発達障害と環境による症状

この度は読んでいただきありがとうございます。

今回は環境に関する事です。

1.環境から発生する症状とは?

 間違った発達障害の認識の一つに「発達障害って一時的なもの、環境によるもの

 じゃないの?」なんて事を聞くことがあります。

 確かに環境要因で発症するものとしてうつ病や適応障害があります。ですが発達

 障害は先天性という生まれつきの障害なのです。

 投薬治療などで症状が軽くなることはあれど完治はしないのが発達障害です。

2.発達障害と誤解されやすい症状

 発達障害は色んな病気や障害の症状が出る障害です。もちろん発達障害固有のも

 のもあるのですが。

 よくある例としてはうつ病の「やる気が出ない、趣味に興味が出ない」という症

 状と間違われる事があります。もっともこればっかりは専門の医師でも判断が難

 しく、病院によっても診断結果が違う場合がありますのでセカンドオピニオンを

 使用することをお勧めします。

 セカンドオピニオンとは、診断を受けた結果に何かしら不満や不明な点があった

 場合、別の医療機関の診断を受ける事と考えていただければいいかと。

 発達障害の判断基準はとても広く、ADHDやASDが混ざっているので両方の特

 徴がある人もいらっしゃいます。

 誤解とは書きましたが、発達障害は発達障害の症状と同時にうつ病やてんかん、

 睡眠障害などの別の症状が同時に出る事もあるのでそのような理由もあり、診断

 が難しいのです。

3.環境を変えると改善するのか?

 症状の緩和などにはその場の環境から離れたり、事情を話し助けてもらう方法が

 あります。

 症状が出る環境からしばらく離れていれば症状は治まりますが、そのような状態

 にならないのが一番です。

 個人によって症状の大きさは異なりますので「これが一番です」というのはあり

 ません。当人にとって一番いい方法を聞いてあげてください。

 音がダメなら耳栓やイヤホン、光がダメならサングラス。色んな方法があります

 のでお試しください。

4.終わりに

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 このシリーズも結構な本数となり、それなりに読んでいただいていることに感謝

 しております。

 これからも間違った認識ではなく正しい認識や知識を持った方が増えることを望

 んでおります故、よろしくお願いいたします。

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