雑木

















雑木は「ぞうき」「ざつぼく」とよむ。ぞうぼく(日葡辞書にっぽじしょ)とも。

いろいろな種類の木。たいした用途がなく、良材とならない木。

ヒノキやスギなどの針葉樹以外の木を指す。


趣ある広葉樹の集まりを雑木林で片付けられると気分が悪い。

嫌いな言葉である。

各辞書の記述も容赦がない。ちなみに和製漢語。


ヒノキやスギが地位(需要)を失った現代において、このような差別的命名が許されたままで良いのか。

雑草と呼ぶなと言っている人は、雑木の地位向上も目指してほしい。


しかし、雑草と呼んではいけないとなると、何と言えばいいのか。

害草なら、差別をなくそうとして差別が悪化するパターンになる。

ちなみに私の中でいちばん忌々しい害草はタンポポである。


さらに余談だが、日曜日に家で草むしりをしていたらムカゴを見つけた。

我が家の地中には自然薯じねんじょが埋まっている。じゅるり。


参照:広辞苑、明鏡国語辞典

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