セラスは一応エルゼリウスの事を本気で愛してはいたんですね
そこはちょっと意外だったかもです(笑)
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
そうなんです、彼女は自分がどうなってもエルゼリウスを守りたいと思うほど本気で愛していたんですね!
本編では割愛しましたが、セラスは田舎に置いていかれてから「いつかきっと白馬の王子様が自分を迎えに来てくれる」と妄想めいた夢を抱くようになっていたんですね。エルゼリウスはすくなくとも見た目と身分はまさしく理想の王子様そのものだったので、セラスは一発でゾッコンになってしまったのです…。
エルゼリウスはたぶん一生元には戻らないかと思いますが、セラスとしては愛しの王子様と一緒に過ごせるということでハッピーエンド(?)なのではないかなあ…と書き手としては思います。この作品で人間と戎装騎士のカップルが成就した稀有な例でもあります。
上様格好いい。人間に出来ない事はアレク達に任せ、人間で出来る事は自分達で何とかする。物語が締まりますね。
まさかの追加騎士、真っ直ぐ過ぎる後輩。先輩としての心労が増えそうですね。主人公は、これから、ヴィサリオンさんの気持ちを想い知りそうですね。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!箸休め的な番外編(…という割には結構長くなってしまいましたが 汗)、お楽しみ頂けたなら何よりの光栄です!
今回のエピソードはどちらかといえばギャグ的なテイストでお送りしましたが、これにはいちおう理由があって。表層部をギャグでコーティングせず、真面目にやってしまうと大変重苦しい話になってしまうからなんですね…。エルゼリウスは一見するとマヌケなお坊ちゃんですが、自分たちの人種的な優越性と支配の正当性を信じて疑っていない相当な危険思想の持ち主ですし、そういう意味では全ての人間を公平に見ているルシウスとはまさしく対極にある男なのです。もしエルゼリウスがここで勝って皇帝になっていたら、第二次ゼーロータイの反乱が起こっていたのは確実だろうなあと思います。
レオンは昔のアレクシオスを彷彿とさせるまっすぐな(そして騙されやすい…)少年を意識してキャラを作ってみました。仲間たちのリーダーとして振る舞うことも多かったアレクシオスですが、これからは先輩として後輩を導いていく場面も増えていくと思います。彼の成長と変化にぜひご期待くださいませ!