発達障害と当事者の苦悩

この度は読んでいただきありがとうございます。

今回は当事者の努力について。一見して怠慢と言われたり、我がままと言われることもありますが本人としては必死にやっているものです。

1.当事者の苦悩とは

当事者の苦悩、とは書きましたが人によってその対処は十人十色。同じ悩みを持っていたとしても同じ対処で良くなるとは限りません。

一例をあげるとすれば、Aさんは忘れ物が多く、幼少期も大事なプリントや配布物などを学校に忘れてしまう。大人になってきてもその症状は治らず仕事上で様々な失敗をしてしまう。

本人もメモを取ったり、必要な事は複数回に分けて再確認をしてなくそうと努力をしていますがそれでもなくなりません。

どうでしょう?これでも「怠慢、気を付けていない」と言えるのでしょうか?本人は精一杯努力をしたうえでそれでも失敗は起きてしまうものなのです。

健常者の方から見れば「単に気を付けていないだけ」「やる気がない」と思われてしまうかもしれません。その意見はもっともだとは思いますが、発達障害というものを持ってしまった以上そういった失敗をしてしまうものです。どれだけ気を付けていてもやってしまいます。

2.周りはどう対処するべきなのか

本人の努力もそうですが、その努力を受け止めてくれる周囲の理解も必要となります。

本人が努力をしていても周囲がそれを否定したり助けてくれなければ当事者もその環境には残れなくなってしまいます。ご注意ください。

当事者の方ですが、周囲の方に事情を説明したり助けてもらう事をしてもらいましょう。

何も言わなければ分からない事が多い発達障害。少しでも知らせてもらえれば何か出来ることがありましょう。一人で全部背負い込む必要はないのです。

何か一つでも代わりにやってくれるなら有難く、再確認を一緒にしてくれるだけでも本人からすればとてもありがたい事です。

3.では逆にしてはいけないことは

当事者は必死に努力をしてその環境に慣れようとしたり、仕事を覚えようとしています。

それを否定してしまうのが一番良くないです。健常者の方から「知らないから分からなかった」と言われることもありますが、逆に聞きましょう。

なぜ質問してくれないのでしょうか?

目の前に困っている当事者がいてすぐに聞くことが出来るのになぜしなかったのですか?

聞くのが恥ずかしい、面倒くさいというのならばすぐに聞くべきです。取り返しのつかないことになる前に。

いざという時に「そんな事は聞いていない」というのは詭弁です。

しっかり聞いておきましょう。

4.終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回は苦悩という事で悩みを中心に書いております。私も悩みがありますが周囲に話すことで解決することもありますのでどうか勇気をもって話してみてください。

誰でも構いません。話すことで客観的に見る事が出来るので落ち着くことも出来るのです。

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