発達障害と「生きる」という事

この度は読んでいただきありがとうございます。

初めましての方はお初にお目にかかります。前作などを読んでくださっている方はまたよろしくお願いします。

今回は「生きる」という事。少々重くなりやすい題材ではありますが、私なりに表現を変えてみようと思います。

発達障害を持つ私の一意見、考えとお取りください。

1. 発達障害と社会生活

発達障害に関わず「目に見えない病気、障害」というのは誤解や差別など、社会生活においてストレスを抱えやすく、また生きづらいものです。

そういった環境などで生活をしていると、自然と「死んだ方が今の生活よりいいのではないだろうか」という考えが浮かんでしまうものです。

もちろん、「死ぬ」という行為はしてならないものです。たとえそれが一番の策だとしても。この文章を書いている私も一時はそのような考えを持つことがありました。

その考えが変わったきっかけは「友人」という存在があった。

「友達の為に何かをしよう」「何か楽しい事を考えよう」そう思っているうちにそのような重い考えはなくなっていきました。

私の場合、友人という「きっかけ」がありました。ですがこれは私の場合です。

生活環境によってはそのような「きっかけ」がない方もいらっしゃると思います。

それこそ「死ななければやっていられない」程・・。現実とは厳しいものです。

2. 理解者、という存在

どのような病気や障害でも一人でも理解者、「あなたの事を理解し、そして支えてくれる方」がいると違ってくるものです。

社会生活をしていくうえで色んな扱いを受けることがありますが、不当な扱い(差別など)を受けてしまう事もあると思います。

その時に誰か一人でもその事を話せる、相談できる人が一人でもいれば自分自身が置かれている状況を冷静に見ることが出来るようになります。また、誰かに相談することで一人で問題を抱え込むことが少なくなり、ストレスの軽減にもなるのです。

相談することで何か解決の糸口が見えてくるかもしれません。解決法がなかったとしても話すことで今いる状況を客観的に見ることが出来るようになり、違った方法が思いつくかもしれません。

3. 家族との付き合い方

発達障害を持つ家族との付き合い方、というものですが

この章はどちらかというと発達障害を持つ方のご家族に向けて書いています。

発達障害というのは外見では判別は不可能に近い障害です。以前も書きましたが当事者である私でも分からない事があります。それ故、誤解も生まれやすい物です。

なのでまずやっていただきたい事がいくつかございますので参考にしていただければ幸いです。

・発達障害とは何かを知って下さい

私の場合、発達障害というものを理解してもらえず暴力を振るわれたり、心無い言葉をぶつけられた経験があります。それこそ強制的に働かせる、なんて事を言われました。

そのような方が増えないためにもまずは知って下さい。何か起こってから「私は何も知らなかった、知らされなかった」というのでは遅いのです。

知ってもらって「理解できない」と思ったらそれで構いません。理解できないのなら何もせず、静かに見守っていてください。発達障害を持つ方は生活するだけで精一杯なのです。

知ってもらって「こういう障害なんだな」と思ったらまずは当事者に話を聞いてください。百聞は一見に如かず、当事者に聞くことでその方の本当にしてほしい事が分かると思います。一人でも理解者がいると当事者は精神的にも安心できます。

・必要な処置をやってもらいたい

発達障害を持つ方は精神障害者手帳というのが交付されます。

これは等級に関わらず交付されるもので、所有しているだけで色んなサービスや医療などで割引や然るべき対処などをしてもらえるようになります。

就職活動する際にも「障害者就労」という枠組みで働くことが出来ます。

また、精神障害者を対象にした保険があり使用する事で月々の費用を大幅に抑えることが可能です。発達障害の治療薬は非常に高く保険を適用しなければ2万円を超えることもありますので使用することをお勧めします。

4. あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます。

発達障害を持つ私なりの意見、要望を書いた今回ですがいかがでしょうか。

発達障害を持つ方は常に誰かのサポートなしでは生活も難しい方が多いのです。

どうかサポートのほどよろしくお願いいたします。

そして、少しでも精神障害者の方が生活や就労がしやすい社会となりますように祈っております。

では、今回は読んでいただきありがとうございました。

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