発達障害とグレーゾーンについて
この度は読んでいただきありがとうございます。
今回はグレーゾーンについて。診断される際にはっきりと発達障害と診断されることがない場合がありますが今回はその話。
1.そもそもグレーゾーンとは何か
グレーゾーンとは医療機関などで診断を受けた際、発達障害とは認められないがADHDやASDなどの症状があり日常生活に支障をきたしてる状態の事です。
発達障害の特徴、症状は出ているのですが診断基準を満たしておらず発達障害と診断が下りないのです。また、自身が発達障害かもしれないと思いながら診断を受けてない人もこれに該当します。
念のため書きますがグレーゾーンは正式な診断名ではありません。診断の際に「基準は満たしていないがADHDの傾向があります」という形で診断されることがあります。
2.じゃあ発達障害ってどういうのを指すのか
生れつきの脳機能の発達が偏ってしまい、環境と適応できずに社会生活において困りごとが発生する障害の事で大きく分けて3つの特徴があります。
自閉症スペクトラム障害、または自閉症スペクトラム症(ASD)
注意欠陥・多動症、または注意欠陥・多動性障害(ADHD)
学習障害(LD)
どれも生活するにおいて困難な事が多く私自身も含め大変です。
3.じゃあグレーゾーンは症状が軽いのか
基準を満たさないからといって必ずしも症状が軽いとは限りません。
発達障害の人の状態には個人差があり調子のいい時、悪い時で現れ方が違います。
同様に、グレーゾーンの人も調子のいい時、悪い時が存在します。
軽い人であれば限りなく基準外の人もいれば、ほとんど基準内で支援が必要な人もいます。
グレーゾーンの人は診断がないため、なにかトラブルや症状が出た場合周囲の人から「努力不足」と言われて誤解されてしまう事もあります。
それが続き、自身を攻め続けてしまってストレスから体調を崩して症状が悪化、基準内に入ってしまった場合、発達障害に限らずうつ病や適応障害も発症してしまうことがあります。
4.なぜ診断が下りないのか
症状はあるのに診断が下りない理由の一つに体調が上げられます。先程も書きましたがグレーゾーンの人の状態にはいい時と悪い時があり、受診したときの症状の出方によっては診断が下りない場合があります。
また、発達障害の診断は医師の問診が影響する割合が多く、医師によって判断基準が違う事があり、違う病院に行ったら発達障害と診断されることも珍しくありません。
困っているようならセカンドオピニオンを利用するのも必要です。
5.終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は発達障害の人ではなく発達障害の疑いがある、または特徴はあるが診断が出ない人に向けて書きました。
会社や学校でもこうした区別がつきにくい事に関して対応をする事が難しい現状、少しでもお力になれたらこれ幸い。
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