異常気象
猛暑だとか、異常多雨だとか、異常寒波とか、「地球はおかしくなっている」という話をよく聞くが、地球の気象が年々変わっていくのが当たり前の事だと思う。
そもそも月の軌道も年間、五センチくらい遠ざかっているのだから、潮力も少しずつ弱まっているということになる。
何万年も前の地球と比べると月の重力場の影響だけでも相当のものがある。
地球の軌道自体も楕円軌道だから、長い年月では相当変化するはずだ。
地球の自転や公転の速さも同様で、いつまでも一日が二十四時間で、一年が三百六十五日と四分の一とは限らないわけですね。
どんな天体も、いつまでも変わりなく、安定していることはありません。
いつまでも同じではなかったおかげで、我々、地球上の生命体は誕生したわけで、「変化」を受け入れないということは、地球生命体の誕生を快く思っていないことになってしまう。
地球は生きている。
我々と同様に。
日々、成長して変化している。良きにせよ悪しきにせよ。
勿論、地球は人間や動植物のことを思いやって変化するわけではない。地球にとっては生命体など只の寄生虫に過ぎないのかもしれない。
地球は今後、どんどん変化するだろう。
そのせいで、人類は地球に住めなくなるかもしれない。
そうなったら、他の天体か、人工天体に移り住むしか無いのかもしれませんね。
でも、そうなるだろうことはずっと昔から分かっていたことなのです。それを認めたくなかっただけ。
「地球は温暖期と氷河期を繰り返している」という学説も、「今後氷河期が来るかもしれないけど、その後は必ず温暖期が来る」というような根拠の無い安心感を与えているが、天体に「安定」はない。天体には必ず、誕生が有り、死がある。
いつまでも、地球は昔と同じで変わりない、という錯覚からそろそろ目覚めたほうがいいのではないでしょうか?
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