第5話 ごちそうだったラーメン
当時、カップラーメンやインスタントラーメンが出始めのころだった。
そして、現在のような、ラーメンの専門店やチェーン店もあまり多くなかった。
「ラーメン屋」と言えば、多くは
出前もしてくれて、他の中華料理メニューも多くある店だった。
自分自身がまだ、子供だったせいもあり、
そういう中華料理点で、ラーメンを食べることは、ひとつのイベントだった。
歩いて行ける範囲にある中華屋で、父と一緒にラーメンを食べる際、
あまり会話も無かったけれど、特別な時間だった。
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