109 ケットシー族の境遇改善に協力を求める

 オールはメイド隊によってお縄となり市中引き回しの上打ち首獄門……ではなく、さくらの前に引っ立てられ両腕をメイド隊に掴まれた状態で正座させられている。残念ながらお白州はないので直床。チッ……。



「何が始まるのかのう?」


「オール、何か申し開きする事はないか?」


「無いですのう」


「こいつらを見ろ」


「ケットシーとは珍しいですのう。実験体に欲しいですのう」



 メイド隊がオールの言葉に対してブーイングの嵐。



「正直に話せば放免してやる」


「何を話せば良いのかのう?」


「オール。友人のダークナイトと最近連絡を取ったか?」


「取っておりませなんだのう」


「奴が今何をしているか知っているか?」


「知りませなんだのう」


「嘘偽りはないな」


「ありませぬのう」


「うむ。判決を言い渡す。情状酌量の余地あり、無罪放免といたす。知り合いのダークナイトに預けているデュラハンおよび、スケルトントルーパーの即刻撤収を言い渡す」


「何かやらかしましたかのう? あやつ」



 と言う事で、オールに今回のケットシーの出来事を説明した。



「魔王としては、別に普通かと思いますがのう?」



 またしても、メイド隊からオールの言葉に対してブーイングの大嵐。



「ふざけるなよ。さくらのお膝元で勝手な振る舞い許すまじ。やりたきゃ他行ってやれ。ついでに12の魔王でも倒してこい」



 足下から鳥肌が立つ……もとい、足下から鳥が立つと言うがこんな近くで起こるとは。



「承知しましたのう。そう伝えてきますのう」


「そう伝えろ。ケットシーは猫の妖精族。さくらの眷属と言っても過言ではないぞ。そのケットシー族に喧嘩を売ったんだ、只で済むと思うなよ」



 メイド隊から喝采があがる。可愛いものは正義だ!



「そう言われますと、確かに大事ですのう」


「ケットシーに勝利を! さくらに勝利を! ジーク さくら!」


「「「ジーク さくら!」」」


「ジーク ケットシー!」


「「「ジーク ケットシー!」」」


「「「「おぉ~♪」」」」



 とってもノリの良いメイド隊、こう言うの大好きな奴らだからな。他はドン引きだけどな。


 さあ、夜も更けてきた。みなさん寝る時間だぞ。俺はログアウトするからな。まだ連休は始まったばかり、楽しまないと。




 朝、ログインしクリスタルの部屋に行くと、既にうさ子の修行が始まっていた。


 うさ子が一方的にファル師匠に攻撃を加えているように見える。実際の内容は、そう見えるだけなのだ。全てファル師匠に受け流されている。うさ子が真っ直ぐな直線ならファル師匠は流れるような曲線だ。動きに一切の無駄が無いうえ、よく見るとファル師匠が構えた場所にうさ子の攻撃がいっている。予測なのか誘導なのかは、やってる本人達にしかわからない。見た目には示し合わした演舞にしか見えない。



「凄いな……」


「はい。既に一時間経ちますが、お嬢様は一度も有効打を与えていません」


「マジすっか!」



 一時間続けてるのも凄いが一発も当たって無いなんて、なんて集中力だ。そこまで続けられる体力も化け物だな。


 どうやら終わりのようだ。うさ子はぐったりして大の字で寝転んでいる。



「おはようございます。ファル師匠にうさ子」


ハオ



 うさ子はこちらを見ず手だけ上げてきた。お前って奴は……。



「丁度良い。ルーク、小娘と立ち合うてみよ」


「うさ子とですか? 私では相手になりませんよ?」


「問題ない。今の小娘は儂に絞られた後じゃ、そなたでも勝てるじゃろう」



 うさ子の耳がピクッと動き、肩を回し始めた。なんか怒ってません、本気モードに見えるんですけど。お目々が赤いのだけど……。


 躊躇している俺に、ファル師匠が近づいてきてうさ子に聞こえないように助言をくれた。フムフムそれで勝てるんですか?



ハオ。後はおぬし次第じゃ」



 ちょっとだけ目眩がした後、広い空間に移動している。


 うさ子はコキコキ首を鳴らしこちらを睨んでいる。うさ子と戦うなんてこのゲームのファーストバトル以来だな。余りにも差をつけられ戦う気さえ起きなかったからな、まあ、どこまで粘れるかわからないがよろしく頼む。


 一歩前に出て手を前で組み礼をする。うさ子はしなかった……試合ってのは礼で始まり礼で終わるんだぞ!


 そんな事を考えていたら、うさ子が仕掛けてきた。速い、パンチが既に目の前だ。慌てず一歩後ろに引くように半身ひねる。ギリギリでうさ子が通り過ぎた。うさ子は着地と同時にその勢いのまま反転してキックを放ってくる。今度は余裕があるのでうさ子の足にそっと手を添えて受け流す。


 うさ子が信じられないようなものでも見るように、自分を凝視している。が、すぐに切り替え手に炎を纏い始めた。どうやら、本当に本気モードに移行するらしい。


 姐さんマジすっか? だが、俺だってやる以上負けたくないので、こちらも氣を練りながら両手に纏う。


 うさ子はギアを一段UPさせてきた。速い、速いが目で追えている。全身に氣を巡らせ身体強化を図る。この状態が今の所俺の中で一番ベストな状態。


 うさ子は飛び込んで来ての一撃離脱攻撃をやめ、接近での打ち合いを仕掛けてくる。俺に見切られた為、パワーより手数に変えてきた訳だ。


 うさ子は戦いの中でも冷静だ。飛び込みパンチはスピード、パワーは申し分ないが、見切りやすい。俺との組手で気付いたのだろう。だから能力的差を考え、手数で圧倒する気のようだ。それも炎による付加攻撃も考えてだ。姐さん、本気まじすぎるぜ……。


 うさ子はゆっくりと歩いて来る。怖い、マジ怖い。ファル師匠! 俺にできるんでしょうか? 本当に……。


 うさ子が消えた。が、気配はわかる、右だ。軽く腰を落として左足を軸に右回りに半身ひねり、掌底の構えで軽く右手を出す。右手にうさ子の耳の感触がし、すぐに左手を下段の防御に構える。うさ子の攻撃してくる手が見えたので、それを左手で払う。


 間を置かず、今度は右足を軸にして左回りで半身ひねる。目の前にうさ子のがら空きのお腹がある。左回りでひねったその勢いを右手に乗せて振りぬくと同時に氣も放つ。


 うさ子が向こうに飛んで行くのが見える。右手は完全に振り切った状態だが感触はなかった。壁にうさ子がぶつかり消えた。と同時に俺もクリスタルの部屋に戻っている。



「好。見事じゃ」


「感触がありませんでした」


ハオ。それで良い。今のが発勁と言うものじゃ。おぬしは内功を身につけ基礎ができていたでな、何とかなると思っておった。その感触を忘れるでないぞ」



 うさ子はさっきからorz状態から立ち直っていない。



「小娘! 何をしておる! 腑抜けおって、まず礼をせんか!」



 うさ子はプルプルしながら立ち上がり、顔を引きつらせながら笑い、片手を差し出してきた。自分も微笑みながら握手すると。うさ子姐さんは握手しながら人の足をグリグリ踏んでいる。悔しいのはわかるが痛いんですけど……。


 ファル師匠のグーパンがうさ子の頭に落ちうずくまってしまった。マジで痛そう。あれは絶対に受けてはいけないものだ。注意しよう。



「何とも不甲斐ない小娘よのう。なまじ才能があるだけに……。小娘、今のままじゃと大怪我するぞ。己ひとりで怪我するならまだ良し。誰かを巻き込むなら目も当てられんじゃろ」



 うさ子はプイっと横を向いてしまった。



「今日はこれまでにするかのう。ルークよ、何度も言うが先程の感覚を忘れるな。いかに多くの力を一点に集め相手に伝えるかそれが発勁じゃ」


「はい。ご教授ありがとうございました。ファル師匠」


ハオ



 ファル師匠と朝風呂を楽しみ部屋に戻る。


 今日の朝食は焼きシャケ定食だ。塩鮭は苦手なんだよなぁ。と思ったら甘鮭だった。さっとお醤油をかけて頂く。


 さくらとニーニャにお裾分けしたら喜んで食べている。が、猫共がうるさい! 美味いにゃは許せるが、もっとしょっぱい方が良いだの、皮をくれだの、ご飯に味噌汁をかけて猫まんまにしたり、頭痛が痛い。



「レイアはノインスに行く?」


「はい。その予定です」


「ニーニャは預かるから、うさ子……は駄目だな。さくら一緒に行ってくれる?」


「ミャー」


「よろしくね。さくらちゃん」


「こら、猫共。食べたら出掛けるぞ」


「みゃー。猫じゃないでござるにゃ!」


「我らは気高きケットシー族」


「只の猫ではなくてよ」


「……コクコク……」


「なら鮭の取り合いはやめろ。仲間を愛する一族なんだろう」


「それとこれは別にゃー!」



 そうか別だったのか……。奪い合う鮭を取り上げて二つにしてさくらとニーニャのお皿に載せた。



「三獣士が献上してくれるそうだ。良かったね」


「ミャッ!」



 さくらは喜んで齧り付き、ニーニャは満面の笑みを浮かべている。



「……シャケがぁ」


「「「……」」」



 あの鮭は誰のだったのだろうか? トラが四人前食べてるからトラのかな、なら気兼ねなく頂けるな。



 みんなの準備ができたので出発する。俺達はイノセントハーツの砦だ。


 着いたそうそう大騒ぎだ。ケットシーを見るのが初めての者も多い。俺だって昨日初めて見たくらいだ。歩く猫のぬいぐるみを見たら騒ぎたくなるのも無理はない。


 何とか人だかりを抜けて事務所にたどり着く。ふぅ。



「やっぱり原因はあなただったのね。いつもいつも騒ぎには事かかないわね。ルークは」


「変な言い方やめてくれませんか。俺がいつも悪いみたいじゃないですか」


「なんだ自覚あんじゃん」



 ひなさんもコッコも言いたい事言いやがって、ケットシー触らしてやらんぞ。



「なら帰ります。後悔するなよ! 悔しくなんか、ないんだからな!」


「ほらほら、さっさと座ってうちのパトロン殿。出ようたって、今出れる訳ないでしょう。誰のせいかわかってるよね」


「……はい。それからサキさん、そのパトロン殿って止めてください。パトロネージュじゃなくてインベスターの方ですからね」


「はいはい。ニーニャちゃんは今日もチャーミングだね」



 ニーニャは、はにかみながら笑顔をみせた。



「あーん。その笑顔を見せられると子供が欲しくなるわねぇ」


「本当ね。でもニーニャちゃんが特別かもよ」


「サキさん、相手なんて幾らでもいるんじゃないですか?」


「今、何故、私の名前がなかったのか、引っ掛かるんですけど?」


「いやだなぁ。他意なんてありませんよ。本当」



 と、急に事務所の扉が開き



「ぬいぐるみが歩いてるって聞いたのー」


「私は可愛い猫ちゃんが歩いてるって聞いたぞ!」



 まりゅりゅにプルミ、どちらも正解。



「ミャ~。なにするにゃ~」


「存分に堪能したまえ」


「そ、そこは、タ、タメらのぉー」


「……」



 トラが触られないのは仕方ないと思うぞ。諦めろ、いつかお前の良さがわかる人が現れるさ。


 モフラーとネコラーは蹂躙している。ケットシー共、モテモテで羨ましい限りだ。



「それで何のようなの。まだまだ新人勧誘で忙しいんですけど」


「いやね。このケットシー族の境遇改善に協力をお願いしたくてね。まず最初にここに来たんですよ」



 昨日聞いたケットシーの現状の境遇を話して聞かせた。



「健気ね……」


「可哀そすぎるよ」


「なんでこの子達がそんな目に合わなきゃないの」


「知らなかった……」



 事務所の中にはプレイヤーもいればNPCもいる。みんな憤りを感じているのだろう。中には泣いてる人までいる。



「それで私達に何ができるのかしら?」


「実はケットシーの里に一番近いのがこの砦みたいです。確認はまだですが」


「そうなの?」


「ケットシーの村が、ここから北東の大森林にあるそうです。近いといっても結構な距離がありますがね」


「里の場所言っちゃって良かったの?」


「結界のようなものがあるらしく、ケットシー以外入れないそうです」


「ファンタジーって便利よね」



 確かにね。困った事は魔法やファンタジーで大抵片がつく。


 閑話休題、なので、宿の提供、物の売り買い、依頼による報酬、相手が望めばクランに加入などをお願いした。



「うちとしては何も問題ないと思うけど。サキはどう思う」


「そうね。良いんじゃない。デメリットにはならないと思うわね」


「大森林はまだ一部しか開放されてないから、素材なども魅力的ね」


「何といっても最大のメリットは愛嬌のある可愛らしい姿ですね。抱きしめたくなります」


「と言う事でイノセントハーツはケットシー大歓迎よ」


「良かったなお前達」


「「「ふにゃ~」」」


「……」


「ちなみにこいつら四人は猫姫親衛隊ですので、以後お見知りおきを」



 ニーニャは持参したアポンジジュースを飲みながら、興味深げに周りを観察している。



「そう言えばルークには関係ないけど、国王との謁見する日が決まったわよ」


「オークションの前後じゃないんですか?」


「まあ、その通りね。オークションの翌日に決まったわ」


「リアル日曜ですね。あのイブニングドレスで行きます?」


「それも面白いかも」


「あの謎の占い師の格好じゃん。最高に目立つ事請け合い」


「イノセントハーツのクランマスターは謎の占い師! 新たなJobか! って話題になるかもね」


「失礼にならないかしら?」


「何言ってるんですか! 国王なんかより格上の方との謁見に着たドレスですよ。失礼なんて言って来たら、おこがましいですよ」


「そ、それもそうね。一発嚙ましてみますか?」


「やっちゃれ。姐さん!」



 相変わらずコッコはノリが良い……まあそれに乗るひなさんもひなさんだが。面白いからいっか。


 おーい猫共、疲れてるとこ悪いが次行くぞ。次が一番の難関だからな。


 転移ゲートに向かう途中、見知った二匹に出会った。ペン太とカーちゃんだ。カーちゃんは、ニーニャにダイブ。三獣士達は阻止しようと試みたが失敗してへこたれてる。ペン太はトラに捕まったけどな。



「かぁちゃん」


「ミュウ」


「ク、クェ~!」


「離して良いぞ。うちの子だ」


「クェー」


「これはにゃんと失礼したでござるにゃ」



 ニーニャはカーちゃんにペロペロされて喜んでいる。ニーニャは皆に愛されているな。



「お前達暇ならシャングリラに一緒に行くか?」


「ミュッ!」


「クェ~ェ」


「じゃあペン太は留守番な」


「クェッ!」



 しょうがない、いつものバッグがないからトラに抱かせよう。



「トラ悪いがペン太を頼む」


「……コク……」



 トラはペン太を片手で持ち上げて自分の肩に乗せた。



「クェー」



 いつもより高い見晴らしにペン太はご満悦。それを見てカーちゃんも反対の肩に乗った。なんか、凄い見た目だ……。


 転移をして王都に飛び、ケットシー達のゲート登録をしてから、更紗さんに連絡するとクランに居るそうなので今から伺うと伝える。


 行く先々でニーニャに手を振る人達がいる。その人達全てに全力で手を振り返す、ニーニャがいる。明らかにニーニャは疲れている。



「ねえ、ニーニャ。そんなに力一杯手を振らなくても相手に伝わると思うよ」


「にゃ」


「嫌なの?」


「……コクン……」


「ニーニャは頑張り屋さんだね。疲れたらちゃんと言うんだよ」


「……コクン……」



 シャングリラに着く前に三獣士に注意しておいた。抵抗は無駄だ。流れに身を任せよと。この後お昼にするからそれまで頑張れよ。事はケットシー族の事なんだから。


 シャングリラに着き門の呼び鈴を鳴らす前に深呼吸をする。ニーニャは自分とは逆にワクワクしているようだ。


 呼び鈴を鳴らす。扉が開き更紗さんがケットシーを見て目を丸くしながら出迎えてくれた。奥に進みいつもの広い部屋に入ると同時に黄色い歓声があがる。もう何を言ってるかわからない。


 更紗さんがニーニャを抱っこして女性陣の方に移動する。


 残されたのは俺とトラだけ……。



「理不尽だと思わないか? トラ」


「……コクコク……」



 我が意を得たり。虚しいねぇ。トラ、ジュースでも飲むか? 空いているテーブルの椅子に座って、コップにアポンジジュースを注ぎトラに渡した。一口飲んだ瞬間目を大きく開けて驚いた表情をしている。驚いても無口なんだな。


 少し時間が経ち、更紗さんが戻ってきた。



「いやぁ、悪かったね。お客様をほっぽりだして。だが猫姫成分はたっぷり補充できたよ」



 それは良かったですね。元気になったでしょう?



「今日来た理由はあの子達かい」


「えぇ、彼らはケットシー族です」


「王都でもたまに見かけるね。高い認識阻害を持っているみたいだけどね」



 更紗さんにケットシーの境遇を話した。



「ポジティブシンキングだね。良い意味でも悪い意味でもだよ」


「本当の意味でのポジティブシンキングじゃない事はわかっています。表面上だけの、そこから何かを学ぶという事のない考えです。ですがそれを踏まえたうえでも協力したいと思ってます」


「そうだね。人族に興味があり仲良くしたいと思ってくれているのに、人族側で扉を閉ざしている状況は変えたいね。協力は惜しまないよ」



 取り敢えず、イノセントハーツと同じ事をお願いした。



「なあ、トラ。ケットシーにしかわからない記号とか合図ってないか」


「……ある」


「更紗さん。それを書いてもらうので、門とかに張ってくれませんか? ここは安全に泊まれる場所ですとかって書いてもらえば良いでしょう」


「それはナイスアイデアだね」



 そう言ってどこからか紙と筆を持って来た。



「これに書いてくれないか」



 トラが何やら不思議な文字を書いている。書き終わったものを更紗さんに渡すと、早速門に張りに行ってくれた。その間にトラに同じものを何枚か書いてもらった。


 内容は、この屋敷の人々はケットシー族の友達です。宿を借りたり、困った事があったら相談してください。三獣士が保証します。みたいな事を書いてもらった。



 これで王都に一ヶ所、シェルターができた。


 少しでも利用して欲しいものだな。




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