を切り替えられる良い事が起きるまで、なんとなく嫌な気分が続く


と言う事がありました。せっかく良い気分が続いていたのに何故だろう、と思ったら、その間中は不快な記事は読んでいませんでした。


と言う訳で、「悪い気分でいると悪い出来事を引き寄せてしまうと言う事になるので、TVなどを見る時は漫然と見るのではなく、話題を厳選した方がいい」は真実な気がします。人間、良い気分の間はほんの少しで、すぐ何かのトリガーであっと言う間に気分が落ち込んでしまうので、落ち込むトリガーになるものには触れないで済むならさける事が一番、と思った出来事でした。

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