発達障害といじめについて
この度は読んでいただきありがとうございます。
今回はいじめに関して。
1.いじめと発達障害
発達障害に関わらずいじめは大きな問題ですが、発達障害を持つ人にとっていじめは切っては切り離せない問題です。
いじめられる人には何かしら理由がある、という意見もありますがいじめというのは外的要因が多い研究結果が出ています。外的要因というのは学校や家庭、会社など周囲の環境などからのストレスが多いようです。
2.いじめはなぜ起こるのか
起きる要因は先程書いた外的要因がほとんどなのですが、何が要因となるかは個人差があります。
学校で起きる場合、家庭で親から厳しいしつけや教育を受けていて色々と制限や自由に出来ない環境だとそのストレスを外に吐き出すためにいじめが起きやすいのだとか。その際にいじめといっても暴力なのかそうじゃないのかという二つがあります。大人になってもそういった問題は多いです。
まだ未成年の場合、特に小学校の時ではまだ善悪の区別や知識が足りなく何かに当たる(暴力的解決方法)事が多いようです。
なので、仮にあなたがいじめにあっていたとしても「自分に不備がある、自分が悪い」と思わないでください。疑心暗鬼をしたり自己肯定感を失わないでください。理由はどうあれいじめは今現在犯罪と同義になります。
3.いじめの後遺症
いじめを受けていた人は少なからず後遺症に悩まされます。
一例を上げると幻聴や幻視、特定の環境や場所には近づくことが難しくなります。
幻聴は周囲の人がもしかしたら自分を馬鹿にしているかもしれない、悪口を言っているかもしれないという考えになってしまう事です。一番多いかもしれませんね。
幻視はそこにはあるはずのないものが見えているように感じてしまう事。その時の環境に近い場所だといるはずのない人や物などが見えてしまう。本人以外だと分からないのが辛いところです。
特定の環境や場所、というのは先程も書いた症状もありますが、こちらは社会人になってからが多くなります。アルバイトやデスクワークなどで人間関係のもつれや上下関係になにかしらストレスを感じていて、それが許容範囲を超えてしまうと体が拒絶反応を起こします。それ以降はそういった場所などに近づいたりするだけで体調が悪化したり、長時間いることが困難になります。
また、後遺症の一つにフラッシュバック(再体験)というのがあります。昔の記憶を急に思い出してしまって奇声や体調の悪化、幻視幻聴など本人にとっては辛い記憶が蘇ってしまう。
生活においても過覚醒と言って眠ることが出来なくなったり、外に出ることが困難になる事も。
4.じゃあどうすればいいのか?
いじめは受けた方は辛く後にも残りますが、いじめていた方は「ほんのいじり」「ちょっとからかっただけ」など記憶に残っていない場合がほとんどです。なので自分でどうにかするしかありません。
ある人は芸術に、またある人は運動に、と体や頭を動かす事で少しでも解消することは可能です。
芸術家などは以前受けたストレスなどを糧にしてそこから作品を制作することもあり、何かを創作するのは有効です。
5.終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
いじめは決してなくならないものではありますが、しっかりと対処をすれば後遺症に悩まされることも少しは減ると思います。
少しでも皆さんの生活が楽になりますように。
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