中世ファンタジーの世界に謎のメカバトル要素を取り入れた意欲作。1章はやや暗い雰囲気で、登場人物も限定されている為若干人を選びますが、2章に入ると一気に世界観が開け、登場人物も増えて読み応えが増してきます。その後は練り込まれたストーリー、作り込まれたキャラ設定や世界観、卓越して読者を引き込む文章力と圧巻のバトル描写が、自然と読み進めるモチベーションを底上げし、気付けば最新話まで一気読みしている事でしょう。あ、因みに私の一押しのヒロインはイセリアです(え? 安直?)
戦闘シーン、世界観、キャラクタービジュアル、ストーリー。どれももこれも、凄まじい。凄まじく緻密に描写されている。でも、なにより一番凄いのは……オルフェウスが可愛いことなのだ!
「なんという出来だ……この作品、プロが書いたんじゃないか……?」そう思わせるくらい戦闘描写が恐ろしく特濃にできてます。それだけじゃなく、展開、キャラ、世界観、どこをとっても完成されています。オルフェウスやイセリアは可愛いし、帝都の描写のイメージはしやすいしで、私には逆立ちしても書けない作品です。見事です!