第7話 滝川一益、降伏

 1583年(天正11年)6月2日。

 この日は信長公の一周忌である。


 このとき、俺は伊勢にいたので、すべての話はあとになって聞いた話だが――


 秀吉は、京の相国寺しょうこくじに宿泊したが、その秀吉のご機嫌伺いのために、多くの公家衆が訪れた。さらに、都中の寺社仏閣、武士や商人までもが訪れ、あいさつをしたいと願い出た。


「よく来た、よく来た。ああ、よく参られた。この景色を見れば、天上の信長公もお喜びであろう! うん、うん……!」


 秀吉は笑顔で、やってきた者たちのあいさつに応じた。

 そうしていると、そこに丹羽長秀さんと、伊与、カンナもやってきたため、秀吉は、


「おおう! 丹羽どの、よう参られた。おう、伊与にカンナも!」


 跳ねるように、丹羽さんの前にやってきて、その手をぐっと掴み、


「三七さま(織田信孝)のことは残念でござった! 行き違いもあった! 我らの考える、そうすなわち信長公の考えている天下布武と、三七さまの考えている天下布武に違いがあった。残念、無念! しかしながら、これも侍の世の定めと存ずる! のう、丹羽どの!」


「……まこと、その通りでございます」


 丹羽さんは、頭を下げた。

 下げざるをえないのだ。

 これだけの人間の前では、秀吉の言葉に異論があろうとも、怒鳴ったりするわけにはいかないのだ。そうすれば、丹羽さんのほうが空気を読めない異常者ということになってしまう。……そういうものなのだ。


「うん、うん。織田家とも縁戚である丹羽どのがやってこられたことが、この筑前守には嬉しくてたまらん。……御覧じろ。我が子、秀勝も今日はやってきておる」


 そう言って秀吉がちょっと身をずらすと、上座には確かに、信長公の遺子であり、秀吉の養子である羽柴秀勝が座っていた。


 秀勝は、無言のまま、頭を少しだけ下げた。

 丹羽さんは、少し戸惑ったような顔をしてから、その場に平伏した。

 伊与とカンナも、揃って、どういう顔をしていいか分からぬまま、その場に座り礼をしたらしい。


「いよう、伊与もカンナも他人行儀な。……皆の衆、この美しき女性にょしょうふたりは、あの神砲衆の山田弥五郎の女房たちじゃ。わしとも若いころから昵懇の仲よ。伊与、カンナ。弥五郎が来られぬ分、汝ら、共にこの場で信長公のことをよっく祈ってくれい。それが信長公の御為でもある! ……ようし、そろそろ時間じゃな。では、法要を行う大徳寺に参ろうか!」


 その日の法要は実に盛大で。

 日本史上でも最大とされるほどの参列者の数だったとされる。

 そして秀吉は、法事が終わり次第、大坂へと向かった。


「大坂に、天下を采配するような凄まじい城を建てるのじゃ! この秀吉の城を!」


 大坂城が築城されようとしていた。




 柴田勝家さんは敗北し、丹羽長秀さんは秀吉の家臣となり。

 秀吉は大法要のあと、大坂に向かう。天下は明らかに秀吉を中心に回り始めていた。


 しかし伊勢ではまだ、滝川一益が長島城に籠城し、抵抗を続けている。俺と蒲生氏郷は、なお戦いを続けていた。


 滝川一益は、つまり久助は手強かった。俺が用意した数々の武器や防具も、蒲生氏郷の武勇と知略も、すべて弾き返していた。――しかしながら、美味い飯が食える、織田家は秀吉の味方、柴田勝家の敗北、などなど。数々の噂や評判が長島城の中に伝わり、滝川軍の兵はじわりじわりと降参を始めていた。


 俺は何度も、久助に降伏勧告を行っていた。

 それでもあいつは、降参しない。最後の意地を見せているのだ。


「三七様を殺した筑前が、どうして忠義者であることか。大恩ある信長公の遺子を殺しておきながら、なぜ筑前の天下を誰もが認めるか。納得いかぬ。滝川一益、決して承服せぬ」


 このような手紙を俺に送ってきた。

 久助に限らず、男が一度、こうして意地になると、実に手強い。

 久助はおそらく、最後の一人になっても、戦うのをやめないだろう。


 どうしたものか……。

 長島包囲軍の本陣内でそう思っていると、蒲生氏郷がやってきて、


「蜂須賀どのがいらっしゃいました」


「蜂須賀。……小六が?」


「よう、山田!」


 懐かしい声が耳に届く。

 振り返ると、小六が数名の若侍を引き連れてやってきていた。


「小六! どうしてここへ?」


「聞くまでもねえだろうよ。藤吉郎――いやさ、大殿のご命令によってオラが来たのよ。滝川を降参させるためにな」


「む……」


 秀吉。

 俺にしびれを切らしたか。


 無理もない。

 柴田さんも織田信孝も屈したというのに、滝川一益だけがまだ降伏していない。長島城ひとつにいつまでかかっているんだと思われても仕方がない。


「いや、違うぞ、山田。大殿は山田や蒲生の不手際を責めたいんじゃねえ。むしろ滝川の武勇を絶賛しておるんだ。あの山田弥五郎をもってしても倒せない滝川久助、見事である、と諸将の前で褒めちぎっているわけだ。……滝川ほどの男を殺すのは惜しい、なんとしてもわしの味方になってほしい。……と、大殿はそう言っておられる」


「本当か? あの藤吉郎が……」


「マコト、マコト。……考えてもみろ、本当に滝川を殺したいなら、オラだけでここに来るわけがねえだろう。オラに黒田官兵衛あたりをくっつけて、数万の大軍を寄越して長島城を踏み潰しているさ。……それをやらねえ大殿の器。大殿のお心を、ぜひ汲んで欲しいもんだな」


「小六。その言葉、久助にも伝えてくれないか? ……久助の意地もよく分かる。だが、その意地はもはや天下に充分示した。……城兵のためにも、いまとなっては降伏することが勇気なのだと」


「オラも言いたい。その言葉、おめえから滝川久助に伝えろや。……ふん、決まりだな。山田、オラとおめえのふたりで、長島城に向かうとしようや。どうやら、それが一番いいようだ」


「承知した。……行こう、小六」


 そして俺は、長島城に使者を出した。

 山田弥五郎と蜂須賀小六がそちらに向かう。

 和睦の話をしたい。滝川一益みずから出てきてほしい、と――




 翌日。

 俺と蜂須賀小六は、長島城に向かった。

 供の者もつけず、武器は脇差すら帯びていなかった。


 蒲生氏郷は「危険すぎまする。せめて兵を50」と反対したが、俺と小六は揃って手を振り断った。


 長島城の大手門に着くと、門が開き、滝川一益の家来たちが数名、俺と小六を出迎えてくれた。城内は、疲れ果てた様子の兵たちで満ちあふれていたが、しかし誰もがギラギラとした目つきで俺たちを睨んできていた。


 士気、まだまだ旺盛。

 さすが滝川一益の家来衆だ。


 包囲されてすでに数ヶ月。援軍の見込みもない。

 絶望的な戦況でありながらも、まだその瞳には光が灯っている。

 兵たちがこれならば、滝川一益本人もまだ戦う気があるんだろうな……。


 俺たちは、兵たちの眼差しを受け流しながら、奥へと進む。

 やがて長島城の本丸で、俺たちと滝川一益は向かい合った。

 白髪頭に白髭。相変わらずの仙人面を見せている滝川一益――我が友、久助である。


 小六が、まず頭を下げて礼を示すと、


「羽柴筑前どのの使者として、正式に参った。筑前どののお言葉をお伝えする。――長島城をここまで守り抜いた滝川どのの武勇、まったく武士もののふの面目躍如である。これまで戦い抜かれたその力、今後は天下万民のために、羽柴家の一員として使ってはくれまいか。――筑前どのはそうおっしゃっている」


「断る」


 滝川一益は、和議提案を一刀両断に斬った。


「羽柴筑前の野心、もはや天下に明らかである。大恩ある主家を専横し、信長公の遺子を殺戮したる大罪人。このような罪人を主として誰が仰ごうか。また先ほど、天下万民とおっしゃったが、罪人を天下人と仰ぐこと、これがどうして万民のためになるものか。大悪人を上様と呼び崇めること、日ノ本千年の不幸となるは火を見るよりも明らか。よって滝川久助、和議の提案をお断りいたす!」


「ガキみてえなことを……」


 小六が、眉をひそめて、


「罪だなんだと言うならば、信長公だって決して清廉潔白でなかったろうが。内心はどうあれ、足利義昭を追放しておのれが天下を取ったのもまた信長公だ」


「しかし殺しはしなかっただろうが! 信長公が足利将軍や、将軍家の子弟を殺したか? しなかった! 信長公が亡くなって一年も経たぬうちにその息子を死に追いやった羽柴筑前とはそこが違う! だからオレは筑前と同じ天を仰がぬと決めたのだ!」


「久助っ!!」


 俺は思わず、友の名を呼んだ。


「それでお前が家来と共に亡くなって、天下のためになるというのか。無駄死にだ! お前の意地も、藤吉郎が嫌いなこともよく分かる。しかし」


「無駄死になものかよ! それにオレはまだ負けると決まったわけじゃねえ! このオレがこうして長島城で1年、2年、3年と持ちこたえてみろ。天下は間違いなく揺れる。羽柴筑前の天下は終わる!」


「甘いな、滝川どのよ。我が大殿の天下はもはや揺るがんぜ。大殿はこれから大坂に、安土城にも勝る巨城を築こうしている。信長公にも勝る天下人となるために――」


「てめえこそ耄碌もうろくしたか、蜂須賀! たかが城ひとつがおっ立ったからといってなんで天下人が定まるものかよ! それこそ信長公だって安土城があっても滅びたじゃねえか!!


 ……いいか、よく聞け。羽柴の専横を苦々しく思ってる織田家臣はごまんといる。その家臣が反乱を起こしたら? 毛利家も上杉家もまだ羽柴の家来となっちゃいねえ。徳川様もだ。北条もいれば長宗我部もいる。さらにいえば足利将軍だってまだ毛利領で健在なんだ。これだけの敵がいるのに、筑前が天下人だなんてどうして言える。


 まだ終わっていねえ。オレも長島城も、まだまったく終わっていねえんだ!

 柴田権六を倒しただけで天下人のツラしていやがる羽柴なんざお笑いぐさだぜ! 違うか!?」


「久助!」


 俺は思わず怒鳴った。


「本気でそうするつもりか? 1年も、2年も、3年も、終わらないつもりか!? そうやってまた日ノ本中を乱世にしていくつもりか。やっと、やっとまとまりかけているこの世を――」


「まとまるのならば織田家を中心にしてまとめるべきだろうが。なんだって筑前を中心に――」


「他の誰でもまとめられないからだ! 信長公も信忠公もいないいまの織田家では誰が天下を治められるか。誰が織田家臣の本領を安堵できるか。誰が天下の堺や津島を繁栄させられるか。誰が争いをなくせるか――」


「筑前ならそれができるというのか、山田!」


「できる! 藤吉郎ならば、この天下を統一し、日ノ本に繁栄をもたらしてくれる!」


「なぜそう断言できる!?」


「共にあり、見てきたからだ! 藤吉郎の心底を! 働きを! この山田弥五郎が。信長公とも共にあったこの俺が!」


 もはや決死だった。

 俺はここで滝川一益を説得すると決めた。

 小六が言うには、秀吉はまだ滝川一益を殺さぬつもりだというが、ここで滝川一益が降伏勧告を突っぱねれば、秀吉は恐らく大軍をもって長島城を攻めたてるだろう。滝川一益は死ぬ。城兵も死ぬ。――いや、あるいは滝川一益は決死の抵抗を見せて、その結果、一益が言うように日本中の反秀吉勢力が立ち上がるかもしれない。それだけは避けたい。俺はなんとしても、乱世を終わらせるのだ。終わらせるほうに持っていくのだ。大樹村の悲劇をなくすために。


 そう、大樹村――

 俺は、滝川一益の瞳を一直線に見据えて、なお吼えた。


「久助。昔、話したことがあるだろう。俺と伊与の生まれた大樹村が野盗に滅ぼされたことは。俺はそのとき、まだ小者だった藤吉郎とふたりで誓ったのだ。この乱世を終わらせるために戦おう、と」


「おう、その話は何度も聞いた。だが、それがどうした――」


「藤吉郎はまだあのときの約束を破っていないんだぞ!? 30年以上も前の口約束を。この俺と共に、天下を安定させ繁栄させるという誓いをまだ覚えているんだ。そして事実、俺と共にある。そんな男がこの世にどれだけいる!?」


「…………」


「10代のガキのときの誓いを守って、小者の立場からいまや天下の大大名となったんだ。それだけでも信頼に足る男だ! そうは思わないか、滝川久助! 口先だけの男か、あれが! あいつはやる。必ずやる。天下のために必ずやり遂げる。それができるのは、信長公亡きいま、羽柴秀吉だけなんだ!


 久助、意地は分かった。三七様(信孝)のこともよく分かった。お前の言い分も気持ちも、必ず藤吉郎に俺が伝える。……もう殺さない。これ以上、織田家の人間を決して殺さない。


 もしもこれ以上、藤吉郎が織田家の人間を殺そうとするならば。――久助、お前が藤吉郎を殺せ。俺が手引きしてやる。五右衛門や次郎兵衛の力も借りて、藤吉郎の寝床にお前を案内してやる。そして俺もお前と共に、藤吉郎を殺そう!」


「お、おい、山田――」


 隣の小六が、ぎょっとした顔で俺を見てきたが、俺はなお止まらなかった。

 そもそも俺も甘かったのだ。織田信孝殺しを、柴田勝家さん殺しを、もっと本気で食い止めるべきだったのだ。秀吉に大義ありと俺は確信しているが、それでも譲ってはいけないところが確かにあったのだ。


「どうだ、久助。どうだ。俺を信じろ。藤吉郎も信じろ。どうだ!」


「……山田。……お前さん……」


 滝川一益さえも、呆然として。

 俺のことをじっと見ていたが、やがて5秒、10秒、20秒と経って、


「……筑前が物凄い男だなんてことは、とうの昔に分かっていた」


「久助」


「お前さんの言う通りさ。あいつは大した男だ。天下も確かにまとめられるかもしれん。そんなことは気が付いていたが、……ただ、織田家を平然と踏みにじるところがどうしても許せなくてな。信長公が、……オレたちが、みんなで必死に大きくした織田家じゃねえか。それをあいつは――いや、あいつにとっては、織田家よりも天下だったんだな。そう、そんなことは分かっていたが……。オレはどうしても割り切れんでな。


 しかし、割り切っては終いだとも思っている。……山田、お前さんの言い分は分かった。あいつは天下をまとめあげ、民を豊かにすることだろう。だが、筑前が……あいつがこれ以上、織田家を踏みにじり、あるいは天下のためにもならぬ男になると思えば、オレは――あいつを殺す。そのときは山田、お前さんも」


「やるさ。信玄を殺したときのようにな」


「……あるいは海老原村をイノシシをぶっ殺したときのように、かな?」


「藤吉郎はイノシシか」


「猿からイノシシになったんだから、大した出世だろうが」


「違いない」


 俺と久助は、揃って馬鹿笑いをした。

 小六は、しばし唖然としていたが、


「……まあ、なんだ。和議成立、ということでいいか? おめえたち」


「蜂須賀よ、お前さん、本当に老けたなあ!」


 久助は、白髭を撫でながら、


「昔は津島の町を偉そうにふんぞり返って歩いていたくせに、いまとなっちゃこの程度の話でビビりあがるんだからなあ!」


「な、なにを言うか! おめえ……オラだって昔のおめえを知ってるんだからな? もちづきやの近くで毎日のように酒を飲んで大騒ぎしていた酔っぱらいが――」


「おお、嫌だ嫌だ、昔話ばかりで。ジジイになると過去の話が増えてつまらんなあ」


「おめえが先に始めた話だろうが!? ぶっ殺すぞ!?」


「おう、やるか? オレは構わんぜ、一度てめえとはとことんやらにゃならんと昔から――」


「よせ、2人とも! 兵が見てるぞ!」


 俺は慌てて、2人の間に入ったが、しかし内心では笑っていた。

 滝川一益。……和議に応じてくれた! 久助! 殺さずに済んだ!


 やっと友を救うことができたと思い、また、久助と小六の若いころのようなやり取りを見られて、俺は心の中で本当に安堵していたのだ。




 1583年(天正11年)7月。

 滝川一益は降伏。長島城は開城し、羽柴軍に引き渡された。




 小六は伊勢に残って滝川軍の処遇を裁くことになった。

 そのため、滝川一益を引き連れて京の都に向かうのは俺の役目となった。


 都に向かう途中、尾張の街道で、10人ほどの集団と出くわした。

 神砲衆である。その集団の中央には、あかりが立っていた。

 あかりはゆっくりと滝川一益に近付き、大きく礼をした。


「お疲れ様でした」


「……ああ」


「ご無事で、なによりです」


「……いや……」


 滝川一益は照れたように笑ってから、俺のほうを向いて、


「山田、ありがとよ」


「ん?」


「あかりを長島城に寄越さなかったことさ。蜂須賀やお前といっしょにあかりちゃんを連れてくるなんてこと、してみろ。オレは絶対に許さなかったぜ」


「……あかりだけは、そういうことに巻き込みたくなかったんだな?」


 俺が言うと、滝川一益はニヤリと笑った。


 外から見れば不思議な関係だと思う。若い頃からの仲間で、男女でありながら恋人でも夫婦でもなく、兄妹というのも違う。友達と呼ぶのも少し違う気がする。


 滝川一益とあかり、としか言いようがなかった。

 こういう、言葉では形容しがたい関係がこの世には存在するのだと思う。


「参りましょう、滝川さま。山田さま」


「おう」


「ああ」


 西の彼方にゆっくりと沈んでゆく太陽を見つめながら、俺たちは進む。

 このまま行けば、今夜は清洲あたりに泊まることになるかな、と思いながら。




 そして。

 3日後の京にて。

 秀吉と滝川一益が対面するときがやってきた。


 その場には、もちろん俺も立ち会うことになっている。




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