発達障害と適応障害

この度は読んでいただきありがとうございます。

今回は発達障害と適応障害について。発達障害の初期診断として適応障害が診断されることがありますが一体どんな障害なのか。

1.適応障害とは何か

適応障害とは特定の環境やストレスがかかると身体に不調が出てしまい、頭痛や吐き気などが発現する障害です。発達障害もストレスなどから体調不良が出る事があるので初期診断として適応障害と言われることがあります。

発症する原因は主にストレスです。会社や仕事でのストレスや人との付き合いなどストレスを日々受けている現代では特に珍しくはありません。

ならば「なぜ発症する人とそうでない人がいるのか?」その理由は個人によって許容できるストレスの量が違うからです。言いかえれば我慢できる時間とも言えます。

例えるなら水を入れるボトルです。一人一人違うボトルを持ち、それに入る水の量が違う。

そこにストレスという水を入れる場合、多い人とそうでない人では溢れる量が違う。

ある人には少なくても他の人だと多すぎて溢れてしまう事がある。そうなると適応障害を発症します。

2.適応障害の治療

適応障害は治る障害です。周囲の環境やストレスが原因なのでそれを取り除けば6か月以内に治療できると言われています。しかしそう簡単にはいかない事もある。

実際、原因が仕事であったり家庭環境だとするとそう簡単には取り除けません。

適応障害には様々なタイプがあり初期症状としてうつに近い症状が出る事があります。

早期に気づけばいいですが、放っておくと取り返しのつかない事になる可能性があるのです。

取り除けるのであれば周囲の人々に協力をしてもらい、休息など然るべき対処をしてもらいましょう。

3.適応障害の認知

適応障害は特定の環境でなければ発症せず、傍目から見れば至って普通の人です。

なので休んでいるのに外出していたり、買い物に出かけていると「怠慢だ」「元気じゃないか」と言われてしまいます。まずは適応障害とは何か知ってもらいましょう。

適応障害とは風邪のようなものです。最初は軽いものでも放置すると肺炎など(適応障害の場合は自傷行為など)重いものにつながってしまいます。

しっかりと休養して投薬をすることで初めて治療が出来るのです。自己判断で薬は止めないでください。

4.終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回は適応障害でしたが精神障害は何かと誤解が多いのが現状です。

それを減らすことが出来れば一番ですがまだまだ努力が足りないのか、と思った今日この頃。

正しい認知が広まる事を願っております。

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