第7話 スタジアムの焼きそば

何度か、父に野球観戦に連れて行ってもらった。

後には、ファンクラブにも入り、友人や母とも行ったが、

父と一緒に行ったことが一番印象的だった。


父は、あまり興味なさそうに見てはいたものの、

目立つプレーには、テンションがあがっていた。


自分としては、割と熱心に見ていたけれど、

でも、スタジアムでのごはん、も記憶に残った


少し前の野球場である。店は、本当に屋台、という感じで

自分には、お祭りの屋台よりも、その雰囲気も立ちこめる匂いも好きだった。


父は冗談で

「焼きそば食べてると、ボール飛んできちゃうぞ」とか

「テレビに映っちゃうぞ」と言っていた。


やはりそんな雰囲気は、ドームではなく屋外の球場がいい。

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