自己啓発本は自分で選んだ方が良いってほんと?

何か良い自己啓発本はないかと探している時に、人からお勧めされた本が自分に合っていたかどうかですが、自分で選んだ方がいいのではないでしょうか。と言ってもまだ実証例が少ないので、「いい」に8割、「そうでもない」に2割、としておきましょう。

ここで、「なんで小説ではなく、しかも自己啓発本なんて言う狭いジャンルなのか」と疑問に思った方。小説は自分と本の嗜好が合う友人が勧めてくれる物なら、自分好みである事もあります。ですが自己啓発本となると難しいんです。それは今からお話ししましょう。


で、実証がどうだったか、ですが色々と悩むことがあったんですね。ですが自分ではこれを読みたいと言う自己啓発本が当時は思いつかず、友人2人に聞いたんです。読書家で人格的にも素晴らしい人達なのできっと素晴らしい本を紹介してくれると期待したんですね。すぐに2人はそれぞれ違う本を推してくれました。調べると、偶然2冊とも海外の著作でしかも歴史のあるベストセラー本でした。アマゾンにはレビューが100以上ありしかも点数も高めです。さっそく購入して期待しながら読みました。が、ですよ。頭に入ってこないんです。うち1冊はワーク形式になっているのでやりながら読みましたが、どうもしっくりこない。海外本だから書かれている例が日本とは勝手が違ったり訳が悪いのかなと思ったんですが、同じ本を日本人で絶賛している人もたくさんいるんです。内容も格別突拍子のない事が書かれているわけでもない。良いかなと思える箇所もあります。ですが全体的に自分の価値観だったり考え方とする所とどうも合わない。結果、1冊は自分の悩みも晴れずもやもやしたまま読了し、もう1冊についてはどうしても読み進めず途中で終了しました。


それで前述の本を読んでいた時と時期はずれるのですが、自分にどんぴしゃりの自己啓発本を見つけた事があります。何冊かあるのですが、どれも本屋で「自己啓発本を探そうと思っていなかった時」、つまり特に買いたい本もなく何の目的もなくぼーっと、ウィンドーショッピングの感覚で本を眺めていた時に「目がその本に吸い寄せられた」んです。有名無名雑多ですが、どの著者もその時点では知りませんでした。2冊は本のタイトルが刺激的だったから、1冊はなんと帯に写っていた著者の写真を見て、「瞳が綺麗な人だな」で手に取りました。どれも最初は購入するつもりもなく、立ち読みしよう程度でパラパラと読んでみるんですけれど、書いている内容がすごくしっくりくるんですよ。「この方法なら自分もできるかも」「著者の考え方には共感が持てる」箇所がほぼ当てはまるんですね。うち1冊は珍しい事に海外の本でした。海外の自己啓発本は文化的背景の違いや文章の訳し方で、私はしっくりこない事が多いんですが、なぜかその本は自分にフィットしました。これらの本は今でもとても参考になっていて何度も読み返しています。


と言う訳で、結論としては「自己啓発本は自分で選んだ方が自分に合っている良い本を選べる確率が高い」んですが、8割としておきます。理由は、実証例が少なく、また、自分の考えだけでは偏るのではないか、他人の意見を参考にする事も大切ではないかと思うからです。他人のお勧めを試してみてもいいのではないかと思うので、2割にしておきます。おそまつ。




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